車にこぼした灯油対処法や灯油の臭いを消す方法は?灯油を車内放置・運搬は引火に注意!

車内にこぼした灯油をふき取るには、
そのままだと水に溶けることはないので、
雑巾で拭きとる前にまずは新聞紙などで吸い取れるだけ吸い取ります。

フロアマットなど外せるパーツは外して、
界面活性剤が入っている中性洗剤などで洗い、
十分に乾燥させると同時に灯油は常温でも徐々に気化していくので、
車内は換気して気化した灯油をどんどん車の外に追い出します。

灯油がほぼ完全に気化したとしても車内には灯油の臭いが残ることが多く、
そんな時には重曹を使ったりアルコール用品を使うことで、
灯油の臭いを少しは和らげることができます。

灯油の臭いを完全に落としたいと思ったら、
お金はかかってしまうもの車内クリーニングしてもらうのが一番です。

また灯油というのは40度以上まで温められると、
いつ爆発してもおかしくない状態になるので、
タバコの火だったり電子機器による火花が出ないように
十分に注意しなければいけません。

灯油がまた車の中にこぼれて残念な思いをしないためにも、今後は、

  • 固定スタンドを使用する
  • キャップは確実に閉める
  • シートでポリタンクを固定する
  • 新しいポリタンクを使う

といった対策をしておくようにしましょう。

車にこぼした灯油は引火に注意!

うっかりして車に灯油をこぼしてしまった場合、
絶対に気を付けなければいけないのは灯油を引火させないこと。

灯油はガソリンと同じくらい揮発しやすい(気化して気体になりやすい)性質があり、
40度まで温められるだけで引火の危険が出てきます。

※ちなみにガソリンは0度以下でも引火することがあるため、
灯油以上に取り扱いには気を付けなければいけません。

車内が密閉された状態で灯油がドンドン気化してしまうと、
車内の圧力もぐんぐん上昇し爆発事故の危険性が現実味を帯びてしまいます。

車にこぼした灯油を洗い落とす作業中は、
車の窓という窓を全て開けて、
気化した灯油を外に逃がすようにしましょう。

もちろん火気厳禁で、
タバコの火を近づけたり、
火花が出る恐れがある電子機器なども、
車に近づけないように十分に気を付けましょう。

車にこぼした灯油は変色・劣化の危険もある

灯油は一種の溶剤のような働きもしてしまいます。

主に石油系の材料が使われている染料を落としてしまったり、
原材料の一部に石油が使われているゴム部品などにしみ込んで、
部品を劣化させてしまう危険があります。

車内に灯油をこぼしてしまったら、
放置せずにできるだけ早くふき取ることが肝心です。

同じように、もし給油中に
ガソリンが吹きこぼれてしまったようなケースも、
放置せずに早目にふき取るようにしましょう。

トランク・シートにこぼした灯油の落とし方

車のトランクやシートなどに灯油をこぼしてしまうと、
繊維に灯油がしみ込んでしまいます。

トランクスペースには、
吸水性のマットなどが敷かれている車種が多く、
フロアーカーペットをめくって裏側を見てみると、
フェルト生地のようになっていたりします。

まずは一刻も早く灯油を吸い取ることが大切で、
作業の流れとしては、

  • 新聞紙などで灯油を吸い取れるだけ吸い取る
  • フロアマットなど外せるパーツは外して灯油を洗う
  • 乾燥&換気する

といった手順になります。

新聞紙などで灯油を吸い取れるだけ吸い取る

灯油をふき取るために水を含ませた雑巾は使えません。

単純に水分が油分をはじいてしまうので、
いくら拭いても灯油を広げるだけで、ほとんど意味がありません。

気化するスピードが若干早くなるかもしれませんが、
それよりも乾いた新聞紙などで吸い取る方が、
より多くの灯油を落とすことができます。

灯油をこぼしたところに新聞紙を重ねておいて、
その上からトランクやシートを押すように灯油を染み込ませていきます。

フロアマットなど外せるパーツは外して灯油を洗う

フロアマットなど車から外して外で洗えるパーツはドンドン外して、
車の外で洗うようにしましょう。

油は水に溶けることはないものの、その代わりに
界面活性剤の入った中性洗剤(台所洗剤など)を使えば、
水に溶かして洗い流せるようになります。

乾燥&換気する

乾いた新聞紙や雑巾で灯油をすいとれるだけ吸い取り、
フロアマットなど外せるパーツは外して洗った後は、
十分に乾燥させつつ車内の空気を換気させましょう。

灯油は液体だと燃えることなないものの、
気化して40度以上になると
いつ引火してもおかしくない状態になるため、少なくとも、
狭いスペースに気化した灯油を閉じ込められるのは避けないといけません。

車にこぼした灯油の臭いの落とし方

灯油を拭き取れるだけ拭き取ったとしても、
車の中にはまだ灯油の臭いが残っていることは多いです。

灯油に含まれている成分が車内に残っていると考えられ、
いずれは臭いもなくなると思われますが、

  • 重曹・コーヒー粉を使う
  • アルコール用品を使う
  • 灯油の臭い専用消臭剤を使う
  • 車内クリーニングしてもらう

といった対策をすることで、
より速く灯油の臭いを落とすことができます。

重曹・コーヒー粉を使う

重曹や(使い終わった)コーヒー粉、小麦粉など、
粉類は新聞紙と同じく水分を吸着してくれます。

灯油をこぼしたところに重曹などを振り掛けておいて放置したら、
掃除機で重曹を吸い取ればOK。

重曹であればちょっとした消臭効果もあるし、
お掃除グッズとして使うこともできるので、
家に1つ常備させておいても損はありませんね。

アルコール用品を使う

油や水に溶けることはないものの、
同じ油の性質をもつ液体とは溶けあいます。

そこで灯油と同じく油の性質を持っている
アルコール用品を使って灯油を浮かび上がらせることができます。

消毒用アルコールでも、
灯油を落とすことができます。

灯油の臭い専用消臭剤を使う

業務用カークリーニング用品専門のアクスという会社が、

灯油専用消臭剤!こぼしたらこれ!灯油のニオイを消す灯油臭専用!『強力消臭剤ピュアティ2ダッシュお試しセット』

という灯油やガソリンの臭いを落とす消臭グッズを販売しています。

お試しセットとはいっても、
一般家庭で使うには十分な量が使えます。

2つの液を順番にスプレーするだけの簡単な使い方で、
満遍なくスプレーした後に乾燥させるだけですみます。

車内クリーニングしてもらう

こぼした灯油の量があまりにも多かったり、
灯油をこぼした範囲が広い場合には、
自分で全て拭き取ろうと頑張るよりも、
車内クリーニングしてもらったほうが安全だし確実じゃないでしょうか。

フロアカーペットはもちろんのことシートも取り外して
その下にある遮音シートまでクリーニングしてくれるなど、
素人には手の届かないところまで洗浄&乾燥してくれます。

灯油が明らかに床下までしみ込んでいるような場合には、
下手に頑張るよりも最初から車内クリーニングしてもらい、
交換が必要なパーツは交換してもらったほうが快適に車の運転もできますね。

自動車保険でこぼした灯油の修理可能?

たとえばフロアーカーペットの交換が必要になると、
車種にもよりますが2万円~3万円程度の部品代がかかります。

さらにクリーニングや修理代も発生するので、
車内クリーニングの総額は意外と高くなってしまうものの、
自動車保険で費用を賄うことができるのかというと、
適用できる可能性は高いです。

もちろんケースバイケースの判断とはなりますが、
明らかに故意に灯油をこぼしたわけじゃなく
自動車保険の中に車両保険も入っている場合。

「その他偶然な事故」として、
等級据え置き(来年の保険料が上がらない)事故とみなされ、
保険料が支払われるようです。

灯油を車でこぼさないようにするには?

ガスヒーターや石油ストーブを使っていたら、
灯油は生活必需品の一つ。

都市ガスが普及している地域だと、
灯油の移動販売の車が近所に回って来なければ、
基本的に自分で灯油を買いに行かなければいけないし、
重たいので車で運搬することになります。

車に灯油を積む機会は意外と多いので、
また灯油を車内にこぼしてしまわないように、

  • 固定スタンドを使用する
  • キャップは確実に閉める
  • シートでポリタンクを固定する
  • 新しいポリタンクを使う

といった点に配慮すると良いです。

固定スタンドを使用する

灯油を入れたポリタンクが車内で倒れないように、
ポリタンク専用の固定スタンドを使うと良いです。

固定スタンドじゃなくても、
ポリタンクを2~3個くらい紐でまとめて結ぶだけでも、
ポリタンクが倒れにくくなって車内に灯油がこぼれにくくなります。

キャップは確実に閉める

ポリタンクが万が一、倒れてしまったとしても、
キャップさえしっかりしまっていれば、
灯油が車内にこぼれてしまうことはありません。

キャップは確実に閉めるようにするか、
もしくは力が弱くてキャップを閉めきれない場合には、
キャップの周りに雑巾を巻いておいたりして、
倒れたときにこぼれる量を抑えられるようにしておきましょう。

さらに念には念を入れて、
ポリタンクごとビニール袋に入れたり、
座席シートにブルーシートを敷いたりしておくと良いですね。

座席シートでポリタンクを固定する

灯油入りのポリタンクを助手席の足元に置いて、
助手席を可能な限り前の方に出せば、
ポリタンクの位置を固定することができます。

もしくはポリタンクを助手席の後ろに置いて、
同じく助手席を可能な限り後ろまで下げれば、
ポリタンクの位置を固定できるので、
ポリタンクが倒れて灯油がこぼれるのを防ぐことができます。

新しいポリタンクを使う

古いポリタンクだと劣化してひび割れた部分から灯油がこぼれたり、
そもそも安定感がない形状だったりすることがあります。

最近の新しいポリタンクは、
どちらかというと背が低く、ぽっちゃりした形状なので、
倒れにくく灯油もこぼれにくくなっています。

車で運搬できる灯油の量は何リットルまで?

私たち一般人が1度に運べる灯油の量は、
200リットルまで(ドラム缶約1本分)とされています。

20リットルのポリタンクであれば10本分に相当する量ですから、
法律に触れるようなことはないでしょう。

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