花火大会見える距離や高さ|尺玉(三尺玉,四尺玉)の見える範囲は?

日本の長さの基準はメートル法となっていて、
時速や面積・体積はメートルを使った表記が一般的。

ただ、花火に関しては今でも尺貫法が基準となっていて、
打ち上げ花火の玉が大きくなると、
尺玉と呼ばれるようになります。

ではいったい、どのくらいの大きさから尺玉になるんでしょうか?
尺玉にはどんな大きさの種類があるんでしょうか?

尺玉が打ち上げられる花火大会と言えば?

関連ページ:花火大会が見える距離は何キロ?板橋花火大会の穴場スポットは?

日本の尺玉花火の大きさ

尺貫法によると「寸」という単位は
約3.03cmを指します。

尺玉よりもサイズが小さい花火(1寸~9寸)の場合、
玉自体のの大きさは、

1寸  3.03cm
2寸  6.06cm
3寸  9.09cm
4寸 12.12cm
5寸 15.15cm
6寸 18.18cm
7寸 21.21cm
8寸 24.24cm
9寸 27.27cm

となります。

※1尺は約30.3cmで、1尺=10寸となっていますから、1寸=約3cm。

打ち上げ花火では玉の大きさが1尺を超えてくると、
尺玉と呼ぶようになります。

尺玉の大きさになると、
1尺  30.3cm
2尺  60.6cm
3尺  90.9cm
4尺 121.2cm

といった感じになり、4尺ともなると、花火だけでも
直径が1メートルを超える大きさになります。

新潟県小千谷市片貝町で開催される片貝まつりでは、
四尺玉が打ち上げられることで全国的に有名ですが、
重量は何と約420キロにもなるそうです。

これだけ重い四尺玉を打ち上げるために、
鋼鉄でできた高さ5.2m、厚さ1.8cmの専用の打上煙火筒が使われるそうです。

参考:【公式】片貝まつり
その歴史は江戸時代中期以前にまでさかのぼり、伝統を重んじ現在までその精神は引き継がれ、老若男女問わず様々な思いを込めて花火を奉納します。

花火の尺と号数の関係

花火の玉の大きさを指す単位には
もう一つ「号数」があります

尺貫法と号数の対応はどうなっているのかというと、
単純に、

号=寸です。

つまり1尺玉=10寸玉=10号玉

といった感じとなり、10号玉の大きさは、
およそ30cm程度となります。

打ち上げ花火の大きさ・高さ

花火大会で大玉と呼ばれるのは一般的に
10号玉(尺玉)よりも大きなものです。

では、10号玉(尺玉)を打ち上げた場合、
どのくらいの大きさになるのかというと、
花火が広がった時の最大直径は、
直径約320mとなります。

10号玉(尺玉)自体を打ち上げる高さ(花火の中心の高さ)は
東京タワーとほぼ同じくらいの約330m。

つまり、10号玉(尺玉)の花火の最高到達点は、
650mにもなり、スカイツリーの高さを超えます。

2尺玉(20号玉)になると、花火の直径が約480m、
打ち上げの高さは約500mとなり、
花火の最高到達点は980mにもなります。

3尺玉(20号玉)になると、直径約550m、
打ち上げの高さは約600mとなり、
花火の最高到達点は約1200m。

4尺玉(20号玉)になると、直径約800m、
打ち上げの高さは約900mとなり、
花火の最高到達点は約1700m。

となります。

尺玉よりも小さい5号玉でも
花火が広がった時の直径約190mにもなり、
これは東京ドームと同程度の広さ。

打ち上げの高さは約100mなので、
花火の最高到達点は280mにもなり、
東京タワーに匹敵する高さになります。

花火が見える距離は10キロ先でも見えることもある

花火自体はとてつもない大きさ・高さになるわけですが、
では、どのくらいの離れても花火が見える距離なのかというと、
打ち上げ場所から10キロ以内の距離が一つの目安になるでしょう。

10キロくらい離れると、さすがに
花火の音は周囲の生活音でほとんどかき消されるものの、
マンションの屋上などに行けば、音も聞こえます。

目立った遮蔽物がなければ、
花火の全景をほぼ眺めることができます。

ただ、花火をより強い臨場感で楽しみたいのであれば、
やはり打ち上げ場所に近いほうが良いです。

打ち上げ場所に近づきすぎると、顔が上げっぱなしになって、
首が疲れてしまうので、打ち上げ場所から1~2キロくらいが、
花火大会の花火を見るにはベストに近い距離じゃないかと思います。

尺玉の価格・打ち上げ費用は?

開花直径が100mとなる3号玉の場合、
玉自体の価格は5000円弱、
5号玉でも15000円程度なので、
意外とリーズナブル(?)かもしれませんね。

けれども尺玉になると費用が倍増し、
10号玉(尺玉)ともなると
最低でも10万円になります。

さらに20号玉(2尺玉)となると
玉だけでも80万円程度と価格が高騰。

玉自体の価格だけじゃなく、花火大会では、
花火を打ち上げるための設備が必要になるし、前日までの準備、
当日の警備、後日の後片付けなど人件費もかかります。

打ち上げ数1万発の規模の花火大会で、
開催費用は総額で5000万円から1億円ほどかかるようです。

花火大会の打ち上げ数(球数)と尺玉

花火大会では、打ち上げ数が多ければ多いほど、
豪華な感じがしませんか?

けれども、尺玉がほとんど使われず、
1寸玉とか2寸玉程度の小さな花火ばかりだと、
物足りなさを感じるものです。

打ち上げ数がたとえ少なかったとしても、
号数の大きな球がたくさん使われている方が、
満足度はまるで変ってくるようです。

実際に打ち上げ数が100発程度の花火大会でも、
大玉が100発以上も上がり、
スターマインが何十基も設置されていれば、
小玉が200発、300発打ち上げられるよりも、
随分と見た目が華やかになります。

たとえば、長岡花火大会では2日間で
2万発が打ち上げられるため1日あたり1万発になるのに対して、
隅田川花火大会では、約2万発(第1会場9350発・第2会場1万650発)
が打ち上げられます。

打ち上げ数で言えば隅田川花火大会の方が2倍以上の規模ですが、
長岡花火大会では尺玉が数多く打ち上げられるので、
見た目の豪華さでは長岡花火大会の方が圧倒的です。

隅田川花火大会では花火の保安距離の関係上、
大きな尺玉を打ち上げることができないので、その代わりに、
小さな寸玉を増やしていると考えられます。

花火の保安距離と尺玉の規制

尺玉の打ち上げに関しては、
保安距離を踏まえた規制が入ります。

花火と観覧場所までに十分な距離的余裕を設けて、
火傷や火災など人的災害が起きるのを起きるのを防ぐのが、
保安距離を設定する目的です。

保安距離は全国で統一した基準があるわけではなく、
自治体ごとに定められているようです。

特に東京都内のように
住宅が密集している場所で花火を打ち上げる場合には、
保安距離は広めに設定されるようです。

そのため、隅田川花火大会では尺玉を上げることができず、
5号玉が最大となっています。

都内で尺玉が打ち上げられるのは、

  • 足立の花火
  • 戸田橋花火大会
  • いたばし花火大会

などがあります。

有名な尺玉花火大会

追記

調布花火

多摩川河川敷(京王相模原線鉄橋下流)
打ち上げ数:約8,000発(予定)
例年の人出:35万人前後
露店:あり
最大8号玉の大玉を中心としたスターマイン
由比ガ浜・材木座海岸
布田、調布、京王多摩川

鎌倉花火大会

打ち上げ数:約2,500発
例年の人出:約15万人
露店:あり
10号玉
和田塚、由比ヶ浜、鎌倉

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