二世帯住宅や親と同居(もしくは子供と同居)
しているような人に年賀状を送る場合には、
宛先をどんな風に書くべきなんでしょうか?
二世帯住宅と言っても、建物は一緒だけど
ポストも内部の住空間も完全に別々だったり、
逆にほぼ同居のような二世帯住宅もあります。
単なる同居的な二世帯住宅だった場合、
郵便局側が同居人は「そこに住んでいる」と判断してくれず、
「あて所に尋ねあたりません」みたいな感じで、
せっかく送った年賀状が宛先不明で送り返されることがあります。
細かい問題点を上げるといろいろありますが、
一般的には、二世帯住宅だろうが同居だろうが関係なく、
普通に年賀状を送ってほぼ問題はありません。
変に気を使って二世帯住宅に住んでいる人全員の名前を
年賀状の宛先欄に記入する必要はありません。
よほどのことがない限り、同居人宛てに年賀状を送っても、
郵便局の方で柔軟に対応をしてくれるはずだし、
宛先欄の書き方を工夫することであて先不明で
年賀状を送り返されるのを防ぐことができます。
目次
年賀状を二世帯住宅に送る場合の宛名は?
二世帯住宅もしくは三世帯住宅のようなところに
住んでいる人へ年賀状を送る場合、
下記のような疑問を持つ人が多いんじゃないかと思います。
- 世帯全員の名前を書いたほうが良い?
- 二世帯住宅の世帯主を宛名にすべき?
- 二世帯両方が知り合いの場合に年賀状は2つ出すべき?
それぞれの疑問点について解決案を紹介していきます。
宛名は世帯全員の名前を書く?
年賀状の宛名書きには二世帯住宅に住んでいる人全員の
名前を書いたほうが良いのかというと、その必要はありません。
まず年賀状の宛名(宛先)というのは、
郵便局員さんが正しい住所に郵便配達できるような
書き方をするのが最重要です。
その点から考えると、二世帯住宅の全員の氏名を書いてしまうと、
宛先がごちゃごちゃになってしまうので、
キチンと配達されなくなってしまう可能性が出てきます。
たとえば、郵便ポストが世帯ごとに別々に設置されている場合、
どちらのポストに年賀状を届けると良いのか?
郵便局員さんが判断しづらくなってしまうことが考えられます。
年賀状の宛先欄に記載する氏名は、
自分自身と直接つながりのある人の名前だけを
記載するだけで構いません。
もし二世帯住宅に住んでいる人全員と家族ぐるみの付き合いをしていて、
全員知り合いみたいな場合にも、全員の宛名を書くんじゃなくて、
代表者(世帯主が望ましいです)を一人選んで宛先欄に記載して、
年賀状を出すのが良いでしょう。
関連ページ:年賀状家族連名書き方|差出人は?家族4人順番は?横書きだと?
二世帯住宅の世帯主を年賀状の宛名にすべき?
二世帯住宅に住んでいる子供世帯の方に年賀状を出したいけれど、
世帯主は親世帯だった場合には、世帯主のほうを宛名にすべきかというと、
別に子供世帯の方の氏名を宛名を書いても構いません。
郵便局側としても、普段から郵便配達をしているので、
その二世帯住宅にはどんな名前の人が住んでいるのかをだいたいは覚えているので、
年賀状が不達になるとは考えにくいものがります。
また、世帯主じゃない人を宛先にして年賀状を書くのは、
世帯主に対して失礼じゃないかな?という心配があるかもしれませんが、
そもそも、普段から個人あてに郵便物は届けられるものです。
二世帯住宅で大勢の人が住んでいたとしても、
自分とつながりのある人の氏名だけ宛名欄に記載すればOKです。
二世帯両方が知り合いの場合の年賀状は二通出す?
二世帯住宅に住んでいる親世帯・子世帯とつながりがある場合、
別々に年賀状を送ったほうが良いのかというと、
1つにまとめても2つ別々にしてもどちらでも構いません。
2世帯別に違う年賀状を送りたかったり、
別々のメッセージを添えたいのであれば、
1世帯ずつで計2通の年賀状を送ると良いです。
もしくは前年に2世帯住宅それぞれの世帯から
別々に年賀状をもらっていた場合には、
別々に年賀状を送ったほうが良いと言えるケースです。
ただもちろん、二世帯住宅に住んでいる人全員を
1つにまとめても別に失礼には当たらないし、
二世帯住宅と言ってもポストを共有しているケースもあります。
宛名の氏名が違うとはいえ、
1つのポストに同じ人から2通の年賀状が入っているのは、
もらう側が「???」と少々、混乱してしまう可能性があります。
二世帯住宅のポストが1つなのか2つなのか?なんて、
年賀状を送るくらいでそこまで細かい部分も気にする必要はありません。
同居世帯に年賀状を送る場合の年賀状宛名
キチンとした二世帯住宅というわけではなくて、
サザエさんの家の家のように普通の一軒屋やマンションなどに、
2つの世帯が完全に同居している場合。
どちらかの世帯は「同居」扱いとなり、
郵便物の扱いが少し異なります。
表札がきちんと2つあれば良いですが、
世帯主の表札しか掲げられていない場合には、
郵便局側で「あて所に尋ねあたりません」として処理され、
年賀状が送り返されてくる可能性があります。
出産のために里帰りしている場合などは、
同居扱いとなりますし、災害時の避難で一時的に
親戚に身を寄せている場合など、
本来であれば郵便物が届かない可能性が出てきます。
関連ページ:宛先不明年賀状は年内再送可?戻ってきた年賀状の交換・再利用は?
そこで、同居世帯に対して年賀状を送る際には、
「○○様方 □□ □□様」
といった感じで宛先を記載すると良いです。
たとえば、「山田浩二」さんの家に、
里帰り出産で嫁に行った「工藤弘子」さん宛てに
年賀状を送りたいのであれば、
「山田浩二様方 工藤弘子様」
といった感じで宛先を記入すれば、
年賀状をキチンと届けてくれます。
二世帯住宅にも大きく分けて3種類ある
二世帯住宅と言っても少なくとも3つのパターンがあるので、
ついでに覚えておくと良いですよ。
- 完全同居型二世帯住宅
- 部分共用型二世帯住宅
- 完全分離型二世帯住宅
完全同居型二世帯住宅
1つの家(一軒屋やマンションなど問わず)に、
2つの世帯が一緒に住んでいるようなタイプです。
先ほど例を出したサザエさんのような家のタイプで、
台所や玄関、食卓など居住スペースの大半を共有していて、
世帯ごとに専有の部屋がある、といった感じです。
この場合には郵便ポストの数も1つが大半なので、
各世帯ごとに年賀状を送るのではなくて、
2世帯ともに交流がある場合は世帯主宛、
もしくは付き合いのある方にだけ年賀状を送るのが良いです。
部分共用型二世帯住宅
玄関や台所、お風呂場といった設備は共有しているけれど、
その他の居住スペースに関しては
大半を分けているような二世帯住宅になります。
たとえば、玄関を入ると
台所・お風呂場にはスムーズに行けるけれど、
それぞれの居住スペースを区切るためのドアや
敷居などが住居の中にあるようなタイプです。
この場合には、ポストの数は1つじゃなくて
2つあるケースもあります。
完全分離型二世帯住宅
ちょうど同じマンションの
隣同士に住んでいるようなイメージです。
もしくは2世帯のみのアパート・マンションといった感じで、
建物は1つだけれど、居住空間から何から何まで
完全に別になっているタイプです。
郵便ポストも当然、2つあるケースが一般的なので、
年賀状を送るならそれぞれの世帯別に送るのが良いです。