風呂上がりくしゃみ鼻水止まらない|花粉症以外の原因は?

あなたも風呂上がりに2回3回じゃなくて、
ものすごい連続でくしゃみが出ていませんか?

くしゃみだけじゃなくて、

  • 咳や鼻水が出る
  • 顔がかゆくなる
  • 鼻がムズムズする

といった症状もないでしょうか?

風呂上りだけじゃなくても、
シャワーを浴びるとすぐに、
くしゃみが出て鼻水ダラダラになる人もいますが、
これって何が原因でどんな対策ができるんでしょうか??

風呂上がりくしゃみの原因は寒暖差アレルギー

くしゃみや鼻水はそもそも、どんな働きがあるのかというと、
身体に有害な物質(アレルゲンなど)が、
体内に侵入するのを防ぐことです。

鼻や口は、単なる空気の通り道という役割だけではなくて、
体内に異物が侵入するのを防ぐ門番のような存在なんです。

ゴミや細菌・ウイルスが体内に侵入しようとすると、
鼻の粘膜が刺激され、異物を外に追い出そうとします。

いわゆる免疫反応と呼ばれるものですが、
異物の侵入を阻止する以外にも、
体に害があると思われるものすべてに対して、
免疫反応が発動します。

過剰に温められた(冷やされた)空気や、
過剰に湿度の高い(低い)空気を吸い込んだときも、
免疫反応が出ることがあります。

風呂上りにくしゃみが止まらない原因も、
風呂場と脱衣所(洗面所)の湿度・温度が
大きく異なっていることが原因。

免疫が過剰反応する
「寒暖差アレルギー」
が起きていると考えられます。

関連ページ:エアコン暖房の電気代を節約するコツ@つけたり消したりはなぜNG?

アレルギー(アレルゲン)が原因ではない

寒暖差アレルギーの特徴としては、
まず特定のアレルゲンに対する
アレルギー反応ではないこと。

そのため、風邪っぽいものの熱はないとか、
鼻水は無色透明で黄色く濁らない、
目の充血も見られない、といった特徴があります。

他にも、イライラして疲れやすくなる、
といった傾向が現れやすいです。

寒暖差アレルギーは血管運動性鼻炎とも呼ばれる

風呂上がりなど、湿度や室温が大きく変化するとなぜ、
寒暖差アレルギーでくしゃみが止まらなくなるのかというと、
血管の収縮・拡張が関わっているからです。

血管というのは寒いときには体温が奪われないように縮み、
暑いときには熱が体内にこもらないように広がる性質があります。

寒暖差が激しくなってしまうと、
血管の収縮・拡張が環境に追いつけなくなり、
血管運動性鼻炎が起こります。

血管運動性鼻炎と寒暖差アレルギーは、
ほぼ同じ症状だと考えて構いません。

血管運動性鼻炎の場合、実際に血液検査をしても、
アレルギーを起こすIgE抗体というタンパク質の値に異常は見られず、
正常値の範囲内に収まっています。

たとえば花粉症によるくしゃみや鼻水の場合は、
IgEが高い数値を示します。

「血管運動性鼻炎」は「アレルギー性鼻炎」と同じような「三徴」(くしゃみ・鼻水・鼻づまり)を生じますがアレルギー検査をしても特定のアレルギー抗体(アレルギーの原因物質に対する抗体)が見つからず血液・鼻汁にもアレルギー反応が出ません。「血管運動性鼻炎」は周囲の環境に鼻粘膜の局所自律神経(無意識に作用する神経)が過敏に反応して症状が生ずると考えられています。
参考サイト:「血管運動性鼻炎」と「アレルギー性鼻炎」/医療情報/練馬・上石神井 菅家耳鼻咽喉科/めまい外来、鼻アレルギー外来、いびき外来、補聴器外来、他

花粉症がくしゃみの原因かも?

風呂上がりのくしゃみの原因は主に、
寒暖差アレルギーだと思って間違いありませんが、
花粉症などアレルギー性のくしゃみが
起きている可能性もゼロではありません。

花粉が飛んでいる時期は、かなり気を配らないと、
あらゆる場所から花粉が室内に侵入し、
脱衣所にだってもちろん、花粉が入り込むからです。

お風呂に入っている最中であれば、
湿気によって花粉がドンドン落ちていき、
アレルギー反応が弱まります。

一時的に花粉のないクリーンな環境になりますが、
風呂上りで脱衣所に足を踏み入れると、
花粉が舞い散っていて、花粉症の症状が発症してしまう、
ということも考えられます。

外出中に来ていたコートや洋服に花粉が付いたまま、
家の中に入ってしまえば、家の中にまで
花粉を待ちき散らしてしまいます。

花粉が付いた洋服を着たまま、もしくは、
洋服を洗濯するために脱衣所に持っていけば、
脱衣所にも花粉がたまり始めます。

もしくは、風呂場や脱衣所に設置している
換気扇にも要注意です。

換気は必要不可欠ですが、中の空気を出すだけじゃなく、
花粉の混ざった外の空気も吸気してしまいます。

もしくは窓枠のわずかな隙間からだって、
花粉は侵入してしまいます。

風呂上りのくしゃみの原因として、
花粉症の疑いもある場合は、
花粉が室内に入るのを防ぐ対策も、
きっちりやっておく必要がありますね。

花粉以外のアレルゲン(アレルギー)

風呂上りくしゃみが寒暖差アレルギーでもないし、
別に花粉症というわけでもない場合、
何らかのアレルゲン(アレルギー)が原因として考えられます。

アレルゲン(和名で抗原)とは、鼻の粘膜に付着すると、
ヒスタミンと呼ばれる物質を体内で分泌させる物質の総称です。

ヒスタミンが脳のくしゃみ中枢を刺激して、
くしゃみにつながると言われています。

花粉以外だと、ダニ・カビ、ハウスダストも
アレルゲンとなります。

カビは私たちが生活する環境のあちこちに生息していて、
お風呂場や脱衣所にももちろん、カビがありますから、
カビにアレルギー反応を起こしている可能性もあります。

ただカビの場合には、ある程度の時間を経過してからじゃないと
症状が出てこないので、風呂上りにすぐにくしゃみが出てこないようです。

カビに気を付けなければいけないケースをいくつか挙げると、
まず加湿器の利用頻度が高くなる冬場です。

加湿器自体にカビが発生していたり、
加湿器で湿度を上げ過ぎてしまった結果、
カビを繁殖させてしまっているケースがあります。

関連ページ:加湿器のカビ防止|加湿器 臭い取り方や原因対策にクエン酸は使える?

逆に、夏場の暑くて湿度が高い時期というのは、
自然とカビが発生しやすくなります。

フローリングに布団をそのまま敷いているような場合には、
フローリングにも布団にもカビが発生してしまいがち。

関連ページ:フローリングの布団の湿気対策@布団にカビが生えたら?捨てる?

畳はフローリングに比べて通気性が高いので、カビは生えにくいものの、
それでも布団を敷きっぱなしにしていたりすれば、
カビが生えやすくなってしまうので、注意が必要です。

関連ページ:畳のカビ対策やシミの落とし方@エタノールやカビキラーは使える?

一般的な家庭では、お風呂場の脱衣所に洗面台が設置されているほか、
洗濯機を置くスペース(洗濯パン)もあって、洗濯機も設置していると思います。

この洗濯機も実はカビが繁殖しやすい場所の一つで、
洗濯機の中の洗濯槽の裏側でカビが発生している可能性もあります。

洗濯しても汚れが落ちにくいとか、臭いが取れにくいといった場合、
洗濯機の洗濯槽も掃除をしたほうが良いかもしれません。

関連ページ:洗濯槽カビ取り方法|ハイターで取り切れない?カビはなくならない?

ハウスダストもアレルゲンの一種

ハウスダストは、数えきれないほどの種類があります。

  • チリ、ホコリ
  • ヒトの皮屑(フケ)
  • 食べかす
  • 人の毛髪
  • 自動車の排気ガス
  • 衣類などの繊維クズ
  • ペットの毛、
  • ダニの死がいやフン・
  • タバコの煙

などなどが挙げられます。

ただハウスダスト自体がアレルゲンになるというわけじゃなく、
ハウスダストをエサや住処として、
アレルゲンとなるカビや菌が増殖します。

中でもハウスダストで特に多いのが、

  • ヤケヒョウヒダニ
  • コナヒョウヒダニ

という2種類のカビが、
ハウスダストによるアレルギー症状(風呂上りのくしゃみなど)
の主な原因と言われています。

暖房器具の温風にカビやダニがあるかも!

意外と盲点なのが、
脱衣所と風呂場の寒暖差をなくすために設置している
ファンヒーターなどの暖房器具です。

暖房器具を長く使い続けていると、
内部に埃や、カビ、ダニなどがたまっていきます。

暖房器具を夏の間、押し入れや倉庫にしまっておいて、
寒くなってきたときに引っ張り出してきたときには、
ほこりを大量に抱えているので要注意です。

風呂上がりくしゃみ対策

一時的なくしゃみや鼻のムズムズであれば、
ハッカ油などを使って症状を和らげることもできますが、
風呂上がりにいつもくしゃみを起きるような場合、

  • 寒暖差をなくす
  • 鼻から息を吸わないようにする
  • ティッシュを詰める
  • マスクをする
  • 自律神経の働きを整える

という5つの対策方法があります。

寒暖差をなくす

急激な気温・湿度の差が
寒暖差アレルギーを招いていますから、
できるだけ、脱衣所と風呂場の気温・湿度を
近づけるようにするのが良いですね。

脱衣所の室温が下がりすぎないように、
暖房器具を設置したほうが良いものの、
先ほど説明した通り、暖房器具の内部にたまった、
チリ、ホコリなどをしっかり取り除いておきましょう。

関連ページ:窓のすきま風対策グッズ|冬の寒さ対策には部屋着もポイント

鼻から息を吸わないようにする

冷たく乾燥した空気を鼻から一気に吸い込むことで、
寒暖差アレルギーがおこり、
風呂上りのくしゃみが止まらなくなります。

そこで、鼻から息を吸輪内容に気を付けるだけでも、
風呂上りのくしゃみの予防になります。

鼻にティッシュを詰める

気を付けていても、鼻から息を吸ってしまう場合、
鼻にティッシュを詰めてしまうのもアリです。

とにかく、鼻を通して空気の出入りをなくし、
鼻の粘膜が刺激されることがなくなれば、
風呂上りのくしゃみを抑えることができます。

マスクをする

マスクをするのも、
手軽にできる寒暖差アレルギーの一つ。

ティッシュを詰めるよりも、見た目が悪くないし、
息苦しさを減らすことができるものの、
鼻を通る空気の量が増えてしまうので、
寒暖差アレルギーの予防効果は下がってしまいます。

関連ページ:マスク の裏表|マスクのプリーツ上下は?ツルツルは裏表のどっち?

自律神経の働きを整える

寒暖差アレルギーは要するに、
身体の免疫が過剰反応していることが原因です。

免疫反応が正常に機能していれば、
ちょっとやそっとの気温差・湿度差で
寒暖差アレルギーが起きることはありません。

免疫が過剰反応を起こす主な原因が、
自律神経の働きが乱れていること。

自律神経は体の様々な機能を司っており、
免疫反応の強さも自律神経によって支配されています。

自律神経の働きが狂うことによって、
身体に様々な不調をもたらしてしまうんですが、
そのうちの一つに、免疫が過剰反応(もしくは免疫力の低下)
が挙げられます。

寒暖差アレルギー以外にも、
下記のような症状に思い当たることがあれば、
自律神経の働きに問題がある可能性も疑ったほうが良いです。

  • 気候の変化に弱い。
  • 寝ても寝ても寝たりない。
  • 怖い夢をよく見る、または金縛りにあう
  • 慢性的な下痢や便秘が続いている
  • 「キーン」など耳鳴りに悩まされている
  • 手足のしびれや筋肉のこわばりがある
  • 口やのどに不快感がある
  • 胸がザワザワする感覚を覚えることがある
  • 夏でも手足か冷えるときがある。
  • 顔だけまたは手足だけ汗をかく。

くしゃみの予防対策は自律神経を整えること

風呂上りのくしゃみを予防するには、
自律神経の働きを整えるようにしましょう。

具体的に、どんな対策をすれば良いのかというと、

  • ストレスをため込まない
  • 体力をつける
  • 生活リズムを整える
  • アロマでリラックスする
  • 腸内環境を整える

といったものがあります。

ストレスをため込まない

現代人の生活で最も自律神経を乱すのが、
ストレスやプレッシャーです。

適度なストレスやプレッシャーであれば、
意識レベルを上げて集中力を高めるなど、
良い効果があるものの、過剰なストレスやプレッシャーは、
身体にとって有害です。

自律神経は交感神経と副交感神経という
2つの神経によってコントロールされていますが、
交感神経と副交感神経のバランスを大きく乱し、
自律神経が正常な状態に戻りにくくなります。

ストレスはできるだけ体にも心にも、
ため込まないように気を付けましょう。

趣味を作ったり、休みの日は家に引きこもらず、
イベントに参加するなどして、
ストレスを発散させましょう。

体力をつける

ストレスは精神的なものだけではなくて、
身体的なストレスもあります。

運動不足も身体に対してはストレスとなり、
自律神経を乱す要因となります。

年齢が高くなれば筋力も徐々に衰えていき、
介護を受けるようになってから体の自由が効かず、
随分と不自由な思いをすることになります。

できるだけ運動する時間を作って
体力低下を防ぎましょう。

生活リズムを整える

体内時計を合わせることも
自律神経の大切な機能の一つ。

人間の体内時計は
朝起きて夜寝るようにできているものの、
生活リズムが乱れると体内時計も狂い始め、
その影響が自律神経にまで及んでしまいます。

不規則な生活リズムは
できるだけ整えるようにしたほうが良いです。

仕事で夜勤が定期的に入る場合は、
一定の睡眠時間を保つようにするだけでも、
生活リズムの乱れによる
自律神経の不調を抑えることにつながります。

腸内環境を整える

最近の研究では、自律神経の働きと腸内環境には、
深いかかわりがあることがわかってきました。

どちらかの調子が悪くなると、
もう一方の調子も悪くなってしまうんです。

自律神経の働きがおかしくなってしまうと、
胃腸に関する症状(下痢や便秘、吐き気や腹痛、胸焼けなど)
も起こりやすいのも、腸内環境との関わりが深いからです。

「自律神経を整えるカギは、腸内環境にある」
順天堂大教授の小林弘幸さんは強調する。
腸内細菌の数は100兆個とも1000兆個とも言われる。重さは1・5キロ・グラムにもなる。

参考サイト:[自律神経を整える](2)腸内環境よくして : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

私たちの腸の中には常在菌と呼ばれる菌が生息していて、
主に善玉菌・悪玉菌の2種類があります。

自律神経の働きが乱れている場合、
善玉菌の数が減り、悪玉菌の数が
増えすぎていることが考えられます。

そこで常在菌のバランスを整えるべく、
善玉菌の数を補充すると良いわけですが、
善玉菌の大半を占めるのが乳酸菌やビフィズス菌です。

乳酸菌やビフィズス菌といえば、ヨーグルトに多く含まれているし、
キムチや納豆などの発酵食品にも多く含まれています。

発酵食品を通じて乳酸菌やビフィズス菌を補うことはできるものの、
ただ、乳酸菌やビフィズス菌は熱や酸に弱く、
腸に届く前に胃で消化されてしまいます。

効率よく腸まで乳酸菌やビフィズス菌を届けるには、
熱や酸から守るために特殊な加工が施されている
乳酸菌革命というサプリメントを使うと良いですよ。

乳酸菌革命なら、人間の腸に生息している
乳酸菌やビフィズス菌に合わせて菌の種類が厳選されています。

乳酸菌やビフィズス菌のえさとなるオリゴ糖も含まれているので、
善玉菌の増殖スピードも速めてくれます。

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