乳児湿疹は、まだ症状が初期段階であれば、
ニキビのような白いプツプツや赤いポツポツが出来る程度。
あせもにもよく似ているので見分けがつきにくいものの、
放っておくと肌の乾燥が進んでしまい、かさつきや痒みを伴うこともあります。
更に重症化するとかさぶたが取れて黄色いジュクジュクとした
膿が見られることもあり、そうなるとばい菌が体の中に入る恐れがあり、
病院で治療を受けたほうが良いです。
関連ページ：乳児湿疹はステロイドやめると再発？乳児湿疹繰り返す原因と対策
乳児湿疹ができる主な原因は肌の乾燥ですが、
母親の母乳が乳児湿疹に関係しているんじゃないのか？
という疑問というか不安も感じますよね。
確かに、ミルクなしの完全母乳（完母）だったり、
ミルクと母乳を併用して育児をしていたら、
赤ちゃんの体調に母乳は間違いなく影響を与えます。
母乳の質が赤ちゃんの健康状態や正常を左右するのは間違いないものの、
母親の母乳が本当に乳児湿疹を招く原因になるんでしょうか？
目次
乳児湿疹には脂漏性湿疹と乾燥性湿疹の２種類
まず、乳児湿疹とはどんなものなのかを抑えておきましょう。
乳児湿疹と言っても、大きく分けると
- 脂漏性乳児湿疹
- 乾燥性乳児湿疹
という２種類があり、それぞれ乳児湿疹が起きる原因や、
湿疹ができる場所、湿疹の状態などが異なります。
脂漏性乳児湿疹は生後2ヶ月頃までの新生児に多い
赤ちゃんも大人も毛穴や汗腺（汗の穴）の数はほとんど変わりません。
そして、生後2ヶ月頃までの生まれたばかりの赤ちゃんは、
特に皮脂分泌が活発になっています。
大人に比べると肌に毛穴が密集している分、
毛穴に皮脂が詰まりやすくなります。
毛穴に皮脂が詰まるだけでは、あまり悪影響はないものの、
皮脂が詰まった状態が長くなればなるほど、
皮脂が酸化したり、皮脂をエサに雑菌が繁殖して、
毛穴の中で炎症反応が進み、脂漏性の乳児湿疹となります。
大人で言うと、ニキビとほぼ一緒です。
脂漏性乳児湿疹が起きるのは、
ほっぺやおでこなど顔から上に限定されることが多く、
肌を触るとベタベタしがちです。
最初は白いポツポツが見られるものの、
放っておくとボツボツと赤い湿疹が目立つようになり、
しまいには黄色い膿で肌がジュクジュクすることもあります。
乾燥性乳児湿疹は生後3ヶ月以降の乳児に多い
生後２か月を過ぎてから起きる乳児湿疹は、
乾燥性湿疹の可能性が高くなります。
赤ちゃんの肌は高速で新陳代謝（肌の生まれ変わり）が進んでいるものの、
スピードが速すぎるあまり、まだ成長しきっていない皮膚が、
肌表面に押し出されてしまいます。
未熟な皮膚は水分を蓄える保湿力も弱いし、
肌を外部の刺激から守るバリア機能も十分ではありません。
肌内部の水分が蒸発しやすくくなっているので肌がカサカサするのが、
乾燥性の乳児湿疹の特徴です。
症状が進むとバリア機能で防ぎきれなかった刺激によって、
肌にブツブツとした炎症が起こり始めます。
乾燥性の乳児湿疹の場合、脂漏性とは違って、
顔だけではなくて全身に湿疹が見られます。
乳児湿疹はお宮参り頃がピークを迎えることが多い？
生後１か月頃（男の子は生後３２日目、女の子は３２日目）に
お宮参りという行事というか儀式がありますよね。
生後１か月というと皮脂分泌が活発で
脂漏性の乳児湿疹が起こりやすい時期です。
お宮参りの記念写真を撮ろうと思うものの、
顔が湿疹だらけで、少々、残念な気分になるかもしれません。
ただお宮参りは必ず生後１ヶ月頃じゃなきゃいけないわけじゃなく、
少し早くても構いません。
遅くなる分には、１００日祝いまでにお宮参りしても、
何の問題もありません。
両親のスケジュールや縁起の良い日（大安など）の影響もありますから、
生後１ヶ月に無理やり行かなくても、
赤ちゃんの調子を見ながらお宮参りの日取りを決めても良いですね。
乳児湿疹は母親の母乳のせい？関係あるの？
母親の母乳は血液の成分とほぼ同じで、
乳腺の働きで血液から母乳が作り出されています。
血液に含まれる血糖（コレステロール）やヘモグロビンの量は、
多少は増えたり減ったりすることはあるものの、
血液成分が大きく変化することはありません。
日本人であれば、日焼けなどで一時的に肌色が変わることはあるものの、
肌の色が白人のように白くなったり、
黒人のように黒くならないのと同じです。
ただ、母乳のもとになる血液は、母親が食べるものによって、
微量ではありますが、特定の成分が増えたり減ったりします。
脂っこい食べ物や甘いお菓子を母親がたくさん食べてしまうと、
血液中の血糖（コレステロール）や脂肪分も増えてしまいます。
母親が口にした食事の中に、アレルゲン物質を含む卵や牛乳などがあると、
微量ではありますが、母乳にもアレルゲン物質が混ざり、
赤ちゃんに何らかの影響が出る可能性は否定できません。
血液は全身に酸素や栄養を運ぶ役割を果たしているだけじゃなく、
全身の細胞活動によって生み出された毒素
（様々な老廃物や腐敗物など）も含まれています。
こうした毒素が母乳に混ざることで、赤ちゃんの抵抗力を弱め、
乳児湿疹が起きる可能性はあります。
だからと言って、母乳育児を止めてしまうのは避けるようにしましょう。
母乳には赤ちゃんの免疫力を高めたり、
腸内環境を整えるなど、様々な成分も含まれていますから、
乳児湿疹が見られても、母乳育児はできるだけ続けたほうが良いです。
たとえば、ヒト母乳オリゴ糖（HMO）は
母乳にしか含まれないオリゴ糖で、
赤ちゃんの腸内環境を整えるのに非常に大切な栄養の一つです。
ヒト母乳オリゴ糖が善玉菌と呼ばれる腸内細菌のえさとなり、
赤ちゃんの腸の発育を支えてくれます。
乳児湿疹予防＆改善！母乳育児中のままの食事
乳児湿疹を予防したり、乳児湿疹の症状を改善するために、
母親が食事面で気を付けたほうが良い点としては、
- タンパク質・脂肪・糖質の取りすぎに気を付ける
- 体内に毒素をため込まない（乳腺炎にも気を付ける）
という２点があります。
タンパク質・脂肪・糖質の取りすぎに気を付ける
血液が通る血管も、内臓や肌と同じくタンパク質でできています。
タンパク質は血管や体を丈夫にするために欠かせないし、
脂肪や糖質は、活動エネルギーを生み出す原料となります。
タンパク質・脂肪・糖質の三つは３大栄養素と呼ばれるように、
私たちが生きていくためには欠かすことはできないし、
赤ちゃんの成長にも絶対必要です。
タンパク質・脂肪・糖質不足は避けたほうが良いモノの、
だからと言って摂りすぎには気を付けなければいけません。
タンパク質・脂肪・糖質の取りすぎは
血液の粘度を高めてドロドロにさせてしまいます。
赤ちゃんに与える母乳に含まれる栄養分も偏ってしまい、
赤ちゃんの成長を妨げる要因となりかねません。
私たちの普段の食事ではビタミンやミネラルが不足しがちですから、
野菜を積極的に食べるようにした方が良いモノの、
必要なビタミン・ミネラルを野菜だけで補うのは、
はっきり言って、至難の業です。
特にマグネシウムや亜鉛などのミネラルは、
たいていの食材には微量しか含まれていません。
そこで、微量ミネラルを中心に不足した栄養を補うには、
すっぽん小町というサプリメントを使うのが良いですよ。
すっぽん小町はすっぽんを丸ごとすり潰して
エキス化したサプリメントなので、
すっぽんに含まれる栄養を余すことなく吸収できます。
すっぽんといえば、栄養の塊とも言える食材で、
亜鉛やマグネシウムも豊富に含まれています。
産後の母親がすっぽん小町を飲んでも全く問題ないし、
赤ちゃんに悪影響を与えるような心配もありません。
すっぽんは昔から滋養強壮に効くと言われている通り、
疲労回復に優れたタウリンやアルギニンなども豊富に含まれています。
関連ページ：育児疲れの老け顔解消方法！育児疲れの老け顔の原因と対策
育児疲れの軽減や、睡眠の質を改善して
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体内に毒素をため込まない（乳腺炎にも気を付ける）
血液には母親の体の細胞活動によって生み出された
様々な毒素（老廃物や腐敗物などの有害物質）が含まれています。
こうした毒素も母乳に混ざることがあり、
赤ちゃんにも少なからず毒素を与える可能性があります。
大人であれば問題のない量の毒素であっても、
まだ免疫力が十分ではない赤ちゃんにとっては、
肌や体の調子を悪くしてしまう可能性は否定できません。
母乳に含まれる毒素によって乳児湿疹が起きるのを防ぐために、
毒素の量を減らすデトックス対策にも力を起きたいところで、
産後の母親にはルイボスのハーブティーがオススメです。
ルイボスは昔からデトックス作用の高いハーブとして知られていて、
鉄分も多く含んでいるという特徴があります。
血液中で酸素や栄養を運んだり、
毒素を回収するのはヘモグロビンの役割であり、
ヘモグロビンは主に鉄分でできています。
血液中のヘモグロビンの量を増やすことで、
毒素の回収力が高くなり、血液をデトックスすることができます。
母乳育児をしている母親が悩まされやすい乳腺炎も、
母乳に毒素が多く含まれることが原因だと言われていますから、
ルイボスのハーブティーで乳腺炎の予防・改善にもなります。
ほほえみママミルクブレンドというハーブティーは、
母乳育児中の母親のために、ルイボス以外にも、
レモングラスやネトル、フェンネルなど、
デトックス作用の高いハーブが数多くブレンドされています。
もちろん、ノンカフェインだし、
無添加・ノンシュガーなので、
母親にも赤ちゃんにも安心して飲むことができます。
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乳児湿疹にはとにかく赤ちゃんの保湿ケアが大切！
すでに赤ちゃんの肌に起きている乳児湿疹を改善するには、
とにかく肌を保湿してあげることが大切です。
肌内部にしっかりと水分を蓄えることで、
肌組織が正常に機能できるようになり、
バリア機能も安定するようになります。
赤ちゃんの場合、体の７５％近くは
水分でできていると言われているように、
体内にはたっぷりと水分が蓄えられています。
肌に水分を蓄えるためには、
身体の内側から供給される水分が、
肌表面から逃げないようにすることが大切です。
ベビーパウダーやベビーワセリンを使って、
赤ちゃんの肌を保湿してあげるのも良いですが、
どちらも効果は決して長く続くわけではありません。
短ければ１５分もすると肌から流れ落ちてしまうので、
１日のうちに何度も塗り直さなければいけません。
その点、ファムズベビーという赤ちゃん用の保湿剤は、
肌への定着率が非常に高いため、
１度使えば保湿力が半日くらいは続きます。
新生児のデリケートな肌にも使えるように、
ファムズベビーは刺激の強い添加物・化学物質は一切使われていません。
ファムズベビーはスプレータイプなので、
広い範囲にまんべんなく塗ることができるし、
仕上がりもさっぱりしているので、
ベビーワセリンを嫌がる赤ちゃんも使いやすいですよ。