目薬・コンタクト洗浄液・医薬品の機内持込み|国際線・国内線では?

飛行機に搭乗する際、
機内持ち込み荷物のサイズが制限されたり、
基本的に液体や液体に近い状態のモノは
持ち込み禁止となっています。

では、目薬や点鼻薬、日焼け止めといったものも、
機内持ち込みが制限されてしまうんでしょうか?

機内持ち込みできる手荷物のルールに関しては、
国内線・国際線で大きく異なります。

まずルールが比較的に緩い国内線であれば、
手荷物検査(保安検査)を受ける前に買ったペットボトルのジュースや、
お土産の液体類(缶詰など)も持ち込みが認めてもらえることが多いです。

水筒やペットボトルの中身はその場で確認をされるものの、
破棄するように言われたことはなかったように思います。

それに対して国際線の場合、手荷物検査(保安検査)を受ける前に買った
液体類は基本的に持ち込みNGとみなされます。

目薬などの液体類をどうしても機内持ち込みしたい場合には、
1つあたり100mlの容器にして透明の袋(ジップロックなど)に入れることとされています。

目薬の場合、ほとんどが100ml以内ですから、
手荷物検査(保安検査)の際にキチンと係員に見せることで、
まず問題なく機内持ち込みはできるでしょう。

関連ページ:機内持ち込みギリギリの手荷物|キャリー・スーツケース・リュック

国内線の目薬・医薬品持込み制限は?

国際線に比べると国内線の機内持ち込み手荷物のルールは、
非常に緩やかになっています。

国際線に設けられているような
液体類の厳しい持ち込み制限がありません。

保安検査場でチェックされるものの、
その場で簡単なチェックを済ませることで、
スムーズに通過することができます。

100ml以下の容器を入れ替えておく必要もなく、
電車に乗るような感覚で目薬や点鼻薬などの
医薬品を持ち込むことができるし、
日焼け止めクリームだって機内持ち込みできます。

関連ページ:液体の機内持ち込みはジップロック|国際線・国内線の容量・サイズは?

持ち込みできる液体類の一例

  • 医薬品(目薬、点鼻薬、日焼け止めなど)
  • 化粧水
  • お酒(缶ビール、焼酎、ワイン、日本酒、ウイスキー、ブランデーなど)
  • ジュース、お茶
  • 栄養ドリンク
  • ミルク(哺乳瓶や水筒、魔法瓶もOK)

お菓子類に関しても、液体とみなされるようなものじゃないお菓子、
クッキーや飴・ガムなどは機内持ち込みが認められます。

関連ページ:飛行機の飴・ガム機内持ち込み|歯磨き粉や飴・ガムは機内持ち込みok

ただ気を付けたいのは、検疫の問題があること。

日本から海外へ行く場合にも、海外から日本に帰る際にも、
お菓子の種類によっては検疫に引っかかる可能性もあるので注意が必要です。

関連ページ:お菓子の機内持ち込み|国内線や国際線の海外お土産は?

国際線の目薬・医薬品持込みルールについて

長時間のフライトとなる国際線になると、
機内持ち込みできる手荷物はかなり制限されることになります。

その代表的なものが液体、もしくは液体に近い状態のモノ。

ペットボトルに入れているだけのミネラルウォーターもダメだし、
味噌やヨーグルト、みそなんかもダメ。

日焼け止めなんかも原則禁止なんですが、
制限内であれば、機内持ち込みできるルールとなっています。

目薬、点鼻薬といった医薬品の場合、
保安検査場で確認を済ませておけば、
手荷物として機内に持ち込みできるルールとなっています。

この時、検査員の方に診断書や処方箋を
提示するように求められることもあるので、
事前に用意しておくのが良いです。

関連ページ:診断書郵送方法|診断書添え状の書き方は?封筒は書留?会社宛名は?

ただ、乗り継ぎがあってたびたび
保安検査を受けなければいけなかったり、
診断書や処方箋をいちいち見せるのは、
意外と面倒だったりします。

そこで、機内持ち込みする医薬品は必要最小限にして、
国際線の液体類の機内持ち込みルールに従うほうが、
スムーズに搭乗することができますよ。

また化粧水やコンタクト洗浄液など
液体類を機内持ち込みしたの良いモノの、
飛行機に搭乗中に液漏れすることがあるので、
液漏れ対策もしっかりしておきましょう。

関連ページ:飛行機液漏れ対策|漏れる化粧水・シャンプーの液漏れ機内持ち込み対策

飛行機の中といえばとにかく空気が乾燥していて、
肌もパリパリに乾燥してしまいがちなので、
化粧水で肌を保湿したいところですよね。

機内の乾燥対策に関しては、すっぴんで過ごす人や、
メイクをしたまま飛行機に乗る人など、いろんな人がいて、
それぞれの意見が参考になりますよ。

関連ページ:飛行機の機内はすっぴん?メイクしたまま?機内メイク落としは?

持ち込みできる医薬品類

  • 目薬
  • 液状風邪薬
  • 液状胃腸薬
  • 咳止めシロップやジェル
  • カプセル薬
  • コンタクトレンズ用剤(保存液)
  • 熱冷ましシート
  • 糖尿病患者用食品
  • 乳幼児食品や母乳など(乳幼児同伴の場合)

関連ページ:飛行機酔いしない方法と原因|飛行機酔い止め薬と対処法

国際線の液体類の機内持ち込みルール

国際線で液体類を機内持ち込みする場合には、

  • 100ml入りの容器に入れる
  • 透明(中身の見える)ビニール袋に容器を入れる
  • 100ml容器は最大10個(合計1リットル分)

という決まりになっています。

保安検査場で、液体類の入った容器を詰め込んだビニール袋を、
検査員に見せて確認してもらえばOKです。

ビニール袋(プラスチック袋)の大きさは、
縦20㎝以下・横20㎝以下が目安で、1人につき1袋。

マチつきが原則となっています。

一般的な目薬や点鼻薬であれば、
100ml以内の容器が使われていることが多いので、
おおむね、そのまま持ち込みできるわけですね。

日焼け止めクリームなどの場合は、
裏側の用量を確認して、100mlを超えている場合には、
詰め替えなければいけませんね。

仮に日焼け止めクリームの残りがほんのわずかで、
確実に100ml以下しか残っていない場合であっても、
移し替えなければいけません。

関連ページ:国際線チェックインは何時間?空港には何時間前にいく?(ana、jalなど)

保安検査場を抜けた後ならルールは緩め

国際線では液体類の持ち込みが厳しく制限されるものの、
保安検査さえ済ませてしまえば、ルールは非常に緩くなります。

保安検査から先のエリアは、飛行機の機内と同じ扱いとなるので、
免税店や売店で購入した液体類なら持ち込み可能です。

日焼け止めクリームや化粧水、コスメなどはもちろん、
目薬や点鼻薬が販売されていれば購入して機内持ち込みできるし、
国内線と同じく、ペットボトル飲料だって難なく機内持ち込みできます。

持ち込み制限される液体類の手荷物(一部)

  • 洗顔フォーム
  • 液体せっけん(ハンドソープ、ボディソープ)
  • 液状除菌剤(ハンドサニタイザー)
  • シャンプー、リンス、トリートメント
  • 化粧クレンジングやメイク落とし(ふき取りクレンジング紙は可)
  • 化粧水
  • ジェル状リップクリーム、ジェル状口紅、ジェル状リップグロス(スティック状は可)
  • 液状ファンデーション(パウダーファンデーションは可)
  • 化粧下地クリーム
  • 液状コンシーラー
  • 液体マスカラ、液状アイライナー
  • 香水、トワレ、コロン(液状、ジェル状、霧吹き式スプレー)
  • ボディーローションやスキンローション
  • 液状、ジェル状入浴剤(顆粒状、粉末状は可)
  • 口腔洗浄液(マウスウオッシュ)口中清涼剤、口臭スプレー
  • マニキュア、除光液(マニキュア落とし)、ネイルアート用品
  • 軟膏、救急用塗り薬、日焼けローション、保湿クリーム、ハンドクリーム、
  • 虫除けスプレー
  • 制汗ジェル、整髪ジェル
  • 歯磨き粉
  • 育毛剤(液体・スプレー)
  • 入れ歯安定剤

国際線に機内道込みできる目薬の例

  • ソフトサンティア 5mL×4
  • スマイル40プレミアム 15mL
  • サンテ ボーティエ 12mL
  • ロート養潤水α 13mL
  • Vロートプレミアム 15mL
  • ロート抗菌目薬i 0.5mL×20
  • スマイル40EX ゴールド 13mL
  • サンテPC 12mL
  • ロートジープロc 12mL

コンタクトレンズの洗浄液・保存液は?

コンタクトレンズの洗浄液も保存液ももちろん液体とみなされ、
機内持ち込み制限の対象となります。

国内線であれば、保安検査の時にカバンから出して係員に見せ、
安全を確認できると機内持ち込みができます。

けれども国際線の場合だと、
100mlの容器に小分けしておかないと、
保安検査の段階で破棄しなければいけません。

飛行機の機内は乾燥しやすいですから、
コンタクトをしていると目も乾きやすくなります。

コンタクトレンズの洗浄液・保存液以外にも、
化粧水やハンドクリームなども持ち込むのであれば、
保安検査前にコンタクトレンズは外しておいて、
眼鏡で搭乗する方が手間もなくスムーズじゃないでしょうか。

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