梅酒の梅を取り出すタイミングはいつ?目安は3か月?シワシワになったら?

梅酒の梅はいつ取り出すのかというと、
タイミングと目安は次の2つの条件を満たしているかどうかです。

  • 梅酒に梅を付けてから3か月以上経過
  • 梅がシワシワにしぼんでいる

ただ梅がシワシワになっていなかったとしても、
3か月を過ぎれば梅からだいぶ梅エキスが抽出されているので、
それなりに梅酒を楽しめる状態になっています。

逆に梅酒の梅はいつまで入れると良いのかというと、
明確な基準があるわけじゃないものの、
たいていの人は1年を目安に梅酒の瓶から梅を取り出しています。

ただ、1年が過ぎても梅酒の瓶の中に梅を入れっぱなしする人もいます。

風味が落ちるとか、梅が逆に梅酒を吸い込んでしまうとか、
梅酒が傷みやすくなるなど批判的な意見が多くみられるので、
やはり1年以内をめどに梅は取り出すと、下手な失敗をせずに済みそうです。

梅酒の梅を取り出すタイミングは3か月?1年?

砂糖と梅と焼酎(ホワイトリカー)で梅酒を付け始めたら、
どのくらいで飲めるようになるのかというと、
早ければ3か月くらいで飲めるようになります。

3か月もすれば、梅から梅エキスがそれなりにしみだしてきているので、
さっぱりとした味わいの梅酒を楽しむことができます。

もっとしっかりと梅酒の風味やコクを出したいと思ったら、
梅がシワシワになるのを待ちましょう。

梅酒に梅を漬けると最初のうちは表面に浮かんでいるものの、
砂糖が徐々にしみ込んでいくことによって沈んでいき、
その代わりに梅エキスを絞り出すようになります。

梅エキスがどれだけ抽出できたかどうかは、
梅のシワシワ具合で判断できるわけです。

ちなみに、梅酒ではなくて梅シロップでは、
梅が種と皮だけしかないほどシワシワになりますが、
梅酒だとそこまでシワシワにはなりません。

梅が焼酎も吸い込むので、梅がシワシワになるというよりは、
梅の表面が明らかにボコボコしてきたら、
梅から梅エキスが十分に抽出された状態だと言えます。

梅酒の梅は1年で取り出して作り直すのがおすすめ

梅酒の梅は3か月経過した時点で取り出すのも間違いではないですが、
梅エキスが十分にできっていない可能性がきわめて高いので、
もう少し長くつけておいたほうが、梅酒の風味やコクが強くなります。

ではどのくらいまで梅酒に梅を漬けておくのが良いのかというと、
1年くらいが目安になります。

後でまた説明をしますが、
1年過ぎても梅を入れっぱなしにするのも、
間違った梅酒の作り方ではないものの、
梅酒を漬けてから1年経てばまた梅酒づくりの時期になります。

昨年に漬けた梅酒は保存瓶の方に移して梅酒の瓶を空にし、
そのタイミングで瓶を消毒してもう一度、梅酒を作り直せば、
手間がいろいろ省くことができるので良いんじゃないでしょうか。

梅シロップの場合は2週間が目安

焼酎を入れずに砂糖と梅だけを使う梅シロップの場合、
梅エキスが抽出されるスピードはうんと速くなります。

環境がよければ10日くらいで梅がしわくちゃになります。

遅くとも2週間もすれば梅からエキスが絞り出されるので、
もし2週間過ぎても梅がシワシワにならない場合、
梅エキスの抽出を早める対策をしたほうが良いです。

梅シロップの場合、梅酒とは違って焼酎を使っていない分、
雑菌やカビが発生しやすいので、
梅はできるだけ早めに取り除いたほうが良いんです。

梅酒の梅は入れっぱなしでも大丈夫?

梅酒を漬けている人のブログ記事を見てみると、
梅酒の梅を2年も3年もつけっぱなし、という人もちらほらいます。

自分だけじゃなくて、母親やおばあちゃんの代から、
梅はそのまま入れている10年物の梅酒があったりするわけですが、
梅酒に梅を入れっぱなしにすることに関しては賛否両論あります。

梅酒に梅を入れっぱなしにすることに反対する意見としては、
梅酒の味が濁るとか、苦みが出るなどの意見があります。

梅を入れっぱなしだと梅酒や梅は腐る?

梅酒に梅を入れっぱなしに反対する理由として
最も多いのは梅酒や梅が傷んでしまう可能性があること。

確かに、梅は殺菌作用が高いとはいえ、
梅酒に長く漬けていると殺菌作用が落ちて腐りやすくなるかもしれません。

ただ個人的な意見としては、梅酒に梅を入れっぱなしにしていても、
明らかに風味が変わるわけじゃないし、
梅や梅酒が傷むような様子は見られません。

とりあえず、流し台の下の戸棚の中に、
直射日光を避けて梅酒を保存していますが、
カビが生えるような気配はまるで見られせん。

風味に関しても、苦みやえぐみが出るようなことはなく、
正直な所、よほど舌が肥えている人でもなければ、
2年でも3年でも梅は入れっぱなしでも構わないと感じます。

梅酒の梅を取り出さず長期熟成する場合

もし梅酒の瓶から梅を取り出さずに入れっぱなしにする場合、
保存方法に気を付けるようにしましょう。

  • 直射日光を避けた冷暗所に置く(常温でもOK)
  • プラスチックではなくガラス容器を使う

直射日光を避けた冷暗所に置く(常温でもOK)

繰り返しになりますが、直射日光に当ててしまうと、
光によって梅酒や梅の性質が変わってしまう可能性があります。

梅酒も梅が傷むのを早めるかもしれないので、
冷暗所に保管しておくのが基本になります。

ただ別に冷蔵庫に入れておく必要はなくて、
真夏でも常温で保管しておいて構いません。

どちらかというと、気温や湿度に変化があったほうが、
梅酒の味わいにも影響を与えるので、
梅酒の味を変えたくない場合には冷蔵庫に入れておくと良いですね。

プラスチックではなくガラス容器を使う

ペットボトルやプラスチックの容器ではなくて、
ガラス容器を使うようにしましょう。

プラスチックの場合、アルコールと反応して、
プラスチックの成分が溶け出す可能性があります。

梅酒が飲めなくなってしまうだけじゃなくて、
容器に穴が空くとそこから梅酒が漏れてしまい、
掃除が大変な状態になってしまいます。

欲を言うと、ガラス瓶も透明な瓶ではなくて
茶色とかの色のついたビンが良いです。

ワイン、日本酒、焼酎、ウイスキーなどなど、
お酒の瓶に色付きが多いのは、
直射日光による変質を避けるためです。

砂糖少な目の梅酒で梅を取り出すタイミング

梅酒作りでは梅と砂糖は1:1の割合にするのが基本ですが、
甘みを抑えたいのであれば砂糖の量を減らしても構いません。

たとえば梅1キロに対して砂糖を
900gとか800gに減らしても良いです。

すっきりとした味わいの梅酒になると思われますが、
気を付けなければいけないのは、
通常よりも梅酒のできあがりが長引いてしまうこと。

梅から梅エキスを絞り出すには
砂糖の持つ「浸透圧」が必要になります。

砂糖の量を減らすということは浸透圧も弱くなるので、
梅から梅エキスを絞り出すのに時間がかかるようになります。

砂糖をどれだけ減らすのかによりますが、
最低でも4か月とか5か月くらいは漬けておくのが良いでしょう。

梅酒の梅は食べる?ジャムに再利用する?

梅酒に漬けた梅は、梅酒を吸い込んでいるので、
そのまま食べてもおいしいです。

梅酒を飲むときに梅も一緒に入れて、
梅サワーに様に梅を砕きながら飲むのもおいしいですよね。

逆に、梅酒の梅をただそのまま捨てるのは非常にもったいないので、
食べるかもしくは梅ジャムにしてぜひ再利用するようにしてください。

梅ジャムならサワーで飲み直せる

梅酒に漬けた梅の再利用方法として
最もおすすめなのは梅ジャムにすることです。

梅ジャムの作り方は簡単で、
梅酒の梅から種を取りだしたら
梅の重さの3分の1くらいの量の砂糖と一緒に鍋で煮るだけ。

種が残った梅1キロに対して、
砂糖300gが目安です。

火を通せばアルコールも飛んでいくので、
子供でも食べられる状態になります。

パンに塗って食べても良いですし、
よーぐるに混ぜてもおいしいですが、
オススメなのは梅ジャムでサワーを作ることです。

梅酒とはまたちょっと違う風でお酒を楽しむことができますよ。

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