アイドリングのバッテリー充電は寿命早める?バッテリー上がり対処は?

バッテリーが上がってしまった!

数か月、数年単位など長期間にわたって車に乗らないと、
バッテリーが自然放電してほとんど充電が残っていない状態、
つまりバッテリー上がりが起きやすくなります。

バッテリーがまだ使えるのであれば、
何らかの方法で充電さえできればバッテリー上がりを改善できます。

たとえば、バッテリー上がりした車をジャンピングスタートで
無理矢理にでもエンジンを始動させてしまえば、
オルタネーター(発電機)を回すことができるので、
一応はバッテリーに充電をすることはできます。

ただ、車を走らせずにアイドリングをするだけだと、
エンジン回転数はそれほど高くはないので、
バッテリーをしっかり充電するには数時間かかってしまいます。

できるだけ速くバッテリーを充電するためには、
ギアをニュートラルに入れてエンジンを空ぶかしさせたり、
もしくはその辺を軽く30分くらい走ってみて、
エンジン回転数を2000回転以上にすることです。

アイドリングでもバッテリーを充電できないことはないものの、
長時間のアイドリングは逆にバッテリーに負担をかけてしまい、
バッテリー寿命を短くしてしまうので注意が必要です。

バッテリー上がりやバッテリーの無駄な消耗を防ぐためには
やはり車の電気使用量を節約することです。

エアコンやオーディオの使用頻度はできるだけ減らしたほうが良いですし、
ライトやランプの消し忘れにも十分に気を付けなければいけません。

ちなみに、エアコンに関しては電気で動く部品と
エンジンの動力で動く部品というのがあり、
カーエアコンの冷房で節電するには、
実は設定温度を低くして、風力を弱めると良いですよ。

アイドリングでバッテリー充電できる?

バッテリーに充電するためには
オルタネーターという発電機を回さなければいけません。

このオルタネーターはエンジン動力がエネルギー源となっているので、
エンジンが動いているアイドリング状態でも、
とりあえずはオルタネーターが回ってバッテリーに充電できます。

ただ、アイドリング時のエンジン回転数はおよそ、
800~1200回転/分(rpm)程度なのに対して、
オルターネーターが100%の発電量になるには
2000回転ぐらいで必要だと言われています。

アイドリングでバッテリーを充電するには、
余計に時間が長引いてしまうし、最近の車では、
様々な機能が電子的に制御されているので、
アイドリング中でも電気がガンガン消耗されています。

アイドリングでバッテリーを充電しているつもりが、
実は電力消費が発電量を上回ってしまい、
バッテリー充電をますます低下させることもあり得ます。

長時間のアイドリング充電はバッテリー寿命を縮める?

アイドリングだけでバッテリーを充電できるかもしれませんが、
長時間のアイドリングはできるだけ避けたほうが良いです。

2時間程度のアイドリングで問題ないかもしれませんが、
半日とか1日くらい継続してアイドリングを続けることによって、
バッテリーに負担をかけてしまい、バッテリー寿命を縮める可能性があります。

バッテリーの怖いところは、4年くらい使用経過すれば、
突然壊れる可能性があること。

バッテリーには一般的に2Vのセル(端子)が直列に
6箇所繋がれていて、合計で12Vとなる仕組みになっていますが、
実は1ケ所の繋がりが壊れた(極板不良)だけでも、
電圧が0Vになってしまい、バッテリー充電できなくなってしまうんです。

電気が継続してバッテリーに流れ続けるということは、
電気配線にもかなりの負担を与えることになり、
発熱などによって劣化が急速に進むことで、
バッテリー寿命を早めることになります。

エンジン寿命も短くするので要注意!

エンジンというのは、その仕組み上、
低回転があまり得意ではありません。

エンジン回転数が2000以下で低い状態は、
ガソリンの燃焼状態が最も不安定で、
エンジン内にカーボン(燃残りのカス)が貯まりやすくなるほか、
エンジンオイルの劣化も早目る原因になります。

ちょうど炭を燃やす時をイメージしてみるとわかりやすいんですが、
エンジンは燃料を大量に燃やしつつ、
空気を大量に送り込むと盛大に燃えます。

それに対して、燃料も空気量も少なくなってしまうと、
くすぶる感じの燃焼で終わってしまい、
燃えカスが残りやすくなってしまうわけです。

エンジン内部の汚れをキチンときれいに掃除しようと思ったら、
それこそエンジンを解体修理(オーバーホール)しなければいけません。

エンジン内部に汚れをムダにため込んでエンジンの劣化を早めないためにも、
長時間のアイドリングは避けたほうが良いです。

目安としては、アイドリングを1時間続けた時のエンジン負担は、
50km走行したのと同程度と考えることです。

走行距離に加えてアイドリング時間×50kmも計算して、
車のメンテナンスをするように意識をしましょう。

長時間の渋滞でバッテリー上がりの心配は?

昔の車はキャブレターと呼ばれる燃料噴射が使われていて、
1時間くらいのアイドリングでも、エンジンルームの熱で燃料が気化し過ぎてしまい、
アイドリングが止まる不具合が起きることがありました。

現在販売されている車のほとんどは、キャブレターではなくて、
インジェクションと呼ばれる電子制御の燃料噴射になっているので、
燃料が気化し過ぎないようにコントロールされ、
ある程度の時間のアイドリングにも耐えられるようになっています。

渋滞で2時間くらいのアイドリングが続いても、
問題が起きる可能性は低く、バッテリー上がりを起こす心配も少ないものの、
やはり不安なのは、車全体の電力使用量になります。

特に、真夏で熱帯夜となる夕方~夜に渋滞にはまってしまった場合

  • エアコンの冷房をつけっぱなし
  • ヘッドライトを常に点灯

という2つの条件が重なって、電力消費量が高まります。

さらにカーナビでテレビを見ていたり、音楽を流していたら、
アイドリングでの発電量を上回る勢いでバッテリーの充電を消耗してしまい、
バッテリー上がりを起こすことがあります。

渋滞が予想されるときには、
できればバッテリーのことも気にした方が良さそうです。

バッテリー上がりの対処方法

アイドリングでバッテリー上がりを対処するのは無理があります。

バッテリー上がりを改善するには、

  • JAFを呼ぶ
  • ジャンピングスタート
  • 近くのガソリンスタンドで充電

という3つの手段が考えられます。

バッテリー上がり対策1JAFを呼ぶ

外出先でバッテリー上がりを起こしてしまい、
車をまるで動かせなくなってしまったうえに、
助けを呼ぶことも難しい状況であれば、
JAFを呼ぶしかありません。

JAFにすでに会員加入をしていれば、
バッテリー上がり(応急始動作業)はなんと無料です。

あくまでも「応急始動作業」であって、
バッテリーをフル充電してくれるわけではないので、
自分で車を走らせたりして、バッテリーを充電させる必要があります。

非会員の場合、その場でJAf会員になることはできるものの、
バッテリー上がりは実費となり、12,880円(昼間)かかります。

決して安くはないですね。。汗

バッテリー上がり対策2ジャンピングスタート

バッテリーがしっかりと充電されている車が近くにあって、
バッテリー同士をつなぐ道具(ブースターケーブル)があれば、
ジャンピングスタートさせる方法があります。

ジャンピングスタートとは、別の車の電力を借りることで、
とりあえずエンジンを動かす電力を確保することです。

エンジンさえ動いてくれれば、
後はオルタネーターが回って発電をしてくれるので、
バッテリー上がりを解消できます。

他の車のバッテリーとブースターケーブルで接続しなくても、
ジャンプスターターという道具もあり、
最近ではモバイルバッテリーくらいのサイズが出ています。

車をジャンピングスタートさせることができるだけじゃなくて、
通常のモバイルバッテリーとしても使うことができる優れもの。

5000円台で購入できるのでリーズナブルです。

BESTEK ジャンプスターター 12V車用薄型エンジンスターター 5600mAh 出力5V/12V 赤 BTCSG11

バッテリー上がり対策3近くのガソリンスタンドで充電

近くにエネオスなどのガソリンスタンドや
イエローハットやオートバックスなどのカー用品店があれば、
車のバッテリーを充電する設備が整っているはずなので、
バッテリー上がりにも対処することができます。

イエローハットなら「イエローハット・ロードサービス」というのがあり、
24時間年中無休でレッカーサービスなどを受けられます。

バッテリー上がりの防止方法

バッテリー上がりを防ぐには、
とにかく車の電力使用量を抑えることですが、
具体的にどんな点に気を付けると良いのかというと、
特に効果の高いモノを上げると、次の2点があります。

  • ライト・ランプの消し忘れに注意する
  • 定期的に車を走らせる

ライト・ランプの消し忘れに注意する

バッテリー上がりが起きる原因で最も多いのは、
実はライト・ランプを消し忘れてしまい、
つけっぱなしになってしまうことなんです。

最近の車だと、エンジンを止めてもヘッドライトが付きっぱなしだと、
警告音やモニター表示で教えてくれたり、
そもそもヘッドライトが自動点灯してくれるので、
以前に比べるとライト・ランプの消し忘れは減っていると思われます。

けれども、いまだにライト・ランプの消し忘れが
バッテリー上がりの主な原因になっているので、
車から降りる時に意識したほうが良いかもしれません。

定期的に車を走らせる

バッテリーというのは何もしなくても自然放電してしまい、
充電した電気が徐々に失われていきます。

車に長期間ずっと乗らないままだと、
バッテリー充電が徐々に減っていき、
しまいにはバッテリー上がりにつながります。

そして、充電量不足(過放電)と
充電しすぎ(過充電)を何度も繰り返すのも、
バッテリーに負荷をかけてしまいバッテリー寿命を早めます。

車に乗らない期間が長くなると、
バッテリー以外の部品の劣化を速めてしまうので、
車は定期的に走らせてあげましょう。

東京都環境科学研究所の実験によると
3日に一度くらいの頻度で30分から1時間程度で
アイドリングをさせるだけでも、
長期間ずっと車を動かさないよりもバッテリー上がりを防止できるそうです。

カーエアコンの節電できる使い方

カーエアコンは車の中でも特に電気を使うパーツですが、
節電になる使い方があります。

エアコンも家庭にある室内用エアコンと同じく

  • 室外機(コンデンサー)
  • 室内機(エバポレーター)
  • 送風機(ファン)

という3つのパーツで構成されているんですが、
このうち、電気で動いているのは実は送風機(ファン)のみです。

コンデンサーとエバポレーターはエンジン動力で動かしています。

カーエアコンの仕組みから節電できる使い方を考えると、

  • エアコンの設定温度を下げる
  • エアコンの風力を弱める

という設定にすれば、節電になることがわかります。

バッテリーが上がるほど車に乗る頻度が低い場合

車に乗る頻度が低いということは、
バッテリ上がりを起こしやすくなってしまうわけですが、
他にも様々な影響が考えられます。

たとえば、タイヤの特定の場所(地面と接している場所)に
集中的に車の重量がかかり続けるため、
ちょうどアルファベットのDの形にタイヤが変形してしまう可能性があります。

エンジンオイルやパワステオイルなどなど、
オイルは基本的に消費期限のある消耗品なので、
車に乗らない間もどんどん劣化が進んでいきます。

ブレーキ機能を構成する部品の一つであるブレーキローターがさびて来ると、
ブレーキ鳴きといってブレーキを踏んだときにキーキーと音が鳴ったり、
ブレーキの効きが悪くなることもあります。

車に乗る頻度が週に1回くらいあるなら良いですが、
月1回程度ならいっそのこと車を売却してレンタカーや、
カーシェアに切り替えるのも一つの選択肢じゃないでしょか。

車の維持費(自動車保険料や自動車重量税、車検など)を考えると、
車を所有するよりもレンタカーやカーシェアの方が
断然にコストパフォーマンスは高くなります。

ちなみにジャパンレンタカーであれば、
軽自動車を24時間かいりても7000円(保険料1000円)なので、
ガソリン代を入れても1日1万円程度で済んでしまいます。

月1回のペースで1日借りたとしても年間で12万円しかかからないので、
車の維持費を随分と抑えられるんじゃないでしょうか。

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