老後資金の必要額@独身でも夫婦でも運用が欠かせない?

老後資金に9000万円は必要?!

総務省の統計などを見ていくと、
定年退職後の夫婦の月の出費
およそ25万円

ということは、
60歳からの25年間で、
必要となる生活費の合計は、
いくらになるのかというと、、、

7500万円

さらに、不測の事態に備えるならば、
1000万円以上は用意しておきたい
ところではありますので、最終的に、

9000万円

くらいが老後資金の一つの目安じゃないでしょうか。

関連ページ:無収入の住民税はいくら?前年度収入なし・無所得の住民税は?

老後資金の現実 年金を入れて再計算

2013年の統計で日本人の平均寿命は、
男性が80.21歳。

初めて80歳を超えました。

女性はというと86.51歳で、
こちらは2年連続で世界一
ちなみに、現時点ですでに、
60歳以上の場合の平均余命は、

  • 男性23.14年
  • 女性28.47年

と、もう少し寿命が延びる感じですね^^;

老後資金9000万円という計算も、
60歳から85歳までの25年間を、
生きると仮定しています。

この9000万円のうち、
ある程度は年金でカバーできます。

仮にお父さんだけが働いていて、
お母さんが専業主婦だった場合、
もらえる年金は、

月額約22万円

  • 厚生年金が16.7万円 ※お父さんの分
  • 国民年金が5.2万円 ※お母さんの分

という感じです。

老後の生活費は25万円かかりますから、
片働きだった場合には、毎月3万円のマイナス

年金だけで暮らそうと思ったら、
確実に毎月赤字になってしまいます。

毎月のマイナス分(3万円相当)を補うべく、
60歳までに3000万円以上は、
手元に用意しておきたいところです。

独身の場合 老後資金はもっとつらい

次に独身の場合の
老後資金について考えると、
まず生活費は月額15万円程度が目安。

※総務省の家計調査から、60歳以上の女性単身世帯の平均支出をもとにしています。

ここから考ていくと、
60歳からの25年間では、
4500万円
くらいは必要になってきます。

ちなみに、
17万円弱の厚生年金なら、
毎月の生活費を賄うことはできますね。

しかし、自営業だったり、
専業主婦をしていて離婚した場合などは、
国民年金しかもらえません。

国民年金は約7万円ですから、
とても年金だけで暮らしていくことはできません。

つまり厚生年金をもらえる立場ではない場合、
年金を支給してもらう年齢になる前に、
十分なたくわえがなければ、
老後も働き続けなければいけません。

かといって人間だれだって、
80歳も過ぎるようになれば、
普通の生活すら不自由になってきます。

味覚がどんどん鈍っていき、
視力も衰えてしまうため、
傷んだものを平気で食べてしまい、
体を壊すことも十分ありえます。

記憶だってぼんやりしてきます。

食事や買い物の管理だってドンドン、
ずさんになってしまいます。

若いころだと考えられないことが、
老後には起こってしまうものなので、
自分の健康を過信するのは禁物です。

自分で自分の老後を守る1 健康に気を付ける

体を悪くしてしまうとそれだけ、
出費を増やすことになります。

体調が悪くなって病院に行く際にも、
歩いていくことができなくなり、
やむを得ずタクシーを使うこともあります。

入院ともなればさらにお金がかかりますから、
少しでも健康を長持ちさせることが、
経済面的にも老後の生活を支えることになります。

特に、仕事を定年退職したお父さんの場合、
通勤する手間がなくなる分、
運動量がガクンと落ちてしまいがちです。

意識的に外に出るようにして、
運動するように心がけるべきです。

自分で自分の老後を守る2 運用意識を養っておく

お金は放っておいても、
勝手に増えるわけはありません。

むしろ、GDPが増えれば増えるほど相対的に、
お金の価値が下がってしまいます。
銀行の金利が恐ろしいほどに低くなっていますから、
銀行預金でお金を増やすことは絶望的です。

老後にバリバリ働き続けるという選択肢は、
余り現実的はないですから、お金を増やすには、
自分で働いで稼ぐ以外の方法、たとえば、
運用するという手段もぜひ検討すべきです。

年金を払うのは国の強制ではあるものの、
年金も結局は、運用方法の一つの手段
と考えることができます。

年金以外にも、できるだけ若いうちから
金融商品や投資信託に興味を持つようにして、
ちょっとずつでも運用経験を積んでおいた方が、
老後資金を安定させるためには効果的です。

ちなみに日本人にとって
最も身近な運用方法と言えば、
やはり不動産じゃないでしょうか。

不動産はリスクが高いと言われていますが、
きちんと調べて、しっかり計画を立てていくと、
リスクを最小限に抑えることができます。

不動産は資産として残りますので、
FXとか株式投資をやるよりも、
むしろ安全性は高い運用方法です。

自分で自分の老後を守る3 稼ぐスキルを身に着けておく

他には、できるだけ体を使わず
老後でも働けるスキルを身に着けておくのも、
良い方法です。

趣味や特技を活かすことができればよいですし、
他にも、副業でも収入が得られるようにしておくのも、
老後の収入を安定させやすくなりますね。

稼ぐスキルなんて、
そう簡単に身につくものじゃないですが、
ネットを使ってできる副業もあります。

例えば、アットソーホーというサイトを見ると、
在宅でできる仕事がたくさん紹介されているので、
自分にもできそうなものが見つかる可能性がありますね。

このサイトを運営している僕の仕事も、
簡単に言ってしまえば、こうやってサイトを作り、
ユーザーに喜んでもらえる情報を提供した対価として、
収入を得ているようなものです。

この記事での老後資金の計算においては、
年金がもらえると仮定しています。

ただ今後、
年金がどうなるのかわからないことは、
日本人ならば誰だって知っていることですし、
現在の支給額がもらえるかどうかもわかりません。

先行きがあまりにも不透明な時代になっています。

老後資金を安定させるためには、
僕個人としては、
自分自身で稼げる力を身に着ける
ことが必須じゃないかな?
という気がします。

30代夫婦の平均貯金額@定年後の生活費は大丈夫?

親が定年して現役を引退し、
自分も30代になってしまうと、
否が応でも将来設計のことを、
考えなきゃいけなくなりますね。

  • 親の介護
  • 子供の教育
  • 自分たちの老後

お金がらみで頭を悩ませる要因がたくさんあります。

30代夫婦の平均貯金額

30代でいったい、
どのくらいの貯蓄があればよいのか?

統計データを探してみたところ、
ものすごくばらつきがあって
びっくりしました。

まず全体の平均値を計算すると、
600万円くらいになります。

ぶっちゃけ
「みんな、そんなに貯めてるの??」
って思いませんでした?

平均値って言うのはどうしても、
高所得者の貯蓄額に引っ張られますので、
今度は中央値で見てみると、
400万円となります。

中央値というのは、
データを数字順に並べていったときに、
ちょうど中間に位置する数字になります。

平均値よりもちょっとは、
現実的な数字じゃないかと思います。
30代夫婦と言っても、

・30代前半か?後半か?
・夫婦共働きか?
・子供の数は?
・住んでいる地域は?

などなど、人によって
環境はさまざまなです。

平均値の600万円、
中央値の400万円
って言うのも、参考値程度に、
考えてよいと思います。

30代で独身の平均貯蓄額は?

ちなみに独身で結婚しておらず、
子供もいない場合の平均貯蓄額はというと、
平均値の730万円、
中央値の350万円
という結果になっています。

30代夫婦よりも中央値が
低くなっていますが、
これは遊ぶことにお金を
費やしているからでしょう。笑

逆に平均値があがっているのは、
独立してバリバリ働いている人が、
多い様子がうかがえますね。

老後資金っていくらくらい必要なの?

貯蓄する目的はいわずもがな、
将来のリスクに備える目的が一つ。

他にも、自分たちの老後の生活を
維持するために必要な資金を、
今のうちにためておく、という目的もありますね。

では老後資金っていったい、
どのくらい必要なの?って言うと、
現実的に計算していくと、3000万円
という数字にたどり着きます。

平均余命から考えて、
60歳から25年間という設定で、
計算した場合になります。

※計算の根拠は、
この記事の最後で紹介します。

30代夫婦はいったい、
どのくらい貯金するのが良いのか?
他人のお財布事情が
気になってしまうものの、

60歳になるまでに
3000万円貯めるには?
という視点で将来設計をしたほうが、
ずっと現実的ですね。

ちなみに、きちんと将来設計を
考えている夫婦・考えていない夫婦で、
やはり貯蓄額に大きな違いがあります。

将来設計を話し合っている場合、
貯蓄額が1000万円以上になる、
というデータもあります。

逆に将来設計無しの夫婦だと、
700万円以下という結果になり、
その差はなんと400万円以上!
この記事を読んでいるということは
おそらく将来設計について、
すごく関心があるはず!

今からでも全く遅くはないので、
将来設計について具体的な
アクションプランを考えてみては、
いかがでしょうか?

将来設計をしていくにあたっては、
貯蓄だけじゃなくて、
投資だって検討していくべきです。

たとえば、子供の進学に備えて、
学資保険に入っておくのも立派な投資です。

他にも株式投資・先物投資などもありますが、
投資信託なら、分散投資効果によって、
リスクを小さくすることができます。

面倒な銘柄分析などをする必要がないため、
これから投資を始める場合には、おすすめですよ。

老後資金の算出根拠

定年後に必要となる
1か月の生活費は、
25万円
くらいと言われています。

年間で考えれば
25万円X12か月 = 300万円

さらに25年分となると、
300万円X25 = 7500万円

これだけの生活費が必要となるものの、
25年もの間、何事もなく暮らせるか?
というと、不測の事態が起きる可能性があります。

他にも旅行に行ったり、
孫にお小遣いを上げたり、
いろんな出費が考えられます。

そうした事態をひっくるめると、
生活費以外のお金として、
1000万円以上はあったほうが
良いんじゃないでしょうか?

そうすると、
老後資金として必要なのは、
約9000万円。

60歳になった時点で、
9000万円
あったほうが良いものの、
年金がもらえます。

おそらく。。。
年金を現時点の支給額で
満額もらえるならば、

夫→厚生年金→16.7万円
妻→国民年金→5.2万円
となるので夫婦で月額約22万円。

年金がきちんともらえると仮定すると、
60歳で必要な金額は、3000万円で済みます。

スポンサードリンク

シェアする

フォローする