単身赴任の週末過ごし方|帰省する?暇で何もしないなら酒よりトレーニング

単身赴任先と家族の住む場所がそれほど遠くないのであれば、
週末だけ帰省して家族と過ごすのも良いですよね。

ただ、海外赴任など単身赴任先と家族の住む場所が離れていて、
そう簡単には帰省するのが難しい場合には、
週末や休日は基本的に一人で過ごさなければいけません。

一人の時間というのは寂しさを感じることもありますが、
前向きに考えると一人で自由に使える時間でもあります。

なにもせず、ダラダラとテレビを見たりゲームをして過ごすのも悪くはありませんが、
何かやることを見つけるという週末の過ごし方もあります。

カメラや自転車など、すでに何らかの趣味を持っていなくても、
新しいことにチャレンジしてみる良い機会に鳴るんじゃないでしょうか。

単身赴任の週末の過ごし方

家族と一緒に住んでいれば、
週末といえば家族で旅行に行ったりキャンプやバーベキューをしたりと、
何かと予定が入りがちですが、単身赴任で1人になってしまうと、
途端にやることがなくなって、時間を持て余してしまいがちですよね。

週末になると「時間はこんなにゆっくり進むのか…」
なんて感じているかもしれませんが、週末の時間を有意義に使うには、
どんな過ごし方があるのかというと、

  • 家族のもとに一時帰省する
  • 資格試験に打ち込んでみる
  • ウクレレなど楽器を始めてみる
  • 料理教室に通う・レパートリーを増やす
  • カメラなど時間のかかる新しい趣味を持つ 革細工、ビーズアクセサリー、カメラ、
  • ゲーム・読書など一人でできることをする
  • スポーツやアウトドアでストレス発散
  • 路線バスで行けるところまで行ってみる
  • 運動不足やお酒の飲み過ぎに注意!

といったものがありますね。

家族のもとに一時帰省する

もっともオーソドックスな単身赴任の週末の過ごし方といえば、
やはり家族のもとに一時帰省することでしょう。

会社によっては毎月の給料で帰省用の交通費を
手当してくれたりしますからね。

定期的に家に帰るのであれば、
わざわざ単身赴任先へ住民票を移す必要はなく、
自分あての郵送物も時間をあけずに確認することもできます。

関連ページ:住民票移さないとどうなる?デメリットは罰金?理由は住民税?

奥さんに数食分のおかずやお弁当を作ってもらい、
週末の度に持ち帰ったりできるものの、
単身赴任先と家族の住む場所が離れていると、
そう簡単に帰省することはできないですよね。

資格試験に打ち込んでみる

家族のもとに頻繁に帰省するのが難しい場合、
単身赴任先で週末は基本的に一人で過ごさなければいけないわけですが、
時間もお金もそれほどかけずに、てっとり早く取り組めるのは、
資格試験などの勉強に打ち込んでみることでしょう。

会社の業務で関係のありそうな資格試験に取り組んでみるのも良いですし、

  • 宅建(宅地建物取引主任者)
  • 行政書士
  • 司法書士
  • 税理士
  • 不動産鑑定士

などは、独立も視野に入る人気の資格です。

仕事に生かすという点では、

  • 簿記
  • TOEIC
  • ソロバン検定
  • 電卓検定
  • フィナンシャルプランナー
  • 衛生管理者
  • 危険物取扱者
  • 保険請求事務技能検定
  • CAD利用技術者試験
  • メンタル心理カウンセラー
  • マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

といった資格もあります。

趣味の範囲で言えば、範囲は非常に幅広くなり、

  • 漢検(漢字検定)
  • 世界遺産検定
  • 色彩検定
  • フードコーディネーター
  • 昆虫検定

など、数えきれないほどの民間資格があります。

机に向かって黙々と知識をため込むだけじゃなくて、
実際に手を動かしたりフィールドワークも必要になったりして、
単身赴任の週末を有意義に過ごすことができます。

ウクレレなど楽器を始めてみる

今さら楽器なんて始めるのは遅いし、自分には音楽の才能なんてない!
と思うかもしれませんが、楽器を選べばハードルはうんと下がります。

初心者がいきなりピアノやギターを始めるのはさすがに難易度が高いものの、
ウクレレなら比較的スムーズに習得できる楽器です。

中高年になってウクレレを弾ける人が増えるのも、
実は覚えるのがすごく簡単だから、という裏事情があったりします。

他にもホイッスルやリコーダーなどの管楽器も、
指導者がいれば習得は意外と簡単だったりするものの、
練習する場所がなかなかないという欠点があります。

ウクレレであれば、ホイッスルやリコーダーとは違って、
それほど大きな音が出るわけでもないので、
隣近所のことを気にせずに練習することができます。

料理教室に通う・レパートリーを増やす

これまでは奥さんに料理や家事を全て任せていたかもしれませんが、
単身赴任となると、少しは自分で料理や家事をしなければいけません。

料理や家事は確かに面倒で厄介な仕事のように感じることはありますが、
逆に性別を問わずに料理も家事も好んで取り組んでいる人も事実です。

換気扇の汚れやお風呂のカビを落とすことに生きがいを感じている人もいるように、
掃除というのは、自分の努力した結果が良く現れるし、
「汚れを落とす」というのも実は非常に奥が深い世界なので、
掃除そのものが趣味のようになってしまう人もいます。

料理はレシピ本を何でも良いから一つ用意して、
とりあえず出来そうなものから週末に1つか2つクリアしても良いですし、
クックパッドで紹介されている人気のレシピを作ってみるのも良いでしょう。

もしくはABCクッキングなど料理教室に行って、
本格的に料理を習ってみるのも良いですよ

包丁すらまともに触ったことがないレベルであっても、
料理教室なら自分のレベルに合わせて料理を教えてくれます。

プロの料理人の作業を間近で見られるのは、
意外と非日常間があって楽しさを感じたりします。

一昔の料理教室はおばさんに混じって新婚の女性がチラホラいる程度でしたが、
現在では、女子会のノリで若い子がドンドン増えていますし、
男性の割合もどんどん増えているので、参加のハードルも下がっています。

カメラなど時間のかかる新しい趣味を持つ

今まではカメラなんて「写れば良い」程度だったかもしれませんが、
カメラも非常に奥の深い世界です。

スマホカメラや普通のコンデジしか触ったことがなければ、
デジタル一眼レフやミラーレス一眼レフを使ってみると、
カメラの世界観が大きく変わるかもしれません。

一眼レフを使うと「ボケ」を生み出すことができるので、
写真の主役と脇役を明確に分けることができます。

またホワイトバランスを調整したり、
主役の位置を中心から端っこにずらしてみたり、
有名な構図で風景写真を撮影してみたり。

子供たちに頼んでジャンプした瞬間を撮影するなど、
ドラマのある写真も楽しむことができます。

家にこもっているよりも外に出かけないのであれば、
カメラは外出する理由にもなりますね。

逆に家にこもっている方が好きなのであれば、
ビーズアクセサリーもオススメです。

「男がビーズだなんて。。。」と思うかもしれませんが、
やってみると意外と楽しいものがあります。

ビーズアクセサリーのデザイン本が用意されていますし、
手芸店やアマゾンでビーズアクセサリーの入門キットを
安くそろえることができます。

それほどスキルを身につけなくても、
奥さんが身に着けても恥ずかしくないレベルの
ブレスレットやネックレスを作ることができるので、
趣味と実益を兼ねることができます。

もう少し手間と機材を準備するなら革細工も、
ハンドメイドで楽しめる趣味になっています。

もちろん、カバンや靴を作るのはかなり難易度が上がりますが、
コインケースやキーホルダー、携帯ストラップ程度なら、
素人でもかなり簡単に作成することができます。

革細工にも初心者用の入門キットが用意されているし、
どんな革を使ってどんなものを作ろうか?
という楽しみの幅も広がります。

自作した革細工をメルカリなどに出品して売ることだってできますから、
単身赴任中にちょっとしたお小遣い稼ぎになりますし、
老後もずっと続けていける趣味になったりします。

ゲーム・読書など一人でできることをする

週末の過ごし方としてゲーム・読書をするメリットは、
自分の世界に浸れること。

子供でもあるまいし自分の世界に浸るなんて、
大人のやることじゃないと言われることもありますが、
どれだけ年齢が高くなっても自分の世界を持つことは大切です。

すでに亡くなっていますが中島らもという、
小説家、劇作家、随筆家、放送作家、ラジオパーソナリティ、ミュージシャン
などなど多彩な才能を持っていた作家も、

自分一人で時間を潰すことができる能力を『教養』と呼ぶのである。

という名言を残している通り、教養がある人ほど、
何もなくても自分一人で楽しく過ごせます。

教養とは別に品格とか地位のために持つものではなく、
人生を豊かに楽しむための一つの道具になり得るわけで、
ゲーム・読書も立派な教養の一つでしょう。

ちなみに、先ほどの名言の前にはもう一文あって、

会社が毎日、同じことの繰り返しであるなら、自分の時間を楽しむための何かを見つけなくてはいけない。

となっています。

スポーツやアウトドアでストレス発散

シチズン時計の「時に関する意識・実態調査 みんなのエクササイズ事情」
によると、20代、30代の若年世代、60歳以上は6割以上が
運動する習慣があると回答しているのに対して、
40代、50代は6割以下となっています。

ただ運動すると言っても、頻度はそれほど高くはなく、
週に1回とか月に1回といった程度が大半となっています。

デスクワーク中心だときわめて運動不足になりやすい状況ですから、
単身赴任で暇な週末の過ごし方として、
スポーツやアウトドアでストレス発散するのも良いでしょう。

雪の降る地域であれば週末やナイターでスキーに行っても良いですし、
海に近ければサーフィンができるかもしれませんね。

ランニングやジョギングなら、今すぐにでも始められるだろうし、
最近ならランニングイベントやランニングの仲間募集もしたりしていて、
会社以外の仲間を持てたりします。

もしくはロードバイクを買って遠出してみるのも、
間違いなく週末の良い運動になります。

一人で好きな所へロードバイクで出かけても良いですが、
ロードバイク愛好者がグループでツーリングに行くケースも多く、
探してみると仲間を募集しているロードバイクサークルはたくさんあります。

ロードバイクはメンテナンスが少し面倒ではあるものの、
逆に手入れも楽しめるようになると、長く続けられる趣味になりますよ。

路線バスで行けるところまで行ってみる

身体を使いたくないし頭も動かしたくないのであれば、
予算を決めて路線バスで行けるところまで行ってみる、
というシュールな週末の過ごし方もあります。

主に都会に近い地域に限定されるものの、
いくつかの路線バスを乗り継いで知らない街にどんどん行ってみると、
知らなった世界が広がっていることがよくわかります。

行く先を特に決めずにとりあえずバスに乗るのがポイントで、
万が一、帰れそうになくなっても今なら
漫画喫茶でシャワーも浴びれるので十分に一晩を過ごすことができます。

運動不足やお酒の飲み過ぎに注意!

ベッドにごろんと寝そべってゲームや読書にふけるのも良いですが、
気を付けたいのが運動不足やお酒の飲み過ぎです。

一人だと誰も注意をしてくれるわけじゃないし、
誰かの目を気にする必要だってありませんから、
ついつい羽目を外した行動をしてしまいがち。

人間は、少しでも悪い方向に進んでしまうと、
そこからなし崩し的に悪い生活習慣が身についてしまい、
坂道を転がり落ちることがあります。

落ちるところまで落ちてもまだ自覚できないことだってありますから、
ある程度の節度を持って節制した生活を心がけましょう。

お金もかからないし健康的な筋トレがオススメ

単身赴任するのとしないのとでは、
間違いなく家計の出費が増えます。

ある意味、収入を二つに分けるようなことになるし、
夫の単身赴任で様々な手当てがついて見かけ上の給料が増える結果、
住民税や所得税の額も上がり、保育園などの行政サービスや、
健康保険料といった社会保険の料金も増えてしまいます。

単身赴任中はできるだけお金を節約したほうが良い訳ですが、
お金をかけずにできる週末の過ごし方として最もおすすめなのが、
実は筋トレです。

ダウンタウンのまっちゃんも筋トレにはまって、
下半身から上半身までムキムキな体になってしまったように、
40代や50代になってからでも筋トレを始める人が増えています。

筋トレの良いところは、
サボった分も頑張った分もどちらも自分の体でわかること。

そしてやればやるほど体も健康になるというおまけ付きで、
毎日の仕事にも私生活にもメリハリを持てるようになります。

追記

トレーニングDVD付きの筋トレサプリもある

筋トレに関する栄養補給の勉強をしていけばいくほど、
栄養バランスを整えるのはかなり難しいことがわかります。

さらに、ビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養は、
自然界でそれぞれ単体で存在しているわけじゃなくて、
様々な物質と結合した状態で存在しています。

食事で必要な栄養を補ったつもりでも、体に吸収されるまでに、
消化・分解の一手間を加えなければいけないため、
消化能力が追い付いていないと、栄養を補いきれなくなってしまいます。

そこで筋トレの栄養面を補うことに関しては、
サプリメントにお金を使うのをおすすめします。

追記

単身赴任は生活費が苦しい…(住宅ローン控除や子供の保育料など)

単身赴任するとなると二重生活をすることになるので、
生活費が一気に増えてしまいます。

帰省手当・単身赴任手当などを
支給してもらえるのはありがたいといえばありがたいものの、
そうなると所得が増えてしまい子供の保育料や住民税の料金が高くなり、
結局、生活費を押し上げることになります。

関連ページ:夫の単身赴任と保育園保育料|住民票は?海外赴任は?世帯分離すべき?

関連ページ:単身赴任の場合の住民税は扶養で二重?均等割の住民税は?

会社の給料が十分に上がってくれるのが一番ですが、
そればかりは運を天に祈るしかありません。

節約できるところはしっかりと節約するべきですし、
利用できる助成や控除はしっかりと利用すべきでしょう。

関連ページ:単身赴任の確定申告|単身赴任で医療費控除・住宅ローン控除は?家賃・旅費は?

単身赴任者の食事に関しても、
最初は張り切って自炊するかもしれませんが、
途中から外食が増えて食費がかさんでしまうことがあります。

そんな時には、保存がきく料理を作って送ってもらう、
といった手段もありますよ。

関連ページ:単身赴任の夫に食事送る|冷凍できるおかずや単身赴任中の栄養バランス