タイミングベルト交換費用や切れたら?|タイミングベルトは切れる前に交換!

車に普通に乗っていたら、滅多にお目にかかることはないし、
タイミングベルトなんて耳にすることもないでしょう。

けれども、エンジンと同じくらい
タイミングベルトは重要なパーツで、
タイミングベルトなしで走れる車なんてありません。

※ガソリンを使わずエンジンのない
EV車(電気で動く車)にはタイミングベルトはありません。

タイミングベルトは車の生命線ともいえる部品なんですが、
その名の通り、ベルトなので、切れる・切れたという症状が
起きることもあります。

タイミングベルトが切れるとどうなってしまうのか?
タイミングベルトを交換しなきゃいけないとなった場合、
交換費用はどのくらいになるんでしょうか?

関連ページ:車のキュルキュル異音!アクセル・エンジン・エアコンで原因は一緒!

タイミングベルトが切れる・切れた症状

タイミングベルトが切れるとどうなるのかというと、
エンジンの動力がタイヤに全く伝わらなくなってしまいます。

いくらアクセルを踏んでも「ウゥーン!」と回転数が上がるだけで、
ちっとも加速しなくなります。

そのまま、みるみるうちに減速していき、
パワステやブレ-キも、いつもよりうんと重くなり、
車を操作するのもかなり大変な状態に。

スピードが完全になくなって止まってしまうと、
もはや、キー(セル)を回しても、エンジンが動かなくなり、
車を再始動することができなくなります。

最悪の場合、エンジン内の金属部品がガチャガチャと接触し、
干渉し始めるため、金属部品が破損。

エンジン内の部品が外に飛び出すように壊れたり、
ガソリンに火花が散って炎が上がることだってあります。

ここに挙げた症状は決して大げさな話ではなく、
タイミングベルトが切れた場合に、十分に起き得るものです。

タイミングベルト切れは、そのまま廃車となることも多いので、
ディーラーなどの定期点検でタイミングベルト交換が必要だと言われたら、
速やかに交換することをおすすめします。

タイミングベルトとは?

エンジンは吸気と排気を高速で繰り返すことで動く仕組みになっていますが、
タイミングベルトは吸気と排気のタイミングをコントロールする部品です。

タイミングベルトによって、ピストンの上下運動に合わせて、
エンジンに空気を送り込むバルブの開閉運動をコントロールしています。

もう少し詳しく言うと、
ピストンの上下運動によって生み出された、クランクシャフトの回転力を、
エンジンの上部にあるカムシャフトに伝えるのが、タイミングベルトの役割です。

カムシャフトに伝わった動力によって、
エンジン内に燃料を供給するバルブを開けたり、塞ぐ仕組みになっています。

タイミングベルトが切れるということは、

  • ピストンの上下運動
  • クランクシャフトの回転、
  • カムシャフトの開閉

の3つのタイミングがずれ始めます。

その結果、エンジンに十分な空気が供給されず、
不完全燃焼を起こしてアクセルを分でも加速しなくなったり、
エンジンが停止することだってあります。

関連ページ:アイドリング不安定|車のアイドリング不調原因はバッテリー?プラグ?

前兆なく突然切れる!

車のタイミングベルト切れで怖いのは、
何の前触れもなくいきなりタイミングベルトが切れること。

徐々に加速が鈍くなるとか、ハンドルが重くなるわけじゃなく、
ある日突然、車を運転中にいきなり切れるんです。

低速で走行している場合ならまだ、
ダメージは小さくて済むかもしれませんが、
高速道路を運転しているときに切れると、
被害は深刻になる可能性が高くなります。

ピストンはカムシャフトというのは本来であれば、
触れ合うことがないように設計されています。

タイミングベルトが切れるということは、
エンジン内の金属部品同士が、
物理的に干渉しあうこともあり得ます。

高速で運動し合う金属部品同士がぶつかり合えば、
どんなことになるかは、すぐにわかりますよね。

ピンストンやコンロッド、カムシャフトなどなど、
エンジン内の様々な部品がエンジンカバーを突き抜け、
エンジンがメチャクチャに壊れることがあり得ます。

もしエンジン内のエンジンオイルが漏れてしまったり、
ラジエーターの中の冷却水が漏れたりすると、
高温のエンジンに付着することで煙を上げることがあります。

関連ページ:ボンネットから煙が焦げ臭い|エンジンから白煙・焦げ臭い煙の原因は?

この状態で運転するのは間違いなく危険で、
徐々に車が言うことを聞かなくなり最終的には全く動かなくなることもあり得ます。

タイミングチェーン車も増えている

タイミングベルトは通常はゴムでできているんですが、
最近はタイミングチェーンと言ってゴムではなくて、
金属製のベルトが使われる車も増えています。

特に軽自動車でタイミングチェーンを採用している車が多く、
タイミングベルトよりもタイミングチェーンの方が、
耐久性が高いことが理由です。

タイミングベルトだと10万キロが交換の目安ですが、
タイミングチェーンは30万キロ持つと言われています。

セダンやミニバンと違い、軽自動車を運転する場合、
エンジン回転域が広くなりがちで、回転数も高くなりがち。

エンジン並びにタイミングベルトにかなりの負荷をかけるので、
耐久性の良いタイミングチェーンの方が相性が良いというわけです。

ただその代り、タイミングベルトは
交換が想定された作りになっているのに対して、
タイミングチェーンは交換が想定されていません。

鉄製のエンジンカバーで完全に覆われていることが多く、
仮にタイミングチェーンが切れるようなことがあれば、
エンジンを丸ごと交換するか、もしくは廃車にするなど、
大きな選択を迫られることになります。

タイミングベルトの交換時期は?

タイミングベルトは
いつ交換すれば良いのかというと、

  • 10万キロ走行
  • 新車から10年経過

のどちらか早いほうが目安になります。

日々のメンテナンスでタイミングベルトの状態を
簡単に確かめることができればよいんですが、
タイミングベルトはエンジン内の部品なので、
素人がそう簡単にチェックできるものではありません。

タイミングベルト自体はゴム部品なので、
ゴム部品の経年劣化することで交換の必要が出てきます。

タイミングベルトの中に金属製のワイヤーが入れられていて、
そう簡単には切れないようになっています。

ただ、歯車の歯が欠けてしまっている場合など、
タイミングベルトは切れていなくても、
タイミングベルトの交換が必要となるケースがあります。

小まめなメンテナンスが大切

タイミングベルトはそう簡単に切れることはなく、
10万キロ・10年は余裕で耐えられるように設計されているものの、
車の運転状況・メンテナンス次第で、
劣化のスピードを速めることがあります。

エンジンに負担をかけるような急発進・急加速を繰り返せば、
タイミングベルトの交換時期もそれだけ早くなります。

ネットの口コミでは、4万キロも走っていないのに、
タイミングベルトが切れた例もあります。

やはり大切なのは日々のメンテナンスです。

最低でも、

  • エンジンオイル漏れが起きたら放置しないこと
  • エンジンオイル交換を定期的にすること
  • オーバーヒートさせないこと

には気を付けるようにしましょう。

タイミングベルトの交換費用は?

タイミングベルトを交換するとなると、
交換費用は4万円前後(3万円~5万円程度)が相場になります。

タイミングベルト自体の部品費用はだいたい5000円ほどで、
車のエンジン回りの部品の中ではかなり安い方です。

けれども、タイミングベルトを交換するには、
オーバーホール(エンジンの解体修理)に近い作業が必要になり、
作業時間もそれだけ長くなります。

工賃は1時間当たりの作業料金で計算するのが一般的で、
タイミングベルト交換の作業時間はだいたい4~5時間。

作業料金は整備士さんや整備工場によって変わってくるので、
一概に言うことはできないんですが、高くても8000円程度。

つまり工賃が最大で4万円(8000円X5時間)程度、
タイミングベルトの費用が5000円なので、
合計で45000円程度がタイミングベルト交換の費用の目安となります。

ただ、アルファードやベルファイヤなど大型の車になると、
作業時間も長くなりがちなので、その分、工賃も高くなり、
タイミングベルト交換費用が5万円を超えることもあります。

タイミングベルト修理するか?廃車にして乗り換えるか?

タイミングベルトを交換・修理にはどのくらいの費用が掛かるのかは、
自動車修理工場やディーラーに車を持ち込んで、
実際に見積もり依頼をしてみるまでは分かりません。

自分が考えていたよりも安く
タイミングベルトの修理ができるのであれば良いですが、
仮に修理費用が想像以上に高くなってしまった場合。

車というのは、1か所の故障だけを修理すれば済めば良いモノの、
故障範囲が複数個所に及んでいることもあります。

タイミングベルトが切れたことによって、
エンジン回りのその他の部品に負荷がかかってしまい、
損耗・亀裂・破損といった状態が起きていて、
部品交換しなければいけないケースは十分に考えられます。

あくまでも、修理代の見積もり結果次第ではありますが、
すでに10年以上は乗っていて、修理個所が複数ある場合には、
同じ車に乗り続けるよりも乗り換え(廃車)も検討しても良いんじゃないでしょうか?

車だって人間と同じように、長く乗り続ければ続けるほど、
修理しなければいけない箇所が増え、
メンテナンスにお金がかかるようになりまからね。

結果的に新車に乗り換えしたほうが、
車の維持費を安く済ませられるということも、
十分に考えられます。

・廃車にする・乗り換える場合の注意点

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