東京マグニチュード8.0伏線ネタバレ考察|うざい未来の弟 悠貴の死因は?

東京マグニチュード8.0の感想をネットで調べると、

  • 感動しました!
  • 泣けました!!
  • 兄弟を大切にしようと思いました!!!

という感想が多く、確かに、
泣ける要素がちりばめられていますよね。

アニメで感動したいのであれば、
東京マグニチュード8.0とは趣がかなり異なるものの、
グレンラガンというロボットアニメもオススメです。

関連ページ:グレンラガン評価|グレンラガンのヨーコ(サブヒロイン)は死神かよ

東京マグニチュード8.0はただどちらかというと、
そもそもの設定にやり過ぎを感じて、
東京マグニチュード8.0のストーリーや、
登場人物(未来など)イライラというかうざい感じがしたのは、
僕だけじゃないみたいです。

東京マグニチュード8.0のあらすじ

姉の未来(中1)と弟の悠貴(小3)という、
それほど弟思いではない姉弟が(←ここが意外と重要!)
弟の付添という形で二人でお台場へ遊びにいき、
そこで首都直下型地震に遭遇。

たまたま弟と別行動をしていた姉の未来が弟を探す最中、
真理さんという女性(既婚)と出会い、
自動販売機の下敷きになっていた悠貴を発見。

バイク便の仕事でお台場に来ていた真理さんの計らいで、
食べ物を分けてくれたり、お台場から船が出ているというので、
3人で移動したり。

東京マグニチュード8.0では
未来と悠貴、真理さんの3人をメインに話が進んでいきます。

未来と悠貴は小田急線の成城学園付近に住んでいて、
真理さんは子供と母親が三軒茶屋にいるということで、
途中、真理さんの事務所がある麻布十番を経由しつつ、
最終目的地である成城学園を目指します。

東京に住んでいたら、納得できる位置関係ですね。

震災ならではのちょっとした演出が
途中でいくつも施されているので、
見ていて勉強にもなるアニメ。

未来の弟の悠貴の死因に関しても、
知っておいたほうが良いでしょう。

ラストの展開に関しては、
伏線を上手に埋め込んでいる(?)せいで、
いろいろと議論が分かれているのも、
東京マグニチュード8.0の見どころの一つです。

東京マグニチュード8.0ネタバレ1 震災の描写

東京マグニチュード8.0のストーリー全体を通して、
震災が起きたらどういう事態になるのか?

それほどハードな描写はされていないものの、
震災時に起こりうることを事前に知る上では、
かなりためになったと感じています。

たとえば、
未来が自分が通っている学校に到着して、
靴を履きかえるシーン。

サンダルや履きなれない靴で
長時間移動するのはNGですね。

台場から出発する船へと
3人で移動するシーン。

悠貴が群衆に巻き込まれ、
あわや、離れ離れになる!?

しっかり手をつないでいないとダメですね。

船に定員が乗り込んだ後、
無理やり人が飛び乗るシーン。

危機的状況に陥った人が、
自己中心的な行動に出るのも、
すごくうなづけます。

真理さんが風邪をひくシーン。

精神状態もかなり悪くなりますから、
体調管理には普段以上に、
気を配らないとダメですね。

東京マグニチュード8.0ネタバレ2 未来こそ人間らしい

ラスト(結末)の悠貴の死因に関する考察は、
後でじっくりまとめるので、その前に、
未来と悠貴という2人の主人公について。

ネットでは、

  • 悠貴かわいそう、
  • 悠貴につらく当たる未来はひどいお姉さんだ!

みたいな書かれ方をしていますが、
すごく違和感を感じるんですよね。

僕個人的には、どちらかというと、
悠貴の性格のほうが、あんまり好きじゃないです。

小学校3年生にもなって、
あんなにお姉ちゃんべったりで、
「お姉ちゃん大好き!」っていう子は、
そんなにいるもんでしょうか?

自分も姉がいますが、
小3でそこまで強い思い入れを
姉に感じたことはないと記憶してます。

どちらかというと、姉にはさんざん
いじめれらた記憶しかないですし。笑

東京マグニチュード8.0では、
悠貴が未来に携帯のメールに保存する形で、
メッセージを残すシーンもありましたよね。

それが結果的に、悠貴の遺書のような感じになってしまいましたが、
あんなに内容のこもったメッセージを、
小学校3年生が書けるとも思えない。

小学校3年生なんて、読書感想文を書くのに、
おそらく半日はかかるんじゃないでしょうかね?

もし悠貴があれだけの文章量を書いたとしても、
携帯の文字入力であれだけ手早く書き込むのも、
かなりの文章力が求められます。

悠貴に関しては、設定が行き過ぎていて、
どうも好きになれないというか、
演出されすぎているのが、
東京マグニチュード8.0を見ていて違和感を感じてしまいました。

どちらかというと、東京マグニチュード8.0では未来のほうが、
よっぽど人間らしかったと思います。

未来がゆうきに対して一方的に、

あんたがロボット展なんか行きたいっていったからこんなことになったのよ!

なんて、暴言を吐いたりしていましたが、
同じ状況に立たされた時に、未来と同じようなセリフを
絶対に言わない自信があるかどうか?

少なくとも、僕は言ってしまうかもしれません。。。。orz

姉と弟なんて、普段はどんな会話をしているのか想像をすると、
かなり汚い言葉を使ってケンカしているだろうしね。。。。

その後、明るく振舞ってたゆうきもとうとう感情の糸が切れてしまい、

だって行きたかったんだもん!

夏休みどこにも連れてってくれないって言ったから、一緒に橋を見たかったんだもん!

って泣き出す顛末になったわけですが、
ココはどちらかというと、未来の心にグサっと来るというよりは、
子供を持つ親の心をえぐるようなセリフでしたね。

未来を責めることはできるか?

結果的に、2つある悠貴の死因の一つである
脳挫傷のきっかけを作ってしまったのは、
姉の未来でした。

ただ、そこに至るまでの過程を考えると、
未来の態度はすごく人間らしく感じます。

トイレを無駄に我慢してみたり、
弟につらく当たってみたりと、
震災に遭遇した中1なら、
きっとそんな反応をするんでしょう。

弟ばかり美化されますが、現実的に考えると、
未来の行動こそ、現実的に十分起こりうる
モノじゃないないかなと思います。

弟の悠貴の死因はクラッシュ症候群?

まず、悠貴が死んだと思われるのは、
東京マグニチュード8.0の第8話・9話あたり。

  • 第8話 まっしろな朝
  • 第9話 今日、さよなら

三軒茶屋に到着して、
世田谷の成城学園へ向かう直前だと思われます。

真理さんの子供が無事に見つかったものの、
その後の描写では、悠貴の描かれ方が、
あたかも、そこにいないような雰囲気になっています。

姉の未来だけには悠貴が見えていて、
他の人には悠貴が見えていない、
という描かれ方をしているんですよね。

では、弟の悠貴はなぜ死んでしまったのか?
原因は

  • クラッシュ症候群
  • 脳挫傷

両方の線が考えられます。

自販機の下敷きになってクラッシュ症候群

ストーリ冒頭で、
悠貴は自販機に長時間圧迫されていた描写
が用意されています。

クラッシュ症候群は
体の一部が長時間圧迫されることで、
体にとって有害な物質が発生。

それが、数時間~数日かけて体をめぐるうちに、
体に深刻な症状を起こして死に至る病気です。

参考サイト:安心安全情報|iTSCOM.net/イッツコム
意外と知られていないクラッシュ症候群
1995年1月17日の阪神・淡路大震災でがれきの下に埋まった状態から救出された人が数時間経った後に症状が急に悪化し、死亡した例は多数に上る。これが俗に「クラッシュ症候群」(別名:クラッシュシンドローム・挫滅症候群)と呼ばれるもので、この時はまだ一般に広く認知されておらず、概算の記録ではあるが、少なくとも372人が発症し、そのうち50人が亡くなっている。これを契機に、日本ではクラッシュ症候群が認知されるようになり、災害医療のあり方も大きく変わった。

悠貴と同じく下敷きになった人が、
最終回で生きていたことが判明するため、
クラッシュ症候群ではないと言っているブログもあります。

けれども、一部が圧迫されたからと言って、
必ずしもクラッシュ症候群になる
わけじゃないんです。

悠貴は残念な結果になったけれど、
もう一人の方は何を免れる可能性は
十分にあるわけです。

東京タワーのがれきによる脳挫傷

東京タワーが倒壊する際に飛んできたがれきから、
お姉ちゃんを守ろうとして頭に傷を負います。

それがきっかけで脳挫傷が起きた、
というのも悠貴の死因の一つ。

脳挫傷の症状について調べてみると、
確かに、吐き気とか気分の浮き沈みとか、
悠貴の描写に近いものが見つかります。

ただ、脳挫傷って、時間が経過してから、
いきなり倒れるようなことが少ないみたい
なんですね。

クラッシュ症候群の最大の特徴は、
圧迫されてからかなりの時間が経過してから、
いきなり症状が現れるところ。

地震の教訓をちりばめているアニメなら、
クラッシュ症候群の線を考えるのが、
濃厚なんじゃないか?と思っています。

クラッシュ症候群について

東京マグニチュード8.0のテレビ放送版では
冒頭に必ずこんなテロップも出ていましたよね。

本作品は首都圏での巨大地震発生を想定し、膨大なリサーチと検証に基づいて制作されたフィクションです。

リアリティーを追求し、十分なシミュレーションを経てオリジナルストーリーを構築しておりますが、演出上、実際のものと描き方が異なる場合があります。

クラッシュ症候群も、おそらくはリアリティを追求したうえでの
演出の一つというか、震災時に学ぶべきポイントだと思われます。

クラッシュ症候群は、挫滅症候群とか
クラッシュシンドロームと呼ばれます。

建物の倒壊などで筋肉が長時間圧迫され、
圧迫から解放されたときに起きる全身障害のこと。

挫滅した筋肉からミオグロビン(たん白質)や
カリウムといった物質が発生。

それが血液中に交じると、
毒性の高い物質が蓄積され、
臓器に致命的な損害を与え、
死に至るそうです。
クラッシュ症候群が疑われるのは、

  • 2時間以上同じ場所が圧迫される
  • パンパンに腫れて点状に出血
  • 尿が茶褐色に変色

といった条件を満たしている場合です。

血液中の有害物質を取り除くには、
透析を受けるしかないため、
高度医療が受けられる病院へ
行くしかありません。

避難所や小さな病院では
対応しきれないので、
高次医療機関へ
搬送してもらう必要があります。

震災時に起こりやすい病気

クラッシュ症候群以外にも、
震災時に起こりやすい病気について
まとめておきます。

破傷風
創部感染  黄色ブドウ球菌(とびひ) など
ガス壊疽
汚染水の吸入
誤嚥性肺炎(レジオネラ肺炎を含む)
ノミ、ダニ、動物媒介感染症

インフルエンザ
肺炎球菌性肺炎
マイコプラズマ肺炎
百日咳
感染性下痢症
エコノミークラス症候群

これらの病気は、
避難生活時におきやすいものです。

ちなみに、神戸大震災のときには、
誤嚥性肺炎
という病気によってたくさんの人が
なくなってしまったそうです。

これは、歯周病や入れ歯についた雑菌などが、
誤って肺に入ってしまうことによって起きる病気。

震災によって免疫が落ちてしまうせいで、
こんな簡単なことでも体調を
崩して死に至ることがあるんです。

災害トリアージ 身近な人が災害で怪我をした場合

地震や津波、台風などの異常事態によって大量の負傷者が発生し、
限られた医療機関のリソースで対応しなければならない場合、
一人でも多くの命を救うために災害トリアージという考え方が導入されます。

START法などを用いて4段階で負傷者を判定し、
重症度と緊急性によって選別して
治療の優先度を決定していきます。

  • 歩行できるか
  • 呼吸はしているか
  • 呼吸数はどうか
  • 循環状態はどうか
  • 意識レベルはどうか

といった点を目安にして、負傷者を

  • 緑色(保留群)
  • 黄色(待機的治療群)
  • 赤色(最優先治療群)
  • 黒色(無呼吸群)

に選別し、治療の優先順位を決めていきます。

人の命に優劣をつけるようことになるため、
災害トリアージに対して否定的な意見を持つ人もいますが、
災害発生時にはいずれにしても、医療関係者は
災害トリアージに従って治療をしていきます。

万が一、自分や自分の親族・身近な人たちが、
災害トリアージによって治療の優先順位が下がったとしても、
「より多くの人を救うためなんだ」と割り切る気持ちが必要です。