固定電話の電話番号がなくても、
(NTTの電話加入権がなくても)
光回線の契約・開通は可能です。
※固定電話の電話番号とは、ココでは、NTTの電話加入権を購入し、
「03」や「011」など市外局番から始まる電話番号のことを刺しています。
光回線を契約する場合や、
別の光回線に乗り換えする際、
ひかり電話に合わせて申し込みをすることで、
固定電話よりも安い基本料金・通話料で電話することもできます。
今は光回線の対応エリアもかなり広がっていて、
離島などよほどの環境でもなければ、
光ケーブルが家の近くまで伸びていて、
光回線に申し込みすることができます。
ただ、インターネットの使い方(使用頻度)によっては、
わざわざ光回線に申し込まなくても、
低料金のモバイル回線(wimaxなど)で済ませる
という選択肢も考えられます。
固定電話なしから光回線を申し込む際の注意点や、
モバイル回線を検討したほうが良い場合について、
この記事で詳しくまとめています。
目次
固定電話不要で光回線の契約は可能!
インターネットにつなげるためには、
固定電話(電話加入権)が必要だと言われていたのは、
一昔前のADSLやISDNなどアナログ回線の時代の話です。
ADSLやISDNでは電話線を使うため、
必然的に固定電話も必要となりましたが、
光回線は光ケーブルを使っているので、
電話線とは物理的に違う線を使って、インターネットに接続できます。
ちなみにadslは今後廃止予定なので、
新規契約を考える余地は1ミリもありません。
adslで通信速度やサービスに不満を感じているのであれば、
同程度の料金で光回線を利用できるようになっているので、
さっさと切り替えたほうが良いですよ。
関連ページ:niftyのadsl速度が遅い|帯域調整でniftyのadsl速度改善したか?
光回線の開通は工事が必須!
ただその代り、光回線を新規契約する際は、
ほとんどの場合、回線の開通工事が必要になります。
光ケーブルは自宅の最寄りの電柱まで伸びているものの、
電柱から家まで光ケーブルを延伸しなければいけません。
NTTの基地局の方で基盤の設定を
切り替えるだけではダメなんですね。
電話回線の場合、何十年もの歴史がある分、
ほぼすべての建物につながっているので、工事は不要でした。
※NTT局舎内工事を除く。
光ケーブルを自宅の外壁まで伸ばして来たら、
そこから家の中に引き込もう訳ですが、
ただ、大掛かりな工事をすることはまずありません。
電話線を宅内に引き込んでる「穴」があるはずなので、
その穴を通して光ケーブルを宅内に伸ばします。
もし、電話線の穴が何らかの原因で使えない場合は、
エアコンダクトを使うことがあり、
それでもだめなら、壁に小さな穴を空ける、
といった手段になってきます。
ただいずれにしても、工事のやり方で
追加の工事費用が取られることはありません。
マンションの場合だと、新陳くならすでに
光ケーブルを引き込んでいることが多いですし、
古いマンションでもすでに誰かが光回線を契約していて、
工事がスムーズに進むことが多いです。
工事費は、au光、フレッツ光、nuro光など、
光回線の業者によってかなり異なるものの、
キャンペーンを利用して申し込みをすると、
工事費を無料にすることもできます。
光回線の契約はキャンペーンを上手に活用することで、
10万円近くお得になったりします。
逆に、気を付けないと10万円以上、
損をさせられることもあるんですが、
その辺はまた後で詳しく説明をしますね。
ADSL契約はメリット薄い
光回線じゃなくてもADSLでネット接続する、
という選択肢ももちろんあります。
ADSLなら工事がほぼ不要なので、
申し込んだら1週間くらいで
ネット接続を開通させられます。
NTT基地局との距離が近ければ近いほど、
信号の減衰が抑えられるので、通信速度も高くなるものの、
光回線の接続スピードには遠く及びません。
ADSLの場合、最高で50Mの契約ができますが、
10Mbps近く出れば良い方です。
光回線はというと、1Gbpsが標準的な速さで、
実測速度で200、300Mbps出るのは当たり前、
といった世界です。
ADSLのように信号が減衰することもないので、
基地局から離れれば離れるほど通信速度が遅くなる、
というデメリットはありません。
料金面でも、以前のフレッツ光契約独占の時代に比べ、
多くの業者が参入できるようになったおかげで、
ADSL以下の料金に収まるケースも増えています。
特にマンションの場合だと、
光回線の値下がりは顕著ですよ。
関連ページ:adslからドコモ光へ乗り換え|光回線乗り換え工事や注意点
光回線のメリット
光回線はADSL程度の月額費用で、
なおかつ最大1Gbpsの高速通信が可能。
1Gbpsはあくまでもベストエフォートで、
実際には数百メガ程度に落ちるものの、
それでもオンラインゲームをしたりする場合も、
十分すぎるほど快適にネットを使うことができます。
モバイル回線とは違って
ダウンロード量がどれだけ増えようが
基本的に速度制限(帯域制限)を
かけられることもありません。
ADSLだと自分の家からNTT基地局までの間に、
電波障害を起こすような設備や施設があると、
極端に通信速度が低下することもありますが、
光回線は外的要因ほとんど左右されることがありません。
比較的安定した高速通信を、
以前よりもかなり割安に利用できるようになりました。
関連ページ:auひかり(so-net)とnuro光比較|月額料金・通信速度は?
ひかり電話で固定電話が使える
固定電話なしなら、
ひかり電話で固定電話を利用することもできます。
ひかり電話とは、
光回線を使った電話サービスで、
NTTの電話線を使う場合に比べて、
うんと安くなるのが特徴です。
電話加入権をもらうだけで36000円(税別)
が必要になるものの、ひかり電話は加入権不要。
初期費用は工事が必要な場合に4500円かかりますが、
たいていは基地局側の作業だけで済むので、
1000円程度になります。
固定電話だと基本料金だけで
1700円の月額料金がかかっていましたが、
ひかり電話なら500円で済みます。
通話料も通常の固定電話だと距離に応じて高くなりますが、
ひかり電話だと基本的に3分8円で済みます。
光回線のデメリット
逆に光回線を申し込むことでどんなデメリットがあるのか?
まずは、必ずしも安定した通信速度が
24時間続くわけじゃないこと。
日中は100メガ、200メガのスピードが出ても、
夜間になると30メガ、50メガに落ちてしまう、
というケースも多いです。
これは、ネットに接続する利用者が時間帯に応じて、
増えたり減ったりするからです。
利用者の少ない日中は速度が出やすいのに対し、
利用者が増えると回線が混雑してしまい、
速度も遅くなりがちです。
電話線とは違って、光ケーブルは最終的に、
一本にまとめられてしまうので、
1本当たりの利用者が増えれば増えるほど、
通信速度を分け合う形になってしまうからです。
たとえばフレッツ光や光コラボサービスの場合、
理論上、1本を最大32契約分(32人分)で
分け合うことになるので、1契約あたり、
30M程度まで落ちることになります。
関連ページ:光回線(フレッツ光)転用デメリット|光回線の転用はキャンペーンに注意
停電時にひかり電話が使えない!
停電をしても固定電話ならば、
通話できることが多いです。
固定電話は基本的に電話線から、
電力も供給される仕組みになっているので、
停電とは無関係だからです。
けれどもひかり電話の場合には、
停電すると電話に電力を供給できなくなるので、
通話がもちろんできなくなってしまいます。
光回線の場合、工事が可能かどうか
モバイル回線ならば契約するとすぐにでも
ネット接続可能です。
けれども光回線だと工事が必要になるわけですが、
環境によって工事ができないこともあります。
マンションに住んでいる場合だと、
光ケーブルを新たに開通するための
物理的なスペースが作れない場合もあります。
それに賃貸・分譲問わず、外壁に工事が必要となると、
大家さんもしくは管理組合の許可が下りない、
というケースも考えられます。
光回線VSモバイル回線どっち?
家族がいて、自分以外にもネット接続する人がいる場合、
モバイル回線よりも光回線の方が良いでしょう。
速度制限がかけられることもないですし、
回線速度も光回線の方がずっと上です。
外出中は携帯キャリアの回線でネット接続して、
家にいるときには光回線を使うようにすれば、
携帯キャリアの方で通信量がオーバーするのを
防ぎやすくなります。
ざっくばらんに行ってしまえば、
通信量が多い場合には、光回線がオススメ。
通信量がそれほど多くない場合には、
モバイル回線に申し込む方がお得です。
モバイル回線のメリット
スマホ契約以外にも、モバイル回線を申し込むことで、
テザリング不要でスマホ以外の機器、たとえば、
パソコンや、PS4、ニンテンドースイッチなどの
ゲーム機器をネット接続することができます。
モバイル回線ですからもちろん、
持ち運び可能。
モバイル回線の対応エリア内であれば、
外出先でパソコンを使って仕事をしたり、
レポートを提出する、といったこともできます。
最近はモバイル回線のネットスピードも高速化されていて、
よほど大きなデータをダウンロードしない限り、
快適にネット接続できるようになりました。
そして何よりもモバイル回線は光回線よりも、
圧倒的に低価格!
通信量が月に5Gくらいに抑えられそうなら、
モバイル回線の方が絶対にお得ですよ。
※無駄なオプション契約をした場合を除いて。
モバイル回線のデメリット
モバイル回線のメリットは低料金で、
外出先でもネット接続できるのが大きなメリット。
それに対するデメリットとしては、
光回線に比べると通信速度は数分の一になってしまい、
通信量に制限がかけられてしまうこと。
たとえば1ヶ月の通信量を5Gで契約をして、
月の途中で5G以上のデータをダウンロードした場合、
速度が一気において数百Kbps(0.1とか0.2Mbps)まで
遅くなってしまいます。
割と大きなデータをダウンロードすることが多かったり、
オンラインゲームを楽しみたい場合は、
モバイル回線はおすすめできません。
通信量を無制限とかで契約することもできますが、
そうなると逆に光回線の方が割安になります。
インターネット接続契約時の注意点
光回線、モバイル回線のどちらにしても、
インターネット接続を新規契約する場合、
気を付けなければいけないことがあります。
ヤマダ電機やビックカメラでも、
「ネット接続してくれればさらに○○円割引!」
みたいなキャンペーンを良く見かけるものの、
罠のあるキャンペーンも多いからです。
表面的には「5万円キャッシュバック!」とか、
「PS4プレゼント!」といった魅力的な
キャンペーンであっても、いざ申し込んでみたら、
結果的に損をする羽目になることも多いんです。
具体的に稲たーネット接続のキャンペーンで、
注意すべき点を挙げると
高額キャッシュバックに騙されない
「今なら6万円キャッシュバック中!」みたいな、
ネット接続の広告をあなたも何度も、
目にしたことがあるんじゃないかと思います。
家にもそういったチラシが紛れ込んでいることも、
多いんじゃないでしょうか。
キャッシュバック金額だけ見ると確かにお得だし、
こうしたキャッシュバックはぜひ利用すべきです。
けれども問題なのは、
キャッシュバックの受け取り方法です。
- 開通後、1年経過しなければもらえない
- 手続きが非常に面倒
- 申し込み期間が極端に短い
などなどの制約が設けられていて、
キャッシュバックをもらいにくくなっている
ケースが非常に多いんです。
他と比べて明らかにキャッシュバック金額が多い場合、
受け取り方法が煩雑じゃないかどうか?
キチンと調べましょう。
関連ページ:nuro光申し込みのおすすめは公式?お得なキャンペーンは?
不要なオプションを契約しないこと
キャッシュバックやプレゼントをもらう代わりに、
大量のオプションを契約しなきゃいけない
ケースも多いです。
たとえば、
- リモートサポート
- 無線ルーターレンタル
- ひかり電話エース
などなどです。
月額数百円程度とはいえ、
こういったオプションが3つも4つも増えると、
あっという間に月額料金が5000円近くも
加算されます。
1年で6万円、2年で12万円も余計に費用を払い、
キャッシュバックよりも損をすることも多いので、
不要なオプションを契約しないように気を付けましょう。
おすすめのネット契約
以上の点を踏まえて、
光回線とモバイル回線のそれぞれで
おすすめのを申し込み方法を紹介していきます。
キャッシュバックなどのキャンペーンが利用しやすく、
なおかつ余計なオプション契約をさせられる心配のない、
信頼できる販売代理店を厳選しています。
光回線なら携帯のセット割をフル活用
光回線を申し込むなら、
携帯キャリアのセット割を活用しましょう。
ソフトバンクなら、softbank光もしくはnuro光、
auなら、auひかりもしくは、auセット割が使えるプロバイダ。
ドコモの場合は、ドコモ光でセット割が適用されるものの、
割引額がau、ソフトバンクに比べてそれほど大きくありません。
ドコモ光にこだわるよりも、
nuro光やauひかりでプロバイダをso-netにすることで、
月額費用を抑えやすいですよ。
・モバイルルーターならuqwimaxがおすすめ