普通に仕事をしている分には、
健康保険
厚生年金
雇用保険
などなど、給料天引きされるので、
意識することはほとんどありません。
けれども育児休暇中の場合、
育休取得者がやらなければいけない
手続きというのが発生します。
健康保険・厚生年金・雇用保険それぞれ、
育休中にやっておくべきことをまとめています。
目次
健康保険・厚生年金・雇用保険全て免除!
育休中は基本的に、
健康保険・厚生年金・雇用保険全て、
負担がゼロになります。
お金を払う必要もないし、
手続きも不要です。
育休中に入る社員が出た場合、
会社(事業主)の方で手続きをしてくれるからです。
健康保険や雇用保険に関しては、
事業主もお金を負担しているわけですから、
手続き漏れすることもまず考えられません。
免除してもらえる期間は子供が3歳になるまで。
厚生年金は免除された期間の分だけ、
将来受け取れる年金額が減額されることもありません。
参考サイト:日本年金機構
育児休業保険料免除制度
育児休業終了と仕事復帰後の手続き
育休休業を終えて職場復帰する際も、
基本的に健康保険・厚生年金・雇用保険は
事業主が手続きをすることになります。
念のため、どんな手続きが必要になるのかというと、
健康保険
協会けんぽに
- 育児休業等取得者終了届
- 育児休業等終了時報酬月額変更届
を提出
厚生年金
年金基金に
- 育児休業等取得者終了届
- 養育期間標準報酬月額特例終了届
- 育児休業等終了時報酬月額変更届
を提出
雇用保険
ハローワークに
- 育児休業給付金支給申請書の提出(最終分)
を提出
育休・産休中の手当
育休期間中にもらえる手当金には主に、
- 出産手当金
- 出産育児一時金
- 育児休業給付金
の3つがあります。
免除に関しては会社が手続きをしてくれるものの、
手当に関しては自分で申請をしなければいけません。
会社から必要書類が送られてこない場合には、
自分から催促しなければいけません。
出産手当金
出産の日からさかのぼって42日前、出産後の56日の間の範囲で、
実際に会社を休んだ日数に応じて手当金を支給してもらえます。
1日当たりの手当の額=月給の日割り(30分の1)×2/3
1日当たりの手当の額を
実際に休んだ日数を掛け算して、
手当金を計算します。
参考サイト:全国健康保険協会
出産で会社を休んだとき
かた確定申告の際、出産にかかった費用は、
医療費控除の対象となります。
出産にかかった費用をまとめて合計金額を出して、
確定申告で申請をすれば、税金を還付してもらえます。
確定申告は自分でゼロから書類を作らなければいけないので、
かなり手強い作業ではあるものの、1万円前後が還付されますから、
やっておいて絶対に損はありません。
関連ページ:確定申告期間中に医療費控除|領収書も医療費控除の必要書類
確定申告で出産費用を医療費控除として申請した場合、
いくらくらいが還付されるのかというと、こちらの記事で詳しく説明してます。
注意点としては、出産費用の合計金額を算出する際、
出産手当金や出産祝いなどをもらっていた場合には、
その金額を引いて計算しなければいけません。
出産育児一時金
産科医療保障制度に加入している病院で出産すれば42万円、
それ以外の場合には、39万円支給してもらえます。
参考サイト:全国健康保険協会
子どもが生まれたときは出産育児一時金が受けられます。
育児休業給付金
育休開始からさかのぼって2年間の間に、
雇用保険料を12か月以上支払っている場合、
支給してもらえます。
育休開始~6ヶ月間 月給の67%
7か月目~12か月目 月給の50%
最大で子どもが1歳になるまで、
支給してもらえます。
ちなみに支給が開始されるのは、
出産手当金の支払い期間が終了してから。
実質的に出産した日から57日目から、
支給額を計算&支払い開始となります。
参考サイト:ハローワーク
【PDF】育児休業給付の内容及び支給申請手続について
育休中の暇つぶし
育休中は子育てに追われるのはもちろんのこと、
意外と書類手続きが多くなります。
ただ、授乳のリズムが決まってきたりすると、
時間に余裕で来て暇を持て余してしまう
ママさんもたくさんいるんです。
育休中の暇つぶしに何をするか?
けっこう悩んでいるママさんもたくさんいるわけです。笑
Q&Aサイトなんかをいろいろ見てみた中で、
仕事復帰した後のことも考えて、何をするのが良さそうか?
育休中の暇つぶし方法についていくつか紹介します。
資格の勉強
仕事に役立つ資格のほかにも、
- TOEIC
- 行政書士
- 宅建
- 簿記
など、キャリアアップにつながる
資格は根強い人気があります。
それ以外だと、
カラーコーディネーター
インテリアコーディネーター
アロマテラピー
ボールペン字
といった趣味を兼ねた資格取得も
育休中に人気の資格です。
ダイエット
出産で崩れた体型を元に戻すために、
ダイエットに励む人も意外と多いんです。
運動する時間はそんなになかったとしても、
部屋の中でできる簡単なエクササイズなら、
育児の合間にも十分続けることができますね。
たとえば、
- リンパマッサージ
- 骨盤エクササイズ
といったダイエットエクササイズが
産後ダイエットで人気があります。
参考サイト:大澤美樹監修 ボディスタイリングダイエット「ボディ☆スタ」
エステ顔負けの全身「美」痩せ術
妊娠線を作らないためのスキンケア
産後のママは抜け毛が増えたり、急に便秘値勝ちになったり、
育児疲れで肌がボロボロになったりと、
自分の体のことで多くの悩みを抱えるんですが、
最もありがちなのが妊娠線(ストレッチマーク)です。
関連ページ:妊娠線かゆい|産後のかゆい妊娠線を消すクリームは?ノコアは効く?
妊娠線は出産前からキチンとスキンケアをしておかないと、
肌定着してしまい、そのまま治らなくなる可能性もあります。
妊娠線ができてしまう最大の原因は肌の保湿力低下です。
肌に充分な水分をキープしておくことが妊娠線予防改善のカギとなっています。