光回線のlanケーブル選び方|光回線の通信速度低下を防ぐlanケーブル選び方

 [投稿日]2018/01/30[最終更新日]2018/12/21

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光回線の1Gbpsという通信速度を活かすには、
lanケーブルは何を選ぶのが正解なんでしょうか?

結論から言ってしまうと

CAT6(カテゴリー6)のストレートタイプ

のlanケーブル一番のおすすめ。

そしてlanケーブルの長さは、できるだけ短い方が良いです。

ということで、ONU・ルーター、
そして、パソコンをルーターに有線接続するなら
3つの機器を全て、できるだけ近い場所に置くようにすれば、
無駄な信号の減衰を防ぎ、速度低下を抑えることができます。

光回線のlanケーブルはcat6で十分!

lanケーブルにはcat5とかcat6、cat7みたいな規格があって、
数字が大きくなればなるほど、
高速通信に対応していることを意味しています。

今のところ、cat7が最新かつ最高の規格となっていて、
対応できる通信速度は何と10Gbps!

フレッツ光など一般的な光回線サービスの通信速度
1Gbpsの10倍の速度に対応しているので、
他のサイトの記事を見ると、光回線にはcat7がオススメ!
みたいなことを書いていることが多いです。

ただ本当にcat7を選ぶのがベストなのかというと、
激しく疑問を感じます。その理由が次にあげる3つです。

  • 実測スピードで1Gbpsは出ない。数百Mbpsに落ちる
  • 価格が跳ね上がる
  • ノイズが発生して逆に遅くなる

1.通信速度の実測スピードは1Gbps出ない。

光回線の1Gbpsという通信速度はあくまでも理論値、
ベストエフォートです。

つまり、努力目標であり、必ずしも
1Gbps近い速度が出るわけじゃありません。

むしろ、1Gbpsを大幅に下回ることが多く、
実測が300Mbpsくらいの通信速度だとかなり速い方。

だいたい50Mbps~200Mbpsくらいの通信速度に、
落ち着くことが多いです。

それなのに10Gbpsまで対応しているlanケーブルを使うのは、
蛇足じゃありませんか?

将来、通信速度がさらに早くなって
10Gbpsになる可能性もあるから、
今のうちに10Gbpsに対応しておこう!

なんて言っている人もいますが、
あくまでも可能性の話。

いよいよ通信速度は10Gbpsが当たり前の時代になって、
10Gbpsの通信速度で改めて光回線を新規契約or契約変更するときに、
今度こそ、10Gbpsに対応しているcat7のlanケーブルを
使えば良いんじゃなないでしょうかね。

そもそも、cat7よりも新しくて高品質のlanケーブルが
すでに販売されているかもしれません。

その時にはすでに、さらに規格が進化した
cat8のlanケーブルが出ている「可能性」もあるわけだし、
現時点でcat7のlanケーブルを揃えるのは不要でしょう。

2.ca7のlanケーブルだと価格が跳ね上がる

cat7のlanケーブルは価格が跳ね上がります。

同じストレートタイプで長さ1mで比べてみると、

cat7のlanケーブルはメーカー希望価格:2462円

参考サイト:iBUFFALO ツメの折れないLANケーブル STP Cat7 ストレート ノーマルタイプ 1m ブルー BSLS7NU10BL

cat6のlanケーブルはメーカー希望価格:961円

参考サイト:iBUFFALO ツメの折れないLANケーブル UTP Cat6a ストレート フラットタイプ 1m ブラック BSLS6AFU10BK

2倍以上の価格差がありますね。汗

ちなみに、amazonだと値段はかなり安くなっていて、
cat7のlanケーブルは約800円、
cat6のlanケーブルは約300円と、
になるものの、価格差はやはり2倍以上の開きがあります。

300円のcat6のlanケーブルでで十分なのに、
わざわざ800円だしてcat7のlanケーブルでも出すのは、
どうなの?という気がします。

cat6のlanケーブルは1Gbpsの通信速度に対応しているので、
光回線の実測スピードにしっかり対応できます。

3.cat7のlanケーブルだとノイズが発生して逆に遅くなる

cat7のlanケーブルをおすすめできない最大の理由がこれ。

10Gbpsまで対応しているとはいえ、
cat7のlanケーブルを使うことによって、
ノイズが発生し、速度が遅くなる可能性があります。

本来ならば300Mbps出る環境だというのに、
100Mbpsも出ない事態が起こりえるんです。

cat7のlanケーブルがなぜノイズを発生するのかというと、
シールドの問題です。

lanケーブルにはUTPとかSTPという種類があり、
要するにシールド処理をしているかどうか?が違います。

UTPはシールド処理していないので、
外部のノイズを受けやすくなります。

STPはというとシールド処理しているので、
外部ノイズの影響を受けることがありません。

ノイズを受けないということは、
速度が低下しないはず?

cat7からはSTPが標準となっているので、
通信速度が保たれるかと思いきや、、、
意外な落とし穴があるんです。

シールド処理とはそもそも、
何をするのかというと、
電気的にノイズをキャンセルするんです。

lanケーブルに電磁波が当たった時、
電磁波の「波」を打ち消すように電気を集めることで、
電磁波の影響を相殺する仕組みとなっています。

ここまでは良いんですが、問題は、
外部ノイズ(電磁波)を受けた後の話です。

集められた電気は、アースをしなければ、
シールドの外に逃がすことができません。

冷蔵庫や電子レンジと同じように、
地面に逃がしてあげないと、今度は
シールドにたまった電気がノイズ減となり、
通信速度を下げる要因となるわけです。

そのため、cat7を使う場合には、
アースできるONUからルーター、パソコンなど、
関連する機器はすべてアース対応にする必要があり、
そうじゃなければ、ノイズの影響を受けることになります。

非常に面倒なことになるので、
cat7は現時点では全くおすすめできません。

参考サイト:UTPケーブル・STPケーブル | LANケーブルの種類と規格・カテゴリの違い
住宅用途で、STPケーブルの機能を十分発揮させるのは困難である。家庭環境でSTPケーブルを使用しても、データ伝送の安定化や高速化は望めない。

lanケーブルのカテゴリ

lanケーブルはcat6とかca7といって、
カテゴリーと呼ばれる規格があります。

カテゴリーによって対応できる最大通信速度と、
伝送帯域というのが変わってきます。

  • CAT4(カテゴリー4) 20Mbps・20MHz
  • CAT5(カテゴリー5) 100Mbps・100MHz
  • CAT5e(カテゴリー5e) 1Gbps(1000Mbps)・100MHz
  • CAT6(カテゴリー6) 1Gbps(1000Mbps)・250MHz
  • CAT6A(カテゴリー6A) 10Gbps(10000Mbps)・500MHz
  • CAT7(カテゴリー7) 10Gbps(10000Mbps)・600MHz

伝送帯域とは、ごく簡単に言うと、
情報を詰め込める「密度」みたいなもの。

周波数が高くなればなるほど、
1秒間に振動する波の数が増えます。

その分だけ、情報(ビット)を
波に乗っけることができるわけです。

なので、200MHzのCAT6のケーブルを
500MHzのCAT6Aに変えるだけでも、
体幹的な通信速度が変わることがあります。

特に動画のような大ボリュームのデータを
アップロードorダウンロードする際に、
違いが分かりやすくなります。

lanケーブルは光回線が遅い原因の一つ

光回線なのに通信速度が遅いな?ともったら、
lanケーブルに原因がある可能性もあります。

たとえば、本来ならば100Mbps以上出るはずなのに、
CAT5のlanケーブルを使っていたら、
100Mbpsで通信速度が頭打ちになります。

通信速度が100Mbps以下の場合、
少なくともCAT5eくらいまで
lanケーブルの規格を上げることで、
スピードが改善する可能性があります。

そのほか、lanケーブルがらみで考えられる、
通信速度低下の原因を挙げていくと、
下記のようなものがあります。

  • 無駄に長いlanケーブルを使っている
  • lanケーブルをひどく捻じ曲げている
  • lanケーブルと機器の接触不良

関連ページ:光回線遅い原因|光コラボで通信速度が遅い!auひかりのvdslが遅い!

無駄に長いlanケーブルを使っている

lanケーブルの長さが長くなればなるほど、
lanケーブルの中で電気信号が減衰し(弱くなり)します。

そこまで極端に通信速度が下がるわけじゃないものの、
通信速度が遅くなる要因となりえます。

さらにlanケーブルが途中で、
電磁波の強い機器(電子レンジなど)の近くを
通るような場合も出てくるので、
lanケーブルはできるだけ短いほうが良いです。

ただどうしてもlanケーブルの長さが必要な場合、
たとえばONUが1階にあり、lanケーブルで有線接続したい
パソコンを2階に置きたい場合。

途中でハブを使うなどすることで、
通信速度の低下をある程度、防ぐことができます。

lanケーブルをひどく捻じ曲げている

理想的にはlanケーブルは接続す機器の間を、
一直線になるように設置するのが良いです。

曲げてしまうと、電気の性質上、
やはり信号が減衰してしまいます。

極端に折り曲げてしまうと、
折り曲げた部分で信号の減衰が激しくなるうえに、
lanケーブルを物理的に損傷することになります。

外側のゴム部品が破れたりしていなくても、
lanケーブル内部で断線を起こしやすくなるので、
lanケーブルはできるだけまっすぐにした状態で使うようにしましょう。

長くなった分をまとめたいときには、
lanケーブルが販売されていた時と同じように、
適度な大きさの円を作るようにすると良いです。

lanケーブルと機器の接触不良

lanケーブルのジャック(モジュラー部分)が
ONUやルーター、パソコンとしっかり接続されていない場合、
通信速度が遅くなるし、インターネットそのものが安定しなくなります。

lanケーブルはやはり消耗品で、
特にlanケーブルを何度も抜いたりさしたりしていると、
プラスチックのジャック部分が物理的に摩耗します。

そのせいで、接触が鈍くなることもあり得ます。

lanケーブルの種類

最後にlanケーブルの種類や
lanケーブルの必要な長さなどについて
まとめておきます。

lanケーブルの太さ

lanケーブルの太さには3種類あって、

  • ストレートタイプ
  • フラットタイプ
  • 極薄タイプ

の3つがあります。

フラットタイプや極薄タイプの場合、
平べったい形状をしているので、
カーペットの裏側を這わせたりしても違和感がありません。

ただその代り、電磁波などから守ってくれる
表面の被膜部分(ゴム部分)の厚みが薄くなるので、
外部ノイズを受けやすくなってしまいます。

lanケーブルで接続する機器同士が近くにある場合なら、
フラットタイプや極薄タイプでも大丈夫です。

少し長めの距離でlanケーブルを使う場合や、
途中で通信速度を落としそうな障害物がある場合は、
ストレートタイプを選ぶのが良いです。

lanケーブルのストレートとクロスの違い

太さとは別に

  • ストレート
  • クロス

という2つの種類もあります。

今はクロスケーブルはほとんど見ることがなくなり、
だいたいストレートケーブルです。

ストレートとクロスで何が違うのかというと、
ケーブルの出口と入り口で内部配線の並びが逆揃えになるかどうか?

ストレートだと並び順は変わらないのに対して、
クロスケーブルだと内部配線の順番が逆転します。

クロスケーブルはたとえば、
パソコンとパソコン同士をつないで、
通信させたいときに使うケーブルです。

ちょっと昔だと、lanケーブルを中継する
ハブとハブの間にはクロスケーブルを使わなきゃいけなかったんですが、
今は、ほぼすべてのハブにAUTO-MDIX変換機能がついていて、
内部的に配線を逆にできる仕組みになっています。

lanケーブルのシールド処理

外部のノイズをカットする
シールド処理をされているのがSTP。

それに対してシールド処理されていないのはUTPです。

先ほど詳しく説明した通り、
STPだと逆にシールドから生じるノイズによって、
通信速度が下がる危険性が高いです。

機器全体で十分なアース処理をできない場合、
UTPのlanケーブルを使うのが無難です。

lanケーブルの単線・より線

内部配線1本が1つの太い銅線でできているのが単線、
細い銅線を寄せ集めて作られているのがより線。

より線になると、表面積が広くなってしまうので、
外部ノイズを受けやすくなってしまうし、
物理的に劣化もしやすくなります。

単線の方が速度低下しにくく、
損傷にも強いんですが、その代わりに、
曲げたりしにくくケーブルが硬くなります。

今はどちらかというと
より線タイプのlanケーブルが一般的で、
量販店や100均で売られているlanケーブルはたいてい、
より線タイプです。

1000Base-T、100Base-Tって?

lanケーブルにはcat6、ca7といったカテゴリー規格がありますが、
通信速度にはもう一つ1000Base-T、100Base-Tといった規格もあります。

こちらは、ルーターとかパソコン側の「lanボード」「lanカード」
という機器の対応規格になります。

それぞれ、

  • 1000Base-T 1000Mbps(1Gbps)
  • 100Base-T 100Mbps
  • 10Base-T 10Mbps

の通信速度に対応しているという意味で、
lanケーブルのカテゴリと合わせて考えると、

  • カテゴリー7(cat7): 10G-Base-T、1000Base-TX、1000Base-T、100Base-T、10Base-T
  • カテゴリー6A(cat6A): 10G-Base-T、1000Base-TX、1000Base-T、100Base-T、10Base-T
  • カテゴリー6e(cat6e): 10G-Base-T、1000Base-TX、1000Base-T、100Base-T、10Base-T
  • カテゴリー6(cat6): 1000Base-TX、1000Base-T、100Base-T、10Base-T
  • カテゴリー5e(cat5e): 1000Base-T、100Base-T、10Base-T

といった対応関係になっています。

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