光回線遅い原因|光コラボで通信速度が遅い!auひかりのvdslが遅い!

光回線の通信速度が遅くなる原因の一つとして、
可能性はあまり高くはないですがlanケーブルに
問題発生していることがあります。

規格としてはカテゴリー5e以上なら、
光回線の1Gbpsに対応しているので、
カテゴリー5以下なら即交換。

その他、lanケーブルを捻じ曲げていないか?
無駄にcat7のlanケーブルを使っていないか?
機器との接触不良が起きていないか?

などといった点を探ってみて、
特に問題が見当たらなければ、
lanケーブル以外の問題、たとえば、

ルーター不具合や電波障害といった
問題が起きているとみて良いでしょう。

この記事では、光回線の通史の速度を
遅くしている原因がlanケーブルの異常だとすれば、
どこにどんな問題が発生しうるのか?

lanケーブル以外だと、
主にどんな点を確認・改善すれば良いのか?
詳しくまとめています。

関連ページ:光回線のlanケーブル選び方|光回線の通信速度低下を防ぐ!

カテゴリ5e以上のlanケーブルなら問題ないはず

まずlanケーブルにはcat5、cat6などの規格(カテゴリー)があり、
規格が高くなればなるほど、対応速度が速くなります。

cat4だと20Mbps、cat5だと100Mbpsまでの
通信速度にしか対応していないので、即交換の対象。

cat5eからであれば、1Gbps(1000Mbps)に対応しているので、
光回線の実測スピードに十分に耐えられます。

cat5eのlanケーブルは、短い1mくらいなら今や、
100均でも変えるほど値段が安くなっています。

問題発生個所を切り分けるために、
まずは100均でcat5eのケーブルを買ってきて、
lanケーブルが障害になっていないか?
確認をしてみるのも良いです。

問題の切り分け方法については、
後で改めて詳しく解説します。

cat7だとむしろ遅くなる?

lanケーブルの現時点での最高規格は、
cat7となっています。

一般的な光回線の最高速度の
10倍に相当する10Gbps(10000Mbps)まで対応しています。
※最高速度が2Gbpsのnuro光を除く

cat7なら絶対に速度低下しないだろう!
と考える人もいるんですが、実際には、
cat7のlanケーブルを使うことで
光回線の通信速度が遅くなる可能性が高いです。

というのも、cat7にはシールド処理されていて、
外部ノイズ(電磁波)を寄せ付けない構造になっているものの、
シールド自体に電荷(電子)がたまる仕組みになっています。

シールドにたまった電子を逃がしてあげないと、
電子によって電磁波が発生。

つまり、cat7のlanケーブルを使おうと思ったら、
ルーター、ONUなど光回線の関連機器全てを
アースさせなければいけません。

アースさせないと、
逆にシールドから発生する電磁波によって、
通信速度が遅くなってしまうんです。

現時点で、光回線で使うlanケーブルは、
cat5eかcat6、cat6eの3つのうちどれかを選ぶのが無難です。

価格もcat7に比べるとうんと安く、
daznとかnetflixといった一般的な
動画のダウンロード・アップロードが多いなら、
cat6eがオススメです。

5eと6の違い 伝送帯域とは?

cat5とcat6のlanケーブルを使った場合の通信速度の違いは、
体感的にはあまりわからないんじゃないかと思います。

どちらも1Gbpsに対応しているので、
通信速度が遅くさせるボトルネックになるとは、
考えにくいものがあります。

ただ、伝送帯域が異なっているので、
その点で速度の違いを感じる可能性があります。

伝送帯域とは簡単に言うと、
1秒あたりに送受信できる情報量のこと。

伝送帯域の周波数の数字が多くなればなるほど、
情報量を増やすことができます。

周波数とは1秒あたりの波(電気信号)の振動数のこと。

電気通信では基本的に1回の波の上下で、
最小情報単位である1bitを送受信できます。

CAT5eの伝送帯域は100MHz、それに対して、
CAT6Aの伝送帯域は500MHz。

つまり1秒あたり5倍の情報量を詰め込めるので、
youtubeを見ている分にはあまり差を感じないでしょうが、
数ギガ単位の動画でダウンロードとアップロードを
同時にやる場合には、速度の違いが良くわかるはずです。

光回線を遅くするlanケーブル側の原因

光回線が遅い原因がlanケーブルにあるとしたら、
具体的にどんな対策をすると良いのか?

具体的にあげていくと次の5つがあります。

  • 必要最小限の長さにする
  • ひどく捻じ曲げない
  • 機器との接触不良
  • ノイズ発生源ががある
  • lanケーブルの内部切断

必要最小限の長さにする

lanケーブルが長くなればなるほど、
ケーブルの中で徐々に電気信号が減衰し(弱くなり)、
通信速度が遅くなる可能性があります。

もしくは、1階から2階までlanケーブルでつなげるなど、
距離が長くなってしまうと、その分、
どこかで電波的な障害を受けるリスクも高くなります。

使うlanケーブルはできるだけ短くなるように、
ONUやルーター、デスクトップPCの設置位置を
見直すようにしましょう。

ただ、どうしてもlanケーブルを
長く使わなければいけない場合、
ハブを使って中継しましょう。

ハブを通すことで速度低下を緩和できます。

ひどく捻じ曲げない

lanケーブルをひどく曲げたり、ねじってしまうと、
電気信号の流れが物理的に邪魔されてしまい、
通信速度が遅くなる可能性があります。

余分なlanケーブルをまとめたいときには、
最低でも、お店で売られている状態の大きさの円、
だいたい直径10cm位の円にしましょう。

機器との接触不良

lanケーブルのモジュラー部分と、
ルーターやパソコンなどの接触が甘くなっているせいで、
通信速度が遅くなることも考えられます。

特に、lanケーブルを何度も抜いたりさしたりしていて、
モジュラーの「爪」がガバガバになっている場合。

物理的に外れやすくなってしまいますから、
新しいものに取り換えると良いですね。

ノイズ発生源ががある

電波的なノイズ発生源が近くにあると、
その影響でlanケーブル内の電気信号が乱され、
通信速度が遅くなります。

ノイズは、電話とかの電源ケーブルからも発生するし、
テレビからも発生しています。

家電では電子レンジが最も強い電磁波を発生させますし、
パソコン関連用品ならUPS(無停電装置)も、
電磁波発生源となります。

こうした機器からできるだけ遠くに、
lanケーブルを敷設するようにしましょう。

lanケーブルの内部切断

見た目は何の異常もなくてもlanケーブル内部で、
電気信号を伝える線が断線しているせいで、
通信速度が落ちるケースもあります。

特に同じケーブルを長く使っている場合、
電気的に摩耗して擦り切れつつある可能性もあります。

lanケーブルを新品に交換するのが良いですね。

lanケーブル以外で光回線が遅い原因

lanケーブル周りで通信速度が遅くなる原因が見当たらない場合、
他にどんな要因が考えられるのか?上げていきます。

通信速度が遅い原因を特定する手順としては、
問題の発生源を順番に切り分けていくことです。

まずは、ONUに直結、lanケーブルを接続してみて、
それで通信速度が改善するか?遅いままか?
を確認します。

この時点ですでに通信速度が遅い場合には、
ONUから先、つまり宅内環境に問題があるんじゃなくて、
主に宅外環境に問題がある可能性が濃厚になります。

では具体的に、どんな原因が考えられて、
どんな対策ができるのか?一つ一つ見ていきましょう。

  • パソコンが古い
  • ブラウザの問題
  • ルーターの規格速度が遅い
  • ソフトウェアのバージョンが古い
  • パソコンのlanボードの規格速度が遅い
  • マンションのvdsl環境
  • 1本の光ケーブルの共有数が多い
  • サーバー(網終端装置)のアクセス集中

パソコンが古い

OSのバージョンがwindows2000とかwindows98のような、
古いパソコンを使っている場合。

パソコン側のスペックが低くて、
光回線の通信速度に処理が追いついていない
可能性も考えられます。

この場合、通信速度をテストしたら100Mbpsを超えるくらい、
十分な速度が出ているのにインターネットが遅い、
といった状態になります。

例えて言うならば、時速20キロしか出ないような車で、
高速道路を走っているようなものです。

新しいパソコンに買い替えることで、
満足のいく通信速度に改善すると考えられます。

ブラウザの問題

インターネットエクスプローラー、ファイアフォックス、
グーグルクロムなど、インターネットを見るための
ブラウザというソフトに問題がある可能性もあります。

この場合も、通信速度をテストするとスピードは速いのに、
インターネットが遅くなります。

ブラウザの問題として考えられるのは、
履歴やキャッシュといったデータを大量にためていること。

これらのデータをリセットすることで、
ブラウザの動作が軽くなり、通信速度が改善する可能性があります。

パソコンのlanボードの規格速度が遅い

パソコン側でlanケーブルをつなぐ口は、
lanボードという機器の一部です。

このlanボードの規格が古い場合に、
光回線の1Gbpsに対応していない可能性があります。

具体的には、

1000Base-TX、1000Base-T

といった規格であれば良いんですが、

100Base-T、10Base-T

といった場合、それぞれ100Mbps、10Mbpsにしか対応していません。

パソコンを購入したのがずっと昔だった場合、
lanボードの対応規格も古い可能性がありますが、
直近5年くらいに購入したパソコンであれば、
lanボードはほぼ対応しているはずです。

ルーターの規格速度が遅い

パソコン側の問題としては他にも、
ウイルス感染している可能性も考えられるので、
一度、ウイルススキャンもかけてみましょう。

パソコンのスペック、ブラウザ、ウイルス感染、
lanボードに問題がない場合、
次はルーターの状態を確かめていきます。

まずはルーターが対応している速度規格です。

光回線に申し込むにあたってレンタルしたルーターであったり、
ここ数年で購入したルーターであれば、
光回線の1Gbpsに十分に対応しているはずです。

けれども、ルーターを購入したのがずっと以前だと、
1Gbpsの通信速度に対応していない可能性もあります。

ルーターを買い替えることで通信速度が改善する
可能性があります。

ソフトウェアのバージョンが古い

ルーターにはファームウェアと呼ばれるソフトウェア、
(パソコンで言うとOSみたいなもの)が、
インストールされています。

このファームウェアのバージョンが古いせいで、
通信速度が遅くなる可能性もあります。

ルーターにログインをして、管理画面に入ると、
ファームウェアのバージョンアップボタンがあったりするので、
そこからファームウェアの更新をしてみましょう。

マンションのvdsl環境

パソコンやルータ、lanケーブルに異常が見つからない場合、
ONUよりも先の屋外環境に問題がある可能性が高くなります

こうなってしまったら、
自分ではどうしようもできないケースが多いんですが、
一応、どんな問題があるのか上げていきます。

まず、マンションに住んでいる場合には、
vdsl環境に問題がある可能性が上げられます。

vdsl式とは、マンション内にlanケーブルを敷設する形式。

マンションまでは光ケーブルをつなぐものの、
各部屋まではlanケーブルを使っている状態です。

MDFという装置があり、マンションによっては、
MDF室というのが1階あたりにあるはず。

ここでマンション内のすべての回線を集中管理しています。

マンションで光回線を新規開設する場合、
MDF室で業者が工事作業をすることになるんですが、
MDF周りはいろんな配線でいっぱい。

たとえば、マンション内の誰かがADSLを使っていて、
ADSLの電気信号がvdslに干渉している、
という可能性も考えられます。

注:ADSLとは、電話線を使ったインターネット接続方法

関連ページ:niftyのadsl速度が遅い|帯域調整でniftyのadsl速度改善したか?

さすがにADSLを使うのをやめてくれとは言い難いものがあるし、
そもそも誰がADSLを使っているのか見つけるのも大変。

ADSL以外の原因だって考えられますから、
自分ではちょっと問題解決しにくいですね。汗

できることと言えば、光回線業者に連絡をして、
マンションまではきちんと通信速度が確保されているのか?
を確かめてもらう程度じゃないでしょうか。

関連ページ:光回線の基地局と通信速度の関係!基地局から遠いと遅い?

1本の光ケーブルの共有数が多い

フレッツ光や、ソフトバンク光、ドコモ光などの、
光コラボを使っている場合、1本の光ケーブルの共有数という
問題も考えられます。

NTTから伸びている光ケーブルというのは、
1契約で1本を独占できるわけじゃありません。

1本の光ケーブルを最大で32分割して
共有することになります。

単純計算すると、1Gbps(1000Mbps)を32で割った数字、
つまり、31.25Mbpsが理論的な最大通信速度となります。

実測になるとさらに速度が下がってしまうでしょう。汗

光ケーブルを増設してもらうとか、
別の光ケーブルの共有グループに変えてもらう、
といったことはできません。

この場合にできることと言えば、
光回線の契約業者(プロバイダ)を変えることくらいです。

関連ページ:フレッツ光途切れる|フレッツ光(光コラボ)が遅い!youtube見れない!

サーバー(網終端装置)のアクセス集中

1つのプロバイダの利用者が特定の地域で極端に増えた場合、
サーバー(網終端装置)にアクセスが集中してしまい、
速度が遅くなることがあります。

インターネットというのは通常、
サーバー(ルーター)が網の目の様に広がっていて、
もっともスムーズに通信ができるルートを使って、
インターネットにつながるようになっています。

けれども、日本のインターネット契約では、
PPPoE接続と言って、いったん、ユーザー認証専用のサーバーを
必ず通らなければいけません。

例えて言うならば、インターネット上の関所、料金所のようなもの。

高速道路がいくら広くても、
料金所で車(データ)が渋滞してしまい、
通信速度が遅くなるわけです。

この問題を改善する場合もやはり、
プロバイダ(光回線業者)を変えるしかありません。

現在のところ、フレッツ光だと隣近所の契約者数によって、
通信速度にかなりのばらつきが見られ、
契約してみないと安定した通信速度が保たれるかわかりません。

その点、auひかりやnuro光の場合、独自の光回線を使っているので、
他の契約者の影響を受けにくくなっています。

関連ページ:auひかり(so-net)とnuro光比較|月額料金・通信速度は?

料金の方もauひかりならば月額3000円以内から使うことができるし、
nuro光の方も月額4000円台で光回線で実質催促の2Gbpsの通信速度を誇っています。

通信速度はとにかく早いほうが良い!というのであればnuro光、
通信速度よりも月額費用が安いほうが良いというのであればauひかりがおすすめです。

関連ページ:auひかりおすすめプロバイダ|フレッツ光以外でおすすめはnuro光かauひかり

auひかりもnuro光もどちらも、申し込みにあたっては、
お得なキャンペーンを絶対に利用するようにしましょう。

キャッシュバックやプレゼントが用意されているので、
単純に契約するよりも、間違いなくお得ですよ。

関連ページ:nuro光申し込みのおすすめは公式?お得なキャンペーンは?

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