追記
「離婚した母子家庭のうち7割が父親からの養育費を受け取っていなかった」養育費の不払い分を市が保証する制度にさまざまな声
目次
養育費を受け取る場合
養育費をもらう分には非課税扱いなので、
贈与税や所得税を支払う必要はありません。
たとえば年間で120万円(月額10万円)の
養育費をもらっていた場合、
120万円から1円も税金を払うことなく、
お財布に入れて使うことができます。
引用サイト:養育費をもらったら税金がかかる? | 離婚の相談はデイライト法律事務所
養育費は、扶養義務に基づき履行されるものですから、所得税はかかりません。
たとえば養育費だけをもらっていて、
他に収入がないという場合には、無収入扱いとなります。
無収入の場合、単純に所得税も0円になりますが、
条件を満たせば、住民税の支払いも免除してもらえます。
※所得税と住民税の税額の計算方法は異なっていて、
住民税は、収入(所得)関係なく一律で負担しなければいけない、
最低限の税額が定められている自治体がほぼ100%です。
他にも、国民健康保険の金額が減額されたり、
国民年金の納付を免除してもらえたりするので、
無収入・無所得であっても、確定申告はしっかりしましょう。
関連ページ:無収入の住民税はいくら?前年度収入なし・無所得の住民税は?
母子家庭の確定申告について
夫と離婚した、もしくは死別して
母子家庭となった場合。
寡婦控除をしてもらえたり、
自治体によってさまざまな支援制度が用意されています。
別の記事でも詳しく解説していますが、
お住まいの自治体に対して1度、相談をしておくと良いですよ。
関連ページ:母子家庭も確定申告はパートも必要?控除の書き方は?
慰謝料は税金がかかるかも
離婚相手から慰謝料ももらっている場合、
基本的には慰謝料にも課税されることもありません。
慰謝料とは夫婦で築いた財産を
離婚後の生活保障のための財産分与をしただけと、
みなされているからです。
ただ、慰謝料の金額が大き過ぎると判断された場合、
多過ぎるとみなされた部分に関しては、贈与税として課税されることがあります。
参考:国税庁
離婚して財産をもらったとき
養育費を支払う場合
養育費を支払うことになった場合、
養育費自体を損金のような扱いにはできません。
自営業でも経費にできないので、
注意をしてください。
ただし、養育費を払っている以上、
別々に住んでいたとしても、子供を養っているのと同じです。
「成人に達するまで」といった条件付きであれば、
扶養控除の対象に含めることはできるので、
子供の人数・年齢に応じた控除を受けることはできます。
参考:国税庁
生計を一にするかどうかの判定(養育費の負担)
扶養控除を受ける場合に注意をしなければいけないのは、
相手側が扶養控除を受けていないかどうか?です。
2重で控除を受けることはできないので、
離婚相手と話し合っておく必要があります。
扶養控除について
母子家庭(父子家庭)で扶養控除を受ける場合に、
もう一つ気を付けなければいけないのは、
子供自身が稼ぎ始めた場合です。
パートやアルバイトで働き始めた場合は、
収入が38万円を超えていないこと。
給与をもらうようになった場合には、
収入が103万円を超えないことが条件となります。
関連ページ:扶養中の子供の年金支払は年末調整・確定申告で控除できる?
給与に関しては、基礎控除の38万円に加えて、
給与所得控除の65万円がプラスされるので、
103万円までは扶養控除の対処となります。
子供の様子が分かりにくくなるので、
自分が養育費を払う立場で扶養控除を受ける場合には、
収入状況を知らせてもらうようにするのが良いですね。
ちなみに、もっともっと稼ぐようになってしまったら、
今度は健康保険なども別々にしなければいけなくなるので、
養育費をもらう側の負担が増えることになります。
参考:国税庁
扶養控除
確定申告はいつからいつまで?郵送でもできる?
確定申告の期間は毎年決まっています。
2月16日から3月15日までの1か月間で、
2月16日が土日の場合には週明けの月曜日から、
3月15日が土日の場合には週明けの月曜日までが
確定申告期間となります。
関連ページ:確定申告 いつまで?@住宅ローンとかはいつまでの分をさかのぼれるわけ?
税務署に行けば確定申告の書類があるので、
基本的には自分で書類を用意して提出しなければいけないものの、
提出に関しては郵送も認められています。
関連ページ:確定申告を郵送!封筒の大きさ・切手代は?源泉徴収票折るのはだめ?
確定申告時期の税務署は非常に混雑して待たされますし、
家から税務署まで非常に遠い場合には、郵送すると便利ですねl
日本シングルマザー支援協会を利用する
女性が子どもを育てながらも働きやすい社会を目指して
実際に離婚経験のある女性を中心に設立されたのが、
日本シングルマザー支援協会。
母子家庭が抱える様々な悩み、たとえば、
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- 今付き合っている人に不安がある
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といった相談に対して、
フィナンシャルプランナーなど、
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まずは身近な悩みから相談してみてはいかがでしょか?