頭皮の日焼け|日焼けで皮むけ・赤い・痛い痒い頭皮の日焼けケア

帽子や日傘を差さなければ、
顔だけじゃなくて髪の毛や頭皮にだって、
紫外線は降り注ぎます。

紫外線を浴びると肌が日焼けするように、
頭皮だって同じように日焼けをしてしまうわけですが、
頭は体の中でも紫外線を浴びやすい位置にあるため、
日焼けが悪化して赤い・痛い・皮むけ、
といった症状が起きることもあります。

顔や腕、背中などと同じく頭皮にも日焼け対策は必要で、
帽子や日傘で紫外線をカットする以外には、
やはり日焼け止めグッズを使うのが有効です。

頭皮用の日焼け止めスプレーを使ったり、
身体の内側から日焼けに対する抵抗力を強めるほか、
すでに日焼けしてしまった頭皮に対しては、
まずは十分に冷やして熱を取ってから保湿することが肝心です。

日焼けした状態を放置すると肌の乾燥がドンドン進みます。

肌であれば紫外線によって肌が乾燥することで、
シワ・たるみの原因となりますが、頭皮に関しては、
髪の毛に紫外線のダメージが現れはじめて、
白髪・薄毛(抜け毛)の原因となってしまいます。

紫外線をいったん浴びると、
その影響を完全にキャンセルするのは難しいものがあり、
紫外線を浴びれば浴びるほどダメージが肌にも体にも蓄積されるので、
紫外線による日焼け対策は、できるだけ早めに始めておきましょう。

頭皮の日焼けケアは冷やす!皮むけて赤い・痛い場合も

すでに日焼けしてしまった頭皮が赤くなっていたり、
皮がむけて痛みも感じるような場合には、
一刻も早く冷やすようにしましょう。

「日焼け」というと、気軽に考えてしまいがちですが、
実際には軽度の火傷を起こしている状態です。

肌は本来であれば、
必要以上の熱をため込まずに、外部に放出する働きがあるものの、
熱量が多いと熱が肌内部にどんどんたまり始めます。

紫外線そのもののダメージだけではなくて
熱によって細胞の破壊が進んでしまうので、
頭皮の日焼けも肌の日焼けと同様に肌を冷やすことが肝心です。

ただ、氷を肌に直接当ててしまうと、低温やけどを起こしてしまうので、
冷たい水やをタオルに含ませたり、ビニール袋に入れるなどして、
頭皮に当てるようにしましょう。

もしくは保冷剤や氷をタオルに巻いて肌に当ててもOKです。

日焼けにはサンバーン・サンタンの2種類

一口に日焼けと言っても、実は2種類の日焼けがあります。

紫外線にも大きく分けて紫外線A波(UVA、長波長紫外線)と、
紫外線B波(UVB、中波長紫外線)というのがあります。

一般的に肌色が変わるサンタンと呼ばれる日焼けで、
紫外線B波の働きによるものです。

紫外線UVAが肌組織にある色素細胞(メラノサイト)に働きかけ、
メラニン色素の生成を促すことで、肌色を茶色~黒茶色にします。

メラニン色素は紫外線のダメージから肌を守るために分泌されます。

紫外線UVBは毛細血管に炎症反応を起こして充血させることで、
肌の赤み・痛み・かゆみを伴う湿疹といった症状を起こします。

紫外線UVBの影響もメラニン色素によってある程度はカバーできるものの、
メラニン色素の生成量を上回る紫外線を浴びてしまうことで、
肌組織の破壊が進み、発熱や水泡を起こすこともあります。

医学的にはサンバーンと呼ばれる症状で、
日光皮膚炎とも呼ばれます。

紫外線で日焼けして傷んだ頭皮・髪の毛には保湿ケア

紫外線によってダメージを受けた場合、
ダメージをできるだけ早めにやわらげたほうが良いのは間違いありません。

次で説明をするとおり、
紫外線のダメージを完全にキャンセルすることはできず、
頭皮に徐々に蓄積してしまうからです。

では具体的に、日焼けした頭皮には
どんなケアをしなければいけないのかというと、
とにかく保湿することです。

紫外線によって肌組織が傷つけられると、
肌に蓄えられていた水分が頭皮の外にドンドン蒸発していき、
肌が乾燥していきます。

肌組織の活動には水分は必要不可欠なので、
水分が奪われれば奪われるほど肌組織の活動力が低下します。

肌のバリア機能が弱くなるとますます紫外線のダメージを受けやすくなり、
肌組織の破壊がさらに進んでしまい、より多くの水分が奪われていき、
肌の乾燥がますます進んでしまいます。

この悪循環の繰り返しを食い止めるために、
日焼けした頭皮にも保湿対策は非常に重要です。

通常の保湿化粧品を使っても良いですし、

  • キュレル 頭皮保湿ローション
  • NOV スカルプローション

みたいに頭皮専用の保湿化粧品を使うのも良いですよ。

シャンプーは低刺激&揉むように洗う

頭皮が日焼けしていたとしても、
やはりシャンプーは欠かすことはできません。

頭皮が汚れた状態だと、汚れが毛穴に詰まってしまい、
ただでさえ日焼けして肌が赤くなっただけではなくて、
湿疹が悪化して痛みやかゆみがひどくなることもあります。

雑菌の繁殖を進んで頭皮のダメージを強めてしまう可能性もありますから、
丁寧にシャンプーをするように心がけましょう。

日焼けした頭皮は通常よりも抵抗力は下がっていますから、
シャンプーはできるだけ低刺激のモノを使えると良いです。

具体的には、界面活性剤が使われていない天然系シャンプーや、
アミノ酸シャンプーを使うと良いです。

シャンプーの仕方についても、
爪を立てて頭皮を傷つけないように気を付けましょう。

頭皮を指の腹で優しくマッサージするように洗うのが正解で、
頭皮にたまったフケや汚れを優しく洗い流しましょう。

髪の毛そのものは、両手でこするように洗うことで、
髪の毛に付着した汚れをきれいに流しやすくなりますよ。

頭皮の日焼け放置は危険!薄毛・白髪の原因になる

日焼けした頭皮というのは、
けがをしたのと同じような状態です。

放っておいても身体の自然治癒力(肌の新陳代謝)によって、
自然と治っていくものの、日焼けによるダメージを
100%回復させることができず、ダメージが頭皮に残ることがあります。

割合にすると0.1%とか、ごく微量かもしれませんが、
何度も頭皮の日焼けを繰り返していくと、
無視できない量のダメージが頭皮に残されることになります。

紫外線のダメージによって頭皮の乾燥が進めば進むほど、
頭皮の活動力が低下してしまいます。

髪の毛を育てるのは毛根の働きによるものですが、
毛根を支えているのは頭皮です。

毛根は頭皮を通じて栄養や酸素を受け取っていますから、
頭皮環境が悪化すれば毛根の活動力も低下してしまい、
髪の毛の成長にも悪影響を与えるようになります。

髪の毛が紫外線を浴びることでキューティクルが破壊されると、
髪の毛のパサつきや枝毛の原因となりますが、
頭皮の乾燥が進んだり毛根まで紫外線によって傷つけられると、
薄毛や白髪が増えるリスクも高くなります。

毛根の活動力低下すれば髪の毛を十分に育てることができず、
細く弱弱しくなったり、短い毛のまま抜けやすくなって抜け毛も増えます。

生まれたばかりの髪の毛は無色透明で、後から黒く色づけされるんですが、
色付けもスムーズに進まなくなって、白髪も目立つようになります。

薄毛や白髪というのは、気がついてから対策を始めると、
改善するためにより多くの時間・手間がかかるようになります。

まだ薄毛や白髪が目立たないうちから、
しっかりと頭皮の日焼け対策をしておきましょう。

頭皮の日焼け予防!フケやかゆみ痛みがひどくなる前に!

頭皮は髪の毛に守られているものの、それでも、
顔の3~4倍の紫外線を浴びていると言われるほど、
大量の紫外線が照射され、日焼けしやすくなっています。

顔や腕、背中といった部位だけではなくて、
頭皮の日焼け予防にも普段から気を配るようにしましょう。

具体的には、

  • 日傘と帽子で頭皮の紫外線を直接カット
  • 日焼け止めグッズで頭皮を紫外線から保護
  • 栄養補給で身体の内側から日焼け止め

といった頭皮の日焼け予防対策があります。

日傘と帽子で頭皮の紫外線を直接カット

頭皮の日焼け予防の基本中の基本といえば、
やはり日傘と帽子で紫外線を直接カッとすることでしょう。

特に夏の暑い時期になると、
日傘で日陰を作るだけでも、
体感温度が随分と違いますよね。

日傘も帽子を選ぶにあたっては、
紫外線カット機能として、「SPF」と「PA」がありますが、
SPFは紫外線A(主に肌を黒くする働き)をカットして、
PAは紫外線B(主に肌を延焼させる働き)をカットします。

SPFもPAもできるだけ高いものを選ぶのが良いです。

日焼け止めグッズで頭皮を紫外線から保護

顔などに日焼けクリームを塗るように、
頭皮にも日焼け止めグッズを使うのが良いです。

ただ頭皮には髪の毛があるので、
クリームタイプの日焼け止めだと、
髪の毛が邪魔をしてしまいます。

上手く頭皮に日焼け止めクリームを塗りにくいものがあるので、
スプレータイプの日焼け止めグッズを使うのが良いですよ。

たとえば、

  • アネッサ パーフェクトUVスプレー アクアブースター
  • FUREN PARTLINER W
  • いち髪 さらツヤつづく和草UVカットスプレー

といったものがあります。

追記

栄養補給で身体の内側から日焼け止め

「紫外線によってダメージを受ける」というのを、
もう少し詳しく説明をすると、体が酸化されるからです。

紫外線を浴びることで
体を酸化させる活性酸素が体内で分泌され、
活性酸素によって細胞が酸化され、
様々なダメージが現れます。

身体を老化させる主な要因も活性酸素なので、
ある意味、

紫外線を浴びる = 老化を早める

ということになります。

紫外線による肌の日焼けだけではなくて老化を食い止めるためには、
活性酸素のダメージから肌を守らなければいけません。

活性酸素の働きをキャンセルするためには抗酸化対策というのが必要で、
抗酸化作用のある食べ物を普段から意識して摂取するのが良いですよ。

ビタミンCなどのビタミン類も抗酸化作用がありますが、
頭皮の日焼け止め対策にはポリフェノール成分の摂取がおすすめです。

最近では飲む日焼け止めサプリメントも販売されるようになっていて、
主な成分はアントシアニンやルテインなど、
抗酸化作用に優れたポリフェノール成分です。

リブランコートという飲む日焼け止めサプリメントには、
ビタミンCの600倍もの抗酸化作用がある
フラバンジェノールというポリフェノール成分を配合。

ポリフェノールの良いところは、摂取するとすぐに全身に運ばれて、
30分もすると抗酸化作用を発揮してくれること。

リブランコートだと1錠飲むと
約2時間は日焼け止め効果が続きます。

日焼け止めクリームや日焼け止めスプレーを使うだけだと、
何度も塗り直さなければいけなかったり、
塗りムラができてまだらに日焼けしてしまったり、
汗やみずで日焼け止め成分が流れ落ちてしまうことがあります。

リブランコートはその点、
2時間おきを目安に飲みなおすだけで良いので、
帽子や日傘を使えないとか、汗をかきやすい場合でも、
頭皮や全身の日焼けを効果的に抑えてくれますよ。

追記

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