孫宛てに年賀状を送る場合には、
孫の年齢・学年(小学生、中学生、高校生など)によって、
一言メッセージや敬称を変えたほうがよいでしょう。
小学生、中学生くらいまでなら
敬称は「ちゃん」や「君」で良いでしょうが、
高校生以上なら「様」を付けるのが良いでしょう。
また、小学校に入る前の未就学児であれば、
漢字もひらがなも読めないにしても、
ひらがなで書いてあげると絵本感覚になるので、
孫に喜んでもらいやすいです。
中学3年生や高校3年生のように受験を控えていたら、
やはり受験の励みになる一言メッセージを
添えてあげると良いでしょう。
また別のケースとして、孫に年賀状を送るんじゃなくて、
自分の知人友人に孫が生まれたことを年賀状で報告するのも、
ありがちなパターンでよく見かけるものの、
写真を使うかどうか?に関しては賛否両論があるところです。
子供夫婦の見解や付き合い方も絡んでくるので、
孫報告に写真を使うかどうかは少し慎重に考えて、
引っかかるものを感じたら孫写真は使わないほうが良いですよ。
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目次
年賀状で孫に一言メッセージ例文
「じいじ、ばあば、僕にも年賀状を送ってね!」
なんてカワイイ孫に言われたら、
孫にも年賀状を送らなきゃいけないですよね。
ただ孫とはいっても、子供の成長は早いものですから、
3年も経てば小学生になっていたり、
中学校、高校へと進学していたりするものです。
- 未就学児(赤ちゃんや乳幼児)の場合
- 小学生や中学生に年賀状を送る場合
- 進学(受験)や就職を控えている場合
という3つのケース別に、
年賀状にどんな一言メッセージを添えると良いのか?
まとめています。
未就学児(赤ちゃんや乳幼児)の場合
小学校に入る前には基本的に
漢字もひらがなも読むことはできません。
※子供夫婦の教育が早ければ、4歳児くらいからすでに
ひらがなやカタカナ、数字が読めるようになっている子もいます。
ただいずれにしても漢字にはまったく不慣れなので、
赤ちゃんや乳幼児を含めて未就学児の孫に年賀状を送るなら、
ひらがなで読める一言メッセージを添えると良いです。
できれば年賀状の図柄(デザイン)も、
絵本のようにかわいらしいものを使ってあげると、
孫にも喜んでもらいやすいです。
- ○○くん、あけましておめでとうございます。
- ことしもたくさんあそびにきてね
- ぱぱとままのおやすみのときにまたあそびにきてね
- じいじのところに○○くんのかおをみせにきてね
- ○○くんのだいすきなおやつをつくってまっているよ。
こういった一言メッセージを添えてあげると良いでしょう。
小学生や中学生に年賀状を送る場合
小学校低学年(小学1年生、2年生、3年生)であれば、
あまり画数の多い漢字を使うのは避けて、
大人は読みづらくてもひらがなを多く使ったほうが良いです。
小学校高学年(小学4年生、5年生、6年生)であれば、
習ったことのない漢字でも読むことは読めたりするので、
大人に送る感覚で漢字を使っても構いません。
一言メッセージとしては、
- ○○くん、明けましておめでとうございます。
- 今年1年が○○くんとってよい年になりますように
- ○○ちゃん、学校は楽しく行っていますか?
- じいじのお誕生にステキなプレゼントありがとう。
- 寒い日が続くけれど風邪をひかないように気を付けてね。
といった感じで良いでしょう。
進学(受験)や就職を控えている場合
中学校3年生や高校3年生で
高校受験や大学受験を控えている場合には、
受験勉強の励みになるような一言メッセージを
添えてあげると良いでしょう。
ただ、下手な一言メッセージを使ってしまうと、
励ましているつもりが逆に受験生のデリケートな気持ちを
逆なですることもあります。
受験生に向けた一言メッセージで避けたほうが良いのは、
- もっともっとがんばれ!
- 苦しいときはみんな苦しいんだから、今が頑張り時だ!
- 今は辛いかもしれませんが、良い経験なるからがんばれ!
- あと少しの辛抱です。受験勉強を頑張って!
- 目指せ!志望校合格!
- ○○なら絶対に志望校合格できるよ!
- 受験勉強は自分との勝負!自分に負けるな!
みたいに、努力を促すような励まし方です。
受験生であれば誰だ手t受験勉強で大変な思いをしているし、
自分なりにすでに頑張っているはずです。
限界まで頑張っているかもしれないのに
さらに「頑張れ!」なんて言ってしまうと、
「こっちの事情も知らないくせに!」と、
孫の気分を損ねてしまうことがあります。
受験生の孫に一言メッセージを添えるならば、
- 受験が終わった後、何か欲しいものがないか考えておいてね。
- 毎日の受験勉強、お疲れ様!影ながら応援しているよ
- 受験で大変かもしれませんが、残り少ない学生生活を満喫して下さい。
- 受験勉強も大切だけれど適度に息抜きして気分を入れ替えてね。
- ○○の受験祈願に近くの◆◆神社でお参りをしてきました。
- 受験シーズンは風邪をひきやすいので体調管理にも気を付けてね
といった感じにすると良いですよ。
年賀状で孫が生まれた(初孫誕生)報告する場合の例文
孫宛てに年賀状を送るわけじゃなくて、
自分の知人・友人あてに年賀状で初孫誕生報告をしたり、
孫の近況報告もしたい場合もありますよね。
初孫報告で使える例文としては、
- いよいよおばあちゃんになりました!
- 初孫が誕生し賑やかな正月を迎えています
- 孫がかわいくて仕方のない毎日です
- 我が家では孫中心に世界がまわっています
- 孫も生まれ今年は賑やかなお正月です お近くにお出かけの際は是非お寄り下さい
- 我が家は昨年同様変わりませんが孫が来ては賑わせて帰っていきます
- 二人目の孫が生まれ にぎやかなお正月を迎えています
といったものがあります。
年賀状に孫の写真を使う是非
年賀状で初孫報告をするケースは良く見かけるものの、
気を付けなければいけないのは
年賀状に孫の写真を使うのかどうかです。
自分と血のつながりがあるとはいえ、
孫は、子供世帯の一員です。
一緒に暮らしていたとしても、
孫とおじいちゃん・おばあちゃんの関係はあくまでも、
子供夫婦を間に挟んだ間接的なつながりになります。
自分は「孫なんだから年賀状に写真を使ったり、
年賀状で孫のことに触れるのは当然!」と思っていても、
子供夫婦や知人友人はそう思っていない可能性もあります。
特に、子供夫婦にしてみると、
親が勝手に自分の子供の写真(孫の写真)が使われることに、
違和感を感じる人が少なくありません。
子供夫婦に断りを入れずに孫の写真を使ってトラブルになったり、
当然のように「孫の写真を年賀状に使いたいから用意して」というと、
子供夫婦との間に余計な軋轢を生んでしまうことがあります。
年賀状をもらう側にしても「孫煩悩な人だな」と
好意的に受け止めてくれれば良いですが、
「この人は何で、孫の話ばかりするんだ?」と、
孫の話に違和感を感じる人もいます。
年賀状で孫のことについて触れるのは、
- 孫が生まれたとき
- 孫が小学校や大学に進学したとき
- 就職をして社会人になったとき
といった大きな節目のタイミングくらいに
とどめておいたほうが良さそうです。