グレンラガン評価|グレンラガンのヨーコ(サブヒロイン)は死神かよ

グレンラガンのストーリー展開には、
(特に、メカの進化には)無理があるけれど、

  • 見て良かった!
  • 面白かった!
  • 泣けた!

カミナ「無理を通して道理を蹴飛ばす!」

ブラック企業の標語になりがちだけど、
リーダーたる人物がそれを有言実行して、
道を切り開いていく姿には、
やはり心動かせるものがあります

グレンラガンは何でも気合で押し通す潔さ

グレンラガンはドリル(らせん)がテーマ。

主人公のシモンと兄貴のカミナが搭乗するロボットには、
ドリルが装備されています。

グレンラガンの世界では最初、
人間たちは地下深くに閉じ込められていました。

穴掘りシモンとからかわれながらも、
地下に埋まった様々な物品を調達すべく、
ハンディーサイズのドリルでシモンはひたすら穴掘り

この穴掘りを続けているうちに、
コアドリルという不思議なエネルギーを持つ
アイテムをゲット。

さらにグレンラガンのプロトタイプ
となるメカの発掘にも成功

突然やってきた敵を運よく倒し、
地上へと旅立っていきます。

 グレンラガンではドリルこそ人間の証明

グレンラガンを見始めたら、

  • ドリルなんて、ちゃちな武器持ってんなw
  • ドリルで無理やり機械同士が連結するなんてww

とまぁ、どっちかていうと、
ストーリー設定の仕方に無理があるんじゃねぇの?
そんな気がするはず。

けれども話が進むにつれて、
ドリル(らせん)が持つ意味は、かなり設定が練られている
ことがわかります。

地球上の生物は
二重らせん構造のDNA
を持っていることから派生し、
らせん力なるパワーを想定。

この力が、
物理的にも精神的なパワー
になるのと同時に、
人間の進化そのものを支えています。

しかし、無尽蔵に進化するらせん力
恐怖を感じた人たち(反らせん族)が、
らせんの力を使う人間をらせん族とみなし、

らせん族のの進化を止めるべく
らせん力を封じ込めてします。

らせん族は当然、らせんの力を使い、
反らせん族へ刃向うものの、
反らせん族の使うらせん力(?)によって、
あえなく玉砕。

人間は地下深くに閉じ込められる
という結果になるわけです。

グレンラガンはベタなテーマだけれど…

シモンの兄貴「カミナ」は、
多くの人の心を揺さぶるような、
典型的なリーダー

理屈抜きでハートで語るカリスマ的存在

カミナ自身はストーリー序盤で、
さっさと命を落としてしまい、
ストーリー中でカミナ色がほぼなくなってしまったのは、
ちょっと残念ではあるものの、、、

その後のストーリー展開が、おぉ~と唸るものがありました。

グレンラガンは最終的には、
愛するものを守る!
みたいなのがテーマになります。

しかし、反らせん族がそれを否定するわけです。

愛なんて価値がない!
と。

愛があるからこそ、生物が子供を産んで、どんどん進化する。

しいては、
らせん力の使い方を誤り、
世界を亡ぼす!

反らせん族は、
そんな理屈を展開
しているわけです。

愛をテーマにするのって、
めちゃくちゃベタではあるけれど、
それを進化とか世界滅亡
につなげる工夫が面白いなと。

ちなみに反らせん族が最も恐れたのは、
銀河が描くらせんをも超越する力を、生物が獲得してしまうこと。

グレンラガンのラストでは、銀河を投げ合うような、
そんなクレージーな戦いに発展していますww

様々なアニメ・漫画に登場するロボットの大きさを比べてみても、
グレンラガンの大きさは笑えてくるほど、群を抜いていることがわかります。

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グレンラガンの反らせん族は否定されることを待っていた?

反らせん族とはいっても、もともとは同じらせん族。

しかし、自分たちが持つらせん力に恐怖を覚え、
自らの進化をストップさせます

そして思念だけのような存在になり、
かつては同朋だったらせん族を蹴散らし、
一応は宇宙の安定を実現させます。

しかしシモン率いる大グレン団の活躍で、
反らせん族の計画はとうとう潰されます。

過去に何度もらせん族の反乱を鎮めてきたけれど、
シモンたちには負けてしまった。

そこで最後はシモンたちに
「宇宙の平和を守れよ。」と言い残し、
この世から消滅していきます。

戦いの最中、反らせん族は
「お前に宇宙の平和を守れるか!?」
みたいな問いかけをしています。

おそらく彼らも、
本当ならこんなことはしたくないと、
思っていたんじゃないでしょうか?

宇宙の秩序を守っているつもりだけれど、
心のどこかでは自分たちのことを否定できる人のことを待っていた

否定できるだけの力を持つ人
の出現を待っていた。

そういう解釈もできませんか?

反らせん族として反旗を翻した自分たちですら、
倒すことができなかったら、宇宙の平和なんて守れない。

そのために自ら捨て石になった。

こうやって考えると、
反らせん族はとても優しい人たち
だったように感じます。

自分たちが盛大に負けるところを
あえて宇宙中から見えるようにしたのも

こいつらの言うことに従っていれば、
宇宙はずっと平和いられるんだ。

そういうメッセージを
全宇宙へと投げかける
ためのものだったのかもしれません。

グレンラガンのヨーコとかいう死神

グレンラガンではヒロインは2人。

1人目はヨーコ。

らせん王のテッペリンを攻略し、
地上を取り戻すまでの
ヒロインでした。

それ以降がニア。

ニアを取り返すべく、
結果として宇宙の平和を
担うことになったわけですが、
問題はヨーコw

ヨーコとキスした人物が、
ストーリー中で2人いたけれど、
両方とも命を落としてますよね?

ヨーコのキス=死亡フラグ

こんなことになっちゃってません??

 グレンラガンのお気に入りの名言

さてさて、 グレンラガンは放送終了後も非常に人気のあるアニメで、
パチンコにもなってしまいましたが(苦笑)、
グレンラガンが愛されてやまないのは、やはり名言が多いからでしょう。

個人的に  グレンラガンのお気に入りの名言を集めてみました。

無茶で無謀と笑われようと、意地が支えのケンカ道 壁があったら殴って壊す、道が無ければこの手で造る 心のマグマが炎と燃える!

無茶で無謀と笑われようと、意地が支えのケンカ道 壁があったら殴って壊す、道が無ければこの手で造る 心のマグマが炎と燃える!

壊せって持ってきたんだよ政府の役人がウチの工場に。
だから・・・メンテしといた。

怖いのなら、逃げればいいのです。
死んではいけません。

俺が俺だ!

あばよ…ダチ公…

無理を通して道理を蹴っ飛ばす

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