海街diary名言|いちがいもんなど海街ダイアリー名言集

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

海街diaryの名言をピックアップして、
海街diaryの思い出深いシーンを振り返ってみたいなと、
そんな風に思いましたww

関連ページ:海街diaryネタバレ感想|海街diary相関図や映画配役など

海街diary名言1 いちがいもん

2015年の映画の
メインテーマともなっていますが、
いちがいもんとは
金沢の言葉で頑固者

浅野すずの母方のおじさんが、

「すずのお母さんも、おばあちゃんも、いちがいもんだ」

そんなことを口にしています。

すずのお母さんは、
すずを産んでからは、
実家に寄り付こうとしませんでした。

不倫をして人様に迷惑をかけ、
すずという宝物を授かった自分が、
おめおめと実家に帰れる身分じゃない。

そんな風に考えていたようです。

おばあちゃんのほうはというと、
すずのお母さんと同じように

「人様の家庭をぶち壊して。。。!」

と、お母さんのことをほぼ勘当

しかし、親子の縁が心ではつながっていて、
おばあちゃんはきっとお母さんのことを、
許してあげたかったんじゃないか、
そんな雰囲気です。

すずのお母さんの実家は、
老舗の反物屋

おばあちゃんは若くして夫を亡くし、
お店の経営者として、奮闘していた肝っ玉母さん

そういう立場にいるだけに苦渋の決断で、
母親ではなくて商売人としての姿勢の方を、
貫いてしまったんでしょう。

その証拠におばあちゃんは、
すずのために預金をコツコツ
積み立てていました。

いちがいもん

海街diaryの金沢編は、
この名言通りじゃないかと思います。

海街diary名言2 死んでゆく人と向き合う

海街diaryでは、
やたらと人が死んでいきます^^;
主に病気で。

で、香田3姉妹と
浅野すずが最初に出会うのも、
お父さんが病死した際の
葬式です。

再婚相手の継母
病室に近づこうともせず、
すずがほぼ一人で看病を続けていました。

そんな背景があったうえで、
すずのサッカーチームの絶対的エースである多田裕也
右足のひざから下を切断することに。汗

チームメイトを含めてみんな、裕也のことを、

「心配だ」「残念だ」

と言うものの、そんなとき、すずが、

「かんたんに人のことかわいそうっていう人、すっごムカつく!」

と、言い放ちます。

お父さんの死
一人で看取ったからこそ言えるセリフ
じゃないかと思いますね!

で、すずの腹違いの姉
である香田幸
負けてはいませんw

すずが一人で
父親の看病をしていた話を
人づてに聞き、

「死んでゆく人と向き合うのはとてもエネルギーのいることなの。」

こんなことを口にしています。

すずの継母が
病室にほとんど現れなかったのは、
看病をするのが嫌だったわけじゃない。

弱っていく人の姿を見るのが
辛かったから。

その気持ちを察して、
こんなことを言っているわけですから、
さすが将来は看護師長になりそうな
看護師!ですww

以上、僕が海街diaryを見ていて、
良いなぁと感じた名言を紹介しました☆

海街diary名言3 やっぱり桜はきれいやった。(福田仙一)

海猫食堂の店主だった二ノ宮さん(通称、おばちゃん)が亡くなった後、
病院でおばちゃんのターミナルケア(終末期医療)でお世話した幸と
話をしているときに福田仙一の一言。

もうじき死ぬてわかっとっても、やっぱり桜はきれいやった。きれいなもんはちゃんときれいに思えたことがうれしいて。

後に、福田仙一自身の暗い過去のエピソードが紹介され、
自殺しようと考えたことが発覚するので、
この言葉にもすごく重みがありますね。。。

日本人の平均寿命は男の場合、80歳くらいなので、
福田仙一の年齢が仮に70歳とすれば、
桜はあと10回も見れば見納め。

そう考えると、さらに切なくなります。

海街diary名言2 悩めるのはいいことなんじゃない。(坂下美海)

坂下美海と言われても、ピンことないかもしれませんが(笑)
香田家の次女の佳乃が務める鎌倉信用金庫(かましん)の課長です。

すずのサッカーチームでゴールキーパーをしている坂下美帆(さかした みほ)の
一番上のお兄ちゃんであり、後に佳乃と付き合うことになるあの人です。

悩めるのはいいことなんじゃない。時間と選択肢があるってことだから。それは幸福なことだと思うよ。

吉田秋生は、よくこんなセリフを思いつくなと思うし、
絶妙なタイミングでぶっこんでできますよね。

正直、かなりしびれた海街diaryの名言の一つです。

確かに、他に選択肢がなければ、悩むも何もありませんよね。

「やるか・やらないか」「行くか・いかないか」みたいな2択すらできない状況だと、
絶望するしかなさそう。。。