光回線の基地局と通信速度の関係!基地局から遠いと光回線は遅い?

 [投稿日]2018/01/28[最終更新日]2018/11/15

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結論を先に言うと、光回線の通信速度や通信の安定性に関して、
基地局(NTT局舎)との距離は、ほとんど関係ありません。

ADSLの場合には、基地局との距離が遠くなることで
電話回線(メタル回線)内部で信号が弱くなる
「減衰」と呼ばれる現象が起きるものの、
光ケーブルには減衰が起きない工夫が施されています。

ただ、基地局から自分の部屋まで光ケーブルが伸びる過程で、
信号を大きく乱すような障害物(障害電波)があった場合には、
通信速度が低下したり通信が不安定化することもあります。

光回線と基地局の距離の関係

端的に行ってしまえば、
光回線の通信速度と基地局の距離には、
ほぼなんの関係もありません。

NTT基地局が3キロ先にあろうが、
100m以内にあろうが、基本的に、
光回線の通信速度が速くなったり遅くなったりしません。

基地局との距離が長くなることで、基本的に、
インタネット接続が不安定になることもありません。

光回線は「光」だから速い?

光回線が基地局との距離とは関係なく、
安定して高速通信できる理由として、他のサイトを見ると、

電話線を使うadslと違って、
光回線は光速の「光」を使って通信してるから
外部のノイズを受けにくいし速い!

と説明しているのを良く見かけるんですが、
これは正しいようで間違えています。

完全に間違えているわけじゃないものの、
正しい説明とは言えないですね。

光回線だからと言っても、
基地局からの距離が離れてしまうと、
実は、信号は弱くなってしまうんです。

この辺の話はこの記事の最後で詳しくまとめています。

光回線でも遅くなる原因

光というのは、要するに、
周波数の非常に高い電磁波です。

ごく簡単に言えば、周波数が高くなればなるほど、
より多くの情報を波の中に詰め込むことができます。

adslに比べてずっと高い周波数の電磁波を使っているからこそ、
光回線は通信速度の高速化ができるわけですが、
通信速度が絶対に遅くならないわけじゃありません。

やはり、光ケーブルが長くなればなるほど、
(基地局との距離が長くなればなるほど)
光回線の通信速度が遅くなります。

理論上、光ファイバー内を光が100km進むと、
光信号の強さは約1000分の1に弱くなるとされています。
※一般的な光ファイバーの場合。

光ケーブル内では、が外部に漏れないように、
「全反射」という技術を使って、
光を内部に閉じ込める仕組みになっているとはいえ、
100%光を閉じ込めらるわけじゃありません。

ほんのわずかですが、少しずつ光は漏れてしまいますし、
光ケーブルの素材(石英)に混ざる微量の不純物によっても、
信号が乱されてしまいます。

光回線と言えど、adslと同様に基地局との距離が長くなると、
伝送損失というのが発生してしまいます。

ただ、adslに比べて、伝送損失を小さくする工夫をしているし、
高い周波数の波を使うことで、外部の電磁波の影響を受けにくくなっているだけ。

基地局との距離が遠くなったとしても、
通信速度は極端に下がりにくくなっているだけなんです。

高速通信と安定したインターネット接続が売りの光回線ですが、
ただそれでも、通信速度が遅くなるとしたらどんな要因があるのか?

具体的な例を挙げると、少なくとも次の3つが上げられます。

  • 1ケーブルあたりの利用者が多い
  • マンションのVDSL式による干渉
  • ルーター、ケーブルが古い

1ケーブルあたりの利用者が多い

まず、最も考えられるのが
一本の光ケーブルを利用する
ユーザーの数です。

光回線というのは基地局から各契約者の家(部屋)まで、
1本の光ケーブルで1対1でつながるわけじゃありません。

基地局を出た光ケーブルはまず4つ(メインケーブル)に分岐され、
さらに最大8分岐する(サブケーブル)ようになっています。

4分岐された時点で、光回線の最大通信速度が、

1Gbps ÷ 4 = 250Mbps

まで下がってしまいます。

メインケーブルは最大で8分岐されるわけですから、
1本当たり最大8ユーザーまで契約することがあり、

250Mbps ÷ 8 = 31.25Mbps

が理論上の最大通信速度となります。

もちろん、実測スピードとになると、
これよりもさらに通信速度が下がることになります。

サーバーやルーターを経由してソフトウェア的に
データをやり取りする際、どうしても
「パケットロス」という問題が起きてしまうからです。

光ケーブルの共有利用者数による通信速度低下は、
光回線、もしくはプロバイダを変えるしかありません。

傾向的に、光回線サービスを古くから提供している
フレッツ光や光コラボ系の場合には、
ユーザー数の増加による速度低下が起こりやすいです。

それに対してauひかりやnuro光であれば、
フレッツ光とは全く別の独自回線なので、
ユーザー数増加による速度低下は起こりにくくなります。

マンションがVDSL式

マンションタイプで光回線を利用している場合、
マンションがVDSL式だと通信速度が遅くなりがちです。

VDSL式というのは、
マンションまでは光ケーブルを使っているものの、
マンション内にインターネット信号を送る際には、
lanケーブルを使っているケースです。

VDSL式かどうかは、
インターネットにつなげる際に、
ONUという光ケーブルをつなげる端末を使わず、
直接、壁にlanケーブルをつなげているはずです。

光ケーブルはがっちりと外部ノイズ対策されているんですが、
マンション内に配線されているlanケーブルは、
ノイズ対策が手薄になりがち。

そのため、マンション内のどこかの家庭でadslを利用している場合、
lanケーブル内の信号よりもadslから生じる電磁波の方が強く、
干渉を受けやすくなります。

マンションで誰がadslを使っているのかなんて、
そう簡単に調べられるものじゃないですし、
分かったとしても、adslを止めてくれ!なんて、
言いにくいものがありますよね。汗

この場合も、新規で光回線業者と契約をして、
自分の部屋まで光ケーブルを伸ばしてもらう、
といったやり方で回避するしかありません。

ルーター、lanケーブルが古い

NTT基地局との距離はそれほど離れてないのに、
光回線が遅い原因として、宅内で考えられるのは、
主にルーター、lanケーブルが古いこと。

ルーターにもlanケーブルにも
対応速度というのが決まっています。

古いものを使っていると1Gbpsまで対応していなくて、
最高100Mbpsとか10Mbpsまでしか対応できない
可能性があります。

ここ5年くらいであれば問題なく使えるんですが、
10年以上も前の機器を使っている場合には、
買い替えを検討してください。

関連ページ:
光回線のlanケーブル選び方|光回線の通信速度低下を防ぐ!

adslから光回線に切り替える際の注意点

adslから光回線に乗り換えを検討しているなら、
通信速度はほぼ確実に速くなると思って良いです。

adslでは最高通信速度は50Mbpsとなっていますが、
実際には基地局からわずかな距離を離れるだけで、
実測の通信速度は急激に低下。

下り10Mbpsも出ると良いほうじゃないでしょうか。

光回線ならその点、よほど環境が悪くなければ、
実測で下り100Mbps以上出ることが多いですし、
同じように、上り速度も100Mbps以上出てくれます。

動画をアップロードしたりするのであれば、
adslよりも光回線の方が圧倒的に短時間で済みます。

月額料金のほうも、以前のフレッツ光しか選べない時代に比べ、
光回線をadslと同じくらいの料金で利用できるくらいまで、
かなり値下がりしています。

新規契約キャンペーンを利用することで、
契約から2年間くらいはむしろadslよりもずっと安く、
光回線を利用できるんですが、
気を付けておくべきこともあります。

最低でも、下記の点をあらかじめ知っておくべきです。

  • 開通工事はほぼ必須
  • 料金は意外と高くない
  • ひかり電話にも申し込む場合
  • 高額キャンペーンに騙されない!

開通工事はほぼ必須

新築マンションですでに光回線に対応している場合など、
一部の例外を除いて、光回線を新規に導入する場合には、
光ケーブルを宅内に引き込むための開通工事がほぼ必須となります。

戸建であれば自分の意志で即決できるでしょうが、
賃貸住宅や分譲マンションなんかに住んでいる場合、
工事許可を取るのが大変かもしれません。汗

ただ、マンション内のインターネット接続が
vdsl方式だと、MDFまで光ケーブルを導入できればよいので、
工事は比較的、楽に済ませることができます。

工事がスムーズに進むかどうかは、
かなり個別環境に左右されるので、
とりあえず、光回線を申し込んでみて、
どんな工事が必要になるのか?確認するのが良いです。

月額料金は意外と高くない

たとえば現在、adslの
@nifty ADSL 50M(@niftyフォン セット)
を利用していて場合は月額3247円程度が
月額料金となります。

ここに固定電話の月額1700円が加わるので
adslだけでも4900円ちょっとかかります。

それに対して、光回線の中でもauひかりを選択し、
プロバイダをso-netにすると、月額費用はなんと、
2980円です。

光回線だけの料金だけじゃなく、
プロバイダ料金込みで2980円で済みます。

固定電話をauひかりのひかり電話にした場合、
月額500円で済むので合計で3480円。

adslから光回線に乗りかることで、
料金が割高になるどころか、
毎月1500円(2年間で36000円!)
もお得になる上に、通信速度まで速くなります。

ひかり電話にも申し込む場合

光回線は別にインターネット接続するためだけのものではありません。

あらゆる通信ができるようにするためのインフラです。

将来的に、従来の電話回線(メタル回線)は廃止し、
情報通信は全て光ケーブルを使った光回線に移行する、
という目的のもと、全国的に普及が進んでいます。

従来の固定電話網を進化させたのが光回線網で、
固定電話も当然、光回線に載せ替えることができます。

いわゆる「ひかり電話」というサービスで、
基本的に引っ越しなどを伴わなければ、
電話番号が変わることもありません。

同じ番号をそのまま使い続けることができるし、
ひかり電話への切り替えに伴って、
別番号に変えることもできます。

通話料も全国で一律3分8円になるので、
固定電話を使うよりも実はお得。

ただ、気を付けなければいけないのが、
faxやホームセキュリティを使っている場合です。

fax専用に固定電話契約をしていた場合、
光回線だと使えない可能性があります。

セコムやアルソックなどのホームセキュリティは、
電話線を使って設備を作っているので、
ひかり電話に変える際に、ホームセキュリティの方も、
変更手続き&工事が必要になります。

fax理容に関しては光回線の業者へ、
ホームセキュリティの方はホームセキュリティの会社へ、
それぞれ、詳しく確認をしておく必要があります。

高額キャンペーンに騙されない!

光回線契約をするにあたっては、
プロバイダごとに様々なキャンペーンが展開されています。

携帯電話の料金体系と同じくらい、
光回線のキャンペーンは非常にわかりにくい状態になっていますが、
その原因は光回線の販売代理店が無数に存在しているからです。

光回線会社(もしくはプロバイダ)が公式キャンペーンを開催するほか、
各販売店も独自のキャンペーンをしているため、
申し込みをする光回線を決めても、どのキャンペーンを選べばよいのか?
いまいちわかりにくくなっています。

キャンペーンをたくさん比較していって、
少しでもお得なキャンペーンで申し込みをしたいところですが、
気を付けなければいけないのは高額キャッシュバックをしているケースです。

他のキャンペーンを圧倒するような
高額キャッシュバックが用意されていたとしても、
光回線を申し込みすればすぐに
高額キャッシュバックしてくれるわけではありません。

  • 有料オプションをいくつも契約しなければいけない
  • キャッシュバック受け取り手続きが複雑
  • キャッシュバック申請期間が非常に短い

などなどの問題があり、結局、
キャッシュバックを1円も受け取れないケースが多いんです。

光回線契約でキャンペーンを利用するのであれば、
できるだけ高いキャッシュバックをより確実に受け取れるキャンペーンを
選ぶようにしなければいけません。

詳説:光も長距離だと遅くなる!

光回線だってadslと同様に基地局からの距離が離れれば、
信号が弱くなって通信速度が遅くなります。

ただ、外部ノイズを受けにくくなるように設計されているため、
信号が弱くなる(減衰資する)ペースが
非常~~~に遅いというだけ。

光回線がなぜ外部ノイズを受けにくいのかというと、
キチンと外部ノイズ対策をしているからです。

私たちの身の回りには、目には見えなくても、
様々な電磁波(外部ノイズ)が生じています。

電磁波を受けることによって信号が乱されてしまい、
通信速度が遅くなる要因となります。

基地局との距離が長くなればなるほど、
電磁波の影響を受けるリスクも高くなるので、
その意味では、光回線であっても、
基地局との距離は近いほうが良いです。

光回線には信号の強さをできるだけ減衰させないための
工夫が施されているわけですが、まず一つ上げられるのが、
外部ノイズを遮断するケーブル設計です。

adslの場合、何十年前に敷設されたような、
電話線が主に利用されています。

古い線ですから、物理的に劣化しているだろうし、
それに外部ノイズ対策というのが、
ほとんど施されていません。

インターネット信号が電話線を伝わる過程で、
どうしても低品質の電話線によって信号が弱まる上に、
電磁波によってさらに信号が乱されるので、
adslは基地局との距離が長くなると極端に通信速度が低下。

光回線と言うのはその点、
外部ノイズをシャットダウンできるように、
FRPやアラミド繊維などの素材を使い、
光ケーブルがしっかりと保護されています。

高品質の保護処理が施されているうえに、
光ケーブル内で光の減衰を最小限に抑えるために、
全反射という光の性質を利用しています。

屈折率の違う素材(主に石英)を組み合わせることによって、
光が外に漏れ出るのを伏せぎ、
ケーブル内をできるだけまっすぐ前に進むように、
しているわけです。

光も本来であれば、360度全方向に進んで
拡散する性質がありますからね。

光回線は光だから速い!というわけじゃなくて、
あくまでも、こうした技術が活用されていて、
なおかつ周波数が非常に高いから。

光と言ってもプリズムを通すと7色に分解されるように、
いくつかの波長の光に分解することができるものの、
一番波長の長い赤(橙赤)でも波長は 最大740ナノメートル。

※ナノメートルは1メートルの9乗分の1

周波数で言えば1THz(テラヘルツ)にもなり、
理論上、1秒に1テラ(1000ギガ)もの
情報量を詰め込むことができます。

基本的に周波数が高い=電磁波の速度が速い

という関係にあります。

なので、光回線は、電磁波じゃなくて光だから、
外部ノイズに干渉されにくいという説明も誤りです。

光も結局、周波数が極端に高くなった
電磁波の一種にすぎません。

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