梅シロップ保存方法・保存期間|ペットボトルで発酵しない?氷砂糖以外の作り方は?

毎年梅雨が明けるころになると、
スーパーにはが並び始めますよね。

期間としては1か月もないですが、
毎年、梅酒を作っている僕としては
とてもソワソワしてきます。

今まで、焼酎(ホワイトリカー)の代わりに、
日本酒やブランデー、泡盛、鍛高譚を使ってみたり、
氷砂糖の代わりに三温糖や黒糖を使ってみたり。

関連ページ:梅酒の作り方@三温糖やきび砂糖・日本酒や鍛高譚の梅酒もおいしい!

「今年はどんなお酒・砂糖で作ろうかな~~」と、
今までの成功・失敗を振り返ってイメージをふくらますのは、
なかなか楽しいものがあります☆

梅シロップの作り方 簡単なレシピ編

梅酒だけじゃなくて
梅シロップも毎年仕込んでいて、
梅ジュースはずっと簡単ですね。

氷砂糖を地層を重ねるように
交互に瓶に詰めていくだけ。

ちなみに、なんで梅と氷砂糖を
交互にしなきゃいけないかというと、
単純に、そうしたほうがたくさん入るからです。

一回、適当に入れてみたら、
思いのほか瓶に入らなくて
失敗したことがあります^^;

氷砂糖を全部入れてからウメを入れようと思っても、
想像以上にウメがないらないので、気を付けてくださいね。

瓶詰が終わったら、
ふたをして冷暗所に保管

2~3日に1回くらいはふたを開けてガス抜きすれば、
1か月くらいで梅から出てきたエキスが氷砂糖がすべて解かし、
梅シロップが完成です。

梅シロップの作り方 炊飯器編

梅シロップのアレンジレシピを紹介する前に、番外編として、
ちょっと変わった梅ジュースの作り方を紹介します。

なんと、炊飯器を使うと
梅シロップを短時間で作れちゃいます。

やり方は簡単で、梅と砂糖をオカマに入れ、
炊飯器の保温機能にスイッチオン!

半日くらい置けば梅ジュースとして
飲めるくらいのエキスが出てきます。

夕食に使うご飯は先に準備をしておいて、
日中のうちに炊飯器を仕込んでおけば、
次の日の朝には梅シロップを楽しめますね☆

梅シロップの作り方 アレンジレシピ編

梅シロップに一工夫加える場合のレシピを紹介していくと、
いろんなやり方があります。

関連ページ:梅シロップの作り方@時期は6月・氷砂糖以外でもOK!

バニラビーンズ

バニラの香りが加わると、一気に上品になります。

バニラビーンズって、植物(?)か何かみたいで、
お菓子を作れる材料がそろっているお店に行けば
おいているはずです。

本まるまる使い切ると香りがきつくなるので、
10cm位を切って使うと良いですよ。

切込みを入れると香りがより出やすくなるそうです。

砂糖を変えてみる

氷砂糖じゃなくとも、

  • 上白糖
  • 三温糖
  • キビ砂糖
  • 黒糖

などなど、いろいろ使えます。

黒糖を使うと味がまろやかになるかな?
と思ったら、逆に味がすっきりしました。

なのでとろーり感を楽しみたいのであれば、
氷砂糖か上白糖あたりがおすすめです。

酢を入れる

お酢を入れて、梅シロップならぬ
梅酢(?)にすることもできます。

もちろん砂糖をたっぷり入れているので、
料理用に使うというよりは、梅シロップと同じように、
水や炭酸で割って飲むとおいしいですね。

はちみつを入れる

やっぱり定番中の定番じゃないでしょうか。

梅酒のトロトロ感を一層引きたてたいのならば、
はちみつを入れればOKです。

ただこの場合、後で詳しく説明しますが、
殺菌や発酵、保存方法なんかによく注意をしてくださいね。

梅シロップの発酵を止める対処法

梅シロップの厄介なところは、お酒を入れない分、
カビが生えやすくなったり、発酵しやすくなる点です。

梅シロップが発酵した場合、
炭酸ガスが出ますので、
ちょっと酸っぱい(?)匂いがしますし、
異常なくらい泡がポコポコ出ています。

カビが生えた場合はもちろん、
発酵があまりにも進んでしまった場合、
お腹を壊すかもしれないので、
飲まないようにしたほうが良いです。

ただ、どうしても発酵した梅ジュースを救い出したい!
という場合には、、、、

中身を取り出して加熱消毒する

梅とエキス(溶けかけの砂糖も)を鍋に入れて、
加熱消毒します。

その間、をもう一度よく洗浄
熱湯消毒した後、よく乾燥させます。

瓶と中身の両方を殺菌した後、
元の状態に戻してみて再び発酵しないようであれば、
梅ジュースとして飲めるようになります。

梅シロップの長期保存方法 ペットボトルは容器として使える?

梅シロップの仕上がりは、
9割くらいの梅がしわしわにしぼんだくらい
目安じゃないかと思います。

全部の梅がしわしわになるのを待つと
発酵が起きる可能性もありますので、
エキスが出し尽くされるのを待たないほうが賢明です。

梅ジュースが楽しめるのはだいたい2~3週間くらいと言われていて、
作るのに1か月くらいかかる割には保存がきかないわけですが(笑)、

梅シロップの寿命をもう少し長期間にできないか?
グーグル先生に聞いてみたところ、、、

容器をきちんと殺菌して密封するように心がければ、
なんと1年くらいは平気で持つんだとか。

なので、長期保存したいと思うのならば、
ペットボトルみたいな手軽な容器を使うのはNG

熱湯消毒できるガラス瓶などを使うのが良いですね。

保管場所はもちろん冷蔵庫。暑くなる室内は絶対に避けましょうね。
今までいろんな失敗をしてきた僕の経験上、
梅シロップはとにかく、雑菌との戦いです。

梅自体に強い殺菌効果があるとはいえ、
きちんとした殺菌・消毒をしておかないと、
簡単にダメになります。

作る過程はもちろん、保存する際にも、
雑菌の影響が小さくなるように心がけてくださいね。

1日1回は様子を見つつ梅ジュースを混ぜる

カビが生えるのは、主に空気に接しているウメの表面からです。

つまり、同じ梅の同じ場所が常に空気にさらされていると、
その部分にどうしてもカビが生えやすくなってしまいます。

カビが生えていないか?
発酵が進み過ぎていないか?

といった様子を確認する目的も含めて、
1日1回はかき混ぜるようにしましょう。

梅シロップを通してやりたい食育

我が家では
親子で梅シロップ・梅酒作り
を取り組んでいます。

毎年の恒例行事化しています。

子供たちも梅を洗ったり、
ヘタを取るのがだいぶ上手になり、
瓶入れの作業もスムーズになってきました。

小学校入学前ですから、
手に取った梅をそのままガブっと
かじりそうになることもしばしばで、
慌てて止めるのも毎年のことです^^;

というか、そもそも梅って、
生で食べるのは体に毒なんですよね??

梅には青酸という成分が含まれていて、
青酸は呼吸困難や目まいを起こしたり、お腹を壊します。

ただ、子供でも100個とか食べなければ、
命に係わる症状は出ないようなので安心と言えば安心ですが、

それにしても、食べられないものを食べられるようにした、
昔の人たちの知恵ってすごいですよね。汗

今みたいに食糧に恵まれていたわけじゃないし、
収穫したものを長期保存する道具もなかったわけです。

「食べる」ことがものすごく大変だった時代があったわけですが、
現代人ってついつい、食べられるのは当たり前になっていますよね。

うちの子供たちも朝昼晩に食事が出てくるのが当たり前と思っていて、
それがどれだけありがたいことなのか全然わかっていません^^;

食事の時にタイミングを見ては、
ご飯をおいしく食べられるありがたさを話すものの、

梅ジュースづくりのように、
子供と一緒に取り組めるイベントの時に、
そういった話をするのも、
食育をするには良い機会ですよね。

食べるってことがいかに大変なことなのか?
食事を出してもらえるのがどれだけありがたいことなのか?

子供と一緒に梅を拭いたり瓶につめたりしながら、
話てみてはいかがでしょうか??