年賀状を会社で手渡しは失礼?友達に直接渡す・投函で届けるとマナー違反?

年賀状を出す本来の意味は、
年始の挨拶に直接伺うことができない場合に、
年賀状で年始の挨拶に代えさせてもらうというものです。

ということは、年賀状を直接手渡ししたり、
相手のポスト(郵便受け)に直接投函するのは、
年賀状を出す意味が根本的に崩れることになります。

どちらかというと、年賀状はきちんと郵便ポストに投函して、
郵便局から配達してもらうのが望ましいものの、
直接手渡しするのは絶対にダメというわけではありません。

たとえば、年賀状を出し忘れたまま新年を迎えてしまい、
年賀状をポストに投函して配達してもらうよりも先に、
年賀状を送る相手に会う機会があるのであれば、
直接手渡ししたって良いでしょう。

会社の上司に直接手渡ししなきゃいけない場合などは、
少し気が引けるところもありますが、
特別に、粗品やお土産を用意する必要もありません。

年賀状を出すのが遅くなってしまったとしても、
結局、年賀状を送ることに意味があるので、
直接手渡しでも、送らないよりはずっとずっと良いです。

年賀状を手渡しするなら宛先住所の記入不要

12月25日を過ぎてしまっても、郵便局の方では、
できるだけ元日に年賀状が届くように手配をしてくれます。

年賀状を送る相手が近所に住んでいて、
郵便局の管轄が一緒であれば、
12月30日にポストに投函をしても、
元日に年賀状を送ってもらえる可能性が高いです。

たださすがに12月31日に年賀状を出してしまうと、
相手のもとに届くのは1月3日以降になってしまいます。

宛先住所が近所だったとしても
1月2日は郵便局の配達業務はお休みになるので、
1月3日に年賀状が送られることになります。

そこで、1月1日の元日に年賀状が届くようにしたい!
というのであれば、相手の郵便受けに年賀状を直接投函するか、
もしくは手渡しするのも1つの手段となります。

郵便局側で配達処理された
証拠となるスタンプこそ押されないものの、
相手に確実に年賀状を届けることができます。

もちろん、直接手渡ししたりポスト投函するのであれば、
わざわざ相手の宛先住所を書く必要もなくなります。

相手の名前だけ記入しておけば、
受け取ったほうが後日、年賀状を整理する際に、
混乱することもないでしょう。

上司に職場で年賀状を直接手渡しする場合

サービス業だと元日や1月2日には
お店を開けて営業することもありますよね。

上司に年賀状を出し忘れていたら、
年賀状が届くよりも先に顔を合わせることになるので、
少々、気まずい思いをすることになります。

そこで上司に対して年賀状を直接手渡しするのも、
決して悪いことではありません。

年賀状を手渡しするのはマナー違反?

年賀状はそもそも、
相手が遠方に住んでいて年始の挨拶に行けない場合や、
自分の都合で年始の挨拶に行けない場合など、
相手に直接挨拶する代わりに出していたものです。

この意味から考えると、
年賀状を出さないのは決してマナー違反ではなくて、
年始に直接会って挨拶できれば、そっちの方が良いんです。

上司に職場で年賀状を直接手渡しするのは、
決して間違った行為をしているわけじゃないし、
手土産や粗品などを用意する必要もありません。

相手が近所に住んでいるのであれば、
年賀状を持って挨拶回りをするほうが、
むしろ本来の年始の挨拶に近いとも言えますね。

逆に言えば、年賀状を手渡しするにあたって、
下手な嘘をつく必要は全くないし、
墓穴を掘る危険があるので十分に気を付けましょう。

菓子折りなどを添える必要がないのはもちろんのこと、
事前に年賀状を出し忘れていたことをわざわざ伝えておいてから、
年賀状を手渡しする必要もありません。

直接ポスト投函する年賀状の注意点

年賀状をポストに直接投函するのだれば、
宛名だけ書いて宛先住所は別に省略しても構いません。

その他、年賀状を書く際に注意したほうが良い点を挙げると、

  • 重ね言葉を使わない
  • 目上には句読点を使わない
  • 忌み言葉を使わない
  • 目上には1・2文字の賀詞を使わない
  • 3文字・4文字以上の賀詞

といったものがあります。

重ね言葉を使わない

年賀状では、ついつい、

「新年明けましておめでとうございます」

なんて書いてしまいがちですが、
「新年」と「明けまして」は、
ほぼ同じ意味を指しています。

また、また、「1月元旦」とか、
「1月1日元旦」も同じ意味を使っていて、
「元旦」とは「1月1日」のことを指しています。

重ね言葉という間違った言葉遣いをしないように気を付けましょう。

目上には句読点を使わない

日本語では目上に宛てた手紙には、
句読点「。」を使わないことがマナーとされています。

「今年もよろしくお願いします。」

といった言葉づかいをしないように気を付けましょう。

忌み言葉を使わない

「去年」という単語には「去」という忌み言葉が含まれているので、
「旧年」もしくは「昨年」とします。

忌み言葉には他にも、

  • 別れる
  • 切れる
  • 離れる
  • 枯れる
  • 破れる
  • 失う
  • 倒れる
  • 滅びる
  • 衰える
  • 終わる
  • 絶える
  • 落ちる

などがあり、これらの単語を使わないように気を付けましょう。

目上には1・2文字の賀詞を使わない

賀春とか迎春といった2文字熟語は年賀状で良く見かけますが、
2文字以下の賀詞は目上の人には使っていけないとされています。

2文字の賀詞には、

  • 賀正:正月を祝う
  • 賀春:新年を祝う
  • 頌春(しょうしゅん):新年をたたえる
  • 迎春:新年を迎える
  • 慶春:新年をよろこぶ
  • 寿春:新年を祝う
  • 初春:新しい年、年の初め
  • 新春:新しい年
  • 新禧:新年のよろこび
  • 寿正:正月をことほぐ
  • 栄寿:長命を祝う
  • 初春:春の初め
  • 寿慶:命長くめでたいこと
  • 福寿:幸福で長生きする
  • 千寿:長寿を祝う

といったものがあります。

2文字の賀詞を使うよりも、

  • 明けましておめでとうございます
  • 新年おめでとうございます
  • 新春のお慶びを申し上げます
  • 謹んで年頭のご祝詞を申し上げます
  • 謹んで初春のお慶びを申し上げます
  • 新年のご祝詞を申し上げます

といった感じで、文章形式の賀詞を使うようにしましょう。

3文字・4文字以上の賀詞

会社の上司や先輩などには、
3文字以上の賀詞を使うのがマナーとされています。

  • 謹賀新年:謹んで新年をお祝いします
  • 謹賀新春:謹んで初春をお祝いいたします
  • 恭賀新年:うやうやしく新年をお祝いいたします
  • 恭賀新春:うやうやしく初春をお祝いいたします
  • 敬頌新禧(けいしょうしんき):うやうやしく新年のよろこびをおたたえ申し上げます

といったものを使うようにしましょう。

子供の友達ならポストに直接投函でも

保育園の友達同士など、年賀状を出そうと思っていたけれど、
相手の住所を聞き忘れていた場合には、
年賀状を手渡しするしかないですよね。

もしくは、相手の住所を聞いておいて、
ポストに直接投函したって良いですが、
子供同士の場合はむしろ、直接手渡しの方が良いかもしれません。

子供の字の練習だと思って、
年賀状の宛先住所も子供に書かせる家庭も多いですが、
困ってしまうのは郵便局の方です。

あまりにも字が崩れていると、
「あて先不明」として扱われてしまい、
年賀状を届けてもらえないことがあります。

頑張って作った年賀状なのに、
残念な結果になってしまうことがあるので、
子供同士で年賀状をやり取りするのであれば、
宛先住所は親が代筆するか、直接手渡しするのが良いでしょう。