厄年プレゼント|厄年の男性・女性に贈り物はいつ渡す?プレゼント時期は?

厄年と言われる年齢になると、
なんとなく悪いことが起きるんじゃないか?
という不安を感じてしまうもの。

厄年で余計な厄災が起きないように厄払いする人もたくさんいますが、
厄年を向けた人に厄除け効果のあるものをプレゼントしても良いですよね。

川崎大師や西新井大師など厄除けで有名な神社でお守りやお札をもらって、
厄年の人にプレゼントをするのも良いですが、昔から、

  • 七色のモノ
  • 長さが長いモノ
  • ウロコ皮のモノ

には厄除け効果があると言われているので、
七色に光る真珠や七色でそろえたパワーストーンのアクセサリー、
蛇革のベルトや蛇革の小物をプレゼントするのも良いですね。

厄年のプレゼントをモノじゃなくて金品で贈る場合には、
熨斗袋に入れて「厄除」と書くのが通例となっています。

厄年の厄除けにおすすめのプレゼント(男性・女性)

厄年を迎えた人に向けて
何か厄除けになるものをプレゼントしようと思ったら、
御札やお守りはすぐに思いつくんじゃないかと思います。

関連ページ:厄年はいつからいつまで?お祓い(厄払い)は前厄・後厄も必要?

全国には厄除けで有名な神社やお寺がいくつもありますから、
そういった神社仏閣の御札やお守りを厄年の人にプレゼントしても喜ばれることでしょう。

御札やお守り以外だと、厄除けに良いプレゼントといえば、

  • 七色のモノ
  • 長さが長いモノ
  • ウロコ皮

といった基準で選ぶと良いですよ。

七色のモノ

七色の色を同時に身にまとうことで、七つの災いから身を守り、
さらに七つの幸運を呼び寄せるという言い伝えがあります。

そこで七色に光る真珠(パール)のアクセサリーを送ったり、
7色のパワーストーンを揃えたネックレスやブレスレットを
プレゼントするのも良いでしょう。

パワーストーンにはいろんな種類があり、それぞれ意味や効果が違うので、
厄除け効果の高いものを中心に後でパワーストーンを紹介しています。

長さが長いモノ

長いものには「長寿」を願う(祈る)意味合いがあります。

現代と違って昔は特に平均寿命が短かったため、
長いものを人の一生に見立てて、
長生きを祈願する意味を持つようになりました。

長いモノが演技に良いという風習を身近で良く感じられるのは、
大晦日に食べる年越しそばです。

年越しそばの由来は、そばを噛み切らないように食べることで
来年も健康で末永く過ごせることを願ったことが始まりと言われています。

同じような風習が中国にもあって、どうやら中国が発祥のようですが、
本場には長寿麺という汁麺があり、麺が非常に長いことで有名です。

年越しそばと同じく、噛み切らずに長いまま食べる風習があるようです。

もちろん、長い食べ物だけじゃなくて、
「長いモノ」を身に着けるのも縁起が良いとされています。

男性ならば、ネクタイやベルトが喜ばれるでしょうし、
女性ならば、スカーフやマフラー、長財布も良いでしょう。

ウロコ皮

蛇はずっと昔から、邪気を払ってくれる
魔除けの神聖な生き物とみなされてきました。

世界各地で「神の使い」とされています。

実際に蛇をまつった上神明天祖神社(東京、品川)は
「東京の白蛇さま」とも呼ばれている神社です。

白蛇は弁才天の使いとして富をもたらすものと言われていて、
白蛇の夢を見た人は、金運や財産運に恵まれると言われています。

さらに蛇といえば「長いモノ」ですし、
蛇は脱皮を繰り返すことから「長寿」の象徴でもあるので、
厄年のプレゼントとして贈る縁起物としては非常に適しているわけです。

蛇皮の財布やベルト、財布、ポーチなど小物入れアクセサリを
プレゼントするのが良いですよう。

金品をプレゼントする場合には熨斗袋(のし袋)

厄年の人にモノを上げるのではなくお金をプレゼントする場合には、
裸で渡すのではなく、熨斗袋に包むようにしましょう。

熨斗袋の水引は紅白の蝶結びにして、
のしの表書きは「厄除祈願」ではなく「厄除」とします。

「厄除祈願」と書くのはあくまでも、厄払いをしてもらう本人が、
神社やお寺に収める熨斗袋の表書きになります。

厄除けの贈答に「厄除祈願」と書くのは、
適しているとは言えません。

厄除け・厄祓い・厄落としの違い

厄除けとよく似た意味で厄祓い・厄落としという言葉もあります。

厄除け・厄祓い・厄落としには、どんな違いがあるのかというと、

  • 厄除けは厄災予防の祈願
  • 厄祓いは災厄をもたらす邪気や穢れを祓ってもらう祈願
  • 厄落としは大事なものを手放して厄を落とす

といった意味になります。

厄年に引っ越しをしなければいけないようなときには、
あらかじめお寺で厄除け(神社で厄払い)をしてもらったり、
方角に気を付けると良いです。

関連ページ:厄年の引越しの方角|吉方位に引越しすべき?方位・方角は引越しでどこまで意識すべき?

厄除けは厄災予防の祈願

基本的に密教系のお寺で祈願祈祷してもらうのが厄除けで、
災厄などの邪気が寄り付かないようにします。

お寺ではなくても神社でも厄除けしてくれるところもあり、
いずれにしても厄災の予防をする意味合いがあります。

厄年じゃなくても災難が続いている場合にも、
厄除けをしてもらうのが良いです。

厄祓いは災厄をもたらす邪気や穢れを祓ってもらう祈願

神社に出向いて祈願祈祷してもらうのが厄祓いとなります。

厄除けと意味はほぼ似ていますが、
災厄をもたらす邪気や穢れを払ってもらう、
自分自身から遠ざけてもらう、という意味合いがあります。

厄除けは「厄の予防」という意味合いが強いのに対して、
厄払いは「厄の治療」という意味が強くなります。

ちなみに、神社とお寺は何が違うのかというと、
お寺は仏教で仏をまつっていて、
神社や神道で神様をまつっています。

厄落としは大事なものを手放して厄を落とす

厄というのは、何も周りから突然現れるばかりじゃなくて、
自分から大きな災いや厄を作り出すこともあります。

余計な厄が降りかからないようにするのが厄落としで、
大事なものを落とす、手放すことで厄落としをします。

お金が入ったお財布をわざと落とす
何らかの方法でわざと風邪をひく

といったことも厄落としになり、いわば、
毒を持って毒を制すようなことをするのが厄落としです。

世界各国にも厄年がある

そもそも厄年は、何に基づいて定義されているのかというと、
四柱推命とか占星術とか、様々な起源説があります。

そのため厄年の考え方もにもそれぞれ微妙に違いがあるのですが、
実は世界各地にも厄年に相当考え方があります。

中国では自分の干支の年が厄年とされているため、
12年に1回は必ず厄年がやってくることになります。

中国では厄除けのために金色や赤い物を身に着ける風習があります。

イギリスでは男性は4のつく年齢、
女性は7のつく年齢が厄年とみなされているそうです。

厄除けには厄の年齢に合わせて木の実を集めて、
天日に三日三晩さらした後、木の実を焼きます。

スペインでは日本と同じように厄年の年齢が決まっていて、
男性は24歳と444歳、女性は14歳と34歳が厄年と言われています。

厄除けには、厄年の年齢の数だけ馬の肉片を食べ、
さらに朝まで踊り明かす習慣があるそうです。

ロシアの厄年は男女共通で9歳から79歳までの間で、
9のつく年が厄年とされています。
(9歳、19歳、29歳、39歳、49歳、59歳、69歳、79歳)

10年に1度は必ず厄年がやってくるわけですが、
厄除けには周囲の人が歌う中で馬に乗って落馬するという、
荒っぽいことをするそうです。

ドイツの厄年はロシアと少し似ていて、
男性の場合は4歳から64歳の4のつく年、
女性は9歳から59歳までの9のつく年が厄年になるので、
10年に1回は必ず厄年がやってきます。

厄除けには小さな紙人形を年の数だけ作って泥の中に立て、
お祭り騒ぎをしながらいつの間にかなくしてしまう、
というやり方をするそうです。

エジプトでは4歳から4年ごと、50代まで厄年がやってきます。

厄除けには近所に住んでいる老人から布の端切れをもらい、
布きれをつなぎ合わせた服を着るそうです。

厄除けプレゼントをいつ渡す?いつまでに贈る?

厄年を迎える人に厄除けのプレゼントをするなら
いつからいつまでが良いのかというと、特に決まりはありませんが、
厄払いを済ませる前にプレゼントするのが良いでしょう。

厄払いに関しては、一応は期限のようなものがあり、
1月1日から節分の日(2月3日ころ)までが厄除け期間となっています。

厄年や厄払いの習慣は太陽暦になる前の太陰暦の頃から存在していて、
太陰暦で考えた場合、毎年2月3日頃が正月(いわゆる旧正月)になるので、
旧正月になるまでに厄払いを済ませておきましょう、というわけです。

また、厄払いをプレゼントする日もできれば縁起の良い日が望ましいので、
日本の暦の中で有名な暦注である六曜をベースに考えると、

  • 大安の日
  • 先勝の日の午前中
  • 先負の日の午後

から選ぶと良いですよ。

厄除けプレゼントにおすすめのパワーストーン

サファイアやターコイズなどの宝石(貴石・半貴石)の中でも
ある種の特殊な力が宿っていると言われているのがパワーストンです。

パワーストーンにはそれぞれ様々な効果を持っていますが、
厄除けのプレゼントとして厄除けパワーストーンを贈ると、
厄年の人にも喜んでもらえますよね。

そこで、厄除け効果の高いパワーストーンをピックアップして紹介します。

  • マラカイト
  • スモーキークォーツ
  • オニキス
  • ヒスイ
  • ラピスラズリ
  • オブシディアン

マラカイト

深い緑色をしたパワーストーンで、
「孔雀石(くじゃくいし)」という和名があります。

邪気を強力に跳ね返してくれるパワーストーンとして有名で、
古くから魔除けのお守りとして使われてきた経緯があり、
虫除け効果・魔除け効果があるとして珍重されています。

身代わりになってくれる石でもあるので、
悪霊的な存在や悪意を持って近づいてくると、
自ら砕けて持ち主に知らせてくれるとも言われています。

持ち主の心の疲れ(ストレス)や肉体の毒素を吸収する
癒しの効果もあると言われています。

マラカイトはパワーストーンとして活用されるだけじゃなく、
宝石や染物の材料としてマラカイトが用いられたという記録もあるようで、
クレオパトラも好んで愛用していたと言い伝えられています。

スモーキークォーツ

パワーストーンの中でも水晶類は浄化の力が強いと言われていますが、
その中でも特に破邪の効果が高いと言われているパワーストーンがスモーキークォーツです。

持ち主に訪れる災いを代わりに引き受けてくれることから、
身代わり水晶とも呼ばれ、古くは中央アジアからヨーロッパに渡った
ケルト人たちが悪霊払いに使っていたという歴史があるようです。

大地との繋がりを深めて護符としての効果を持つと言われることから、
精神的なネガティブ要素を和らげて、不安や恐怖を取り除いてくれると言われています。

オニキス

古代インドやペルシャなどでは
悪霊から身を守ってくれると言われてきたパワーストーンがオニキスです。

邪念を払ってくれる邪気払いのお守りとして珍重され、
あらゆるマイナスパワー(邪気、邪念、悪霊、妬み、怒り、悪意など)から
持ち主を守ってくれる、跳ね返してくれると言われています。

オニキスの持つ悪のエネルギーを跳ね返す力は非常に強力なため、
原石であれば家に置いておくだけで家全体を守ってくれると言われています。

不要なものを排除して新しい物事のためのスペースを確保してくれることから、
幸運を呼ぶ効果も期待できるそうです。

ヒスイ

日本でも健康長寿や不老不死、幸福のお守りとして
昔から珍重されてきたパワーストーンがヒスイです。

縄文時代にはすでにヒスイの勾玉が登場しています。

厄災を避け、繁栄や、健康、長寿などをもたらしてくれると言われていて、
穏やかながら持ち主を災難や危険などから強力に護符してくれます。

他のパワーストーンとは違って、物理的な危機から守る効果が優れていると言われていて、
交通事故などで奇跡的に生還する人たちが
ヒスイを身にまとっていることが多い、という話もあります。

持ち主に冷静さと忍耐力を与える効果もあると言われていることから、
年長者や家族への贈り物とする習慣もあります。

ラピスラズリ

世界最古の霊石の一つで、仏教の七宝の一つである
「瑠璃」がラピスラズリです。

古代ギリシャやローマ、エジプトでも神の代替品として珍重され、
儀式や魔除けの呪術にも使われていたと言われています。

追記

オブシディアン

世界各地の火山地帯で産出され、
パワーストーンの中で比較的手に入れやすいのがオブシディアンです。

追記