バッテリー交換でアイドリング不安定!アイドリング不調の原因は?

バッテリー交換をする前はなんの異常もなかったのに、
古いバッテリーを新しいバッテリーに交換したところ、
いきなりアイドリングが不安定になってしまった。。。

アイドリング時のエンジン回転数が安定しなかったり、
もしくはアイドリング中のエンジン回転数が今までよりも高くなったり
もしくは低くなってしまったり。

バッテリー交換によって起きるアイドリング不安定の原因は、
ECUの学習機能がリセットされたことが主な原因として考えられます。

エンジンは吸気・圧縮・燃焼・排気という4つのサイクルを繰り返していて、
それぞれのサイクルを担う部品がスムーズに連動することで、
エンジン回転を制御しています。

現代の車だと、エンジン周りの部品の大半が、
ECUというコンピューターによって電子制御式されています。

ECUが各パーツの動作状況をデータ収集し、
車の状態に応じて適切にエンジンの各パーツが動くように微調整をしています。

バッテリー交換をすることによって、
ECUがこれまで蓄積してきた学習データがリセットされてしまい、
エンジン回りの部品の連動がスムーズにいかなくなる結果、
アイドリングが不安定になってしまうわけです。

バッテリー交換で何らかの修理ミスでもなければ、
車を走らせているうちにECUに徐々に学習データが蓄積されていくので、
それに伴って不安定だったアイドリングも安定するようになります。

バッテリー交換でアイドリング不安定の原因と対策

バッテリー交換した結果アイドリング不安定になってしまった。。。!

自分でDIYでバッテリー交換した場合、
何か修理ミスがあったんじゃないのか?と思ってしまいますよね。

余計なことをしてしまったんじゃないか?と不安を感じるかもしれませんが、
自分でバッテリー交換してアイドリング不安定になるのは、
意外とよくある話です。

バッテリーの交換作業をするということは、
車に流れる電圧が一時的に完全に0になってしまいます。

その結果、ECUというコンピューターが蓄えていた
学習データがリセットされてしまい、
アイドリング不安定になることがあります。

ECUのリセットがアイドリング不安定の原因

エンジンはインジェクターやスロットルボディなど、
様々な部品の集合体で、これらの部品が連動することで、
吸気・圧縮・燃焼・排気というエンジンの4つのサイクルが繰り返されています。

4つのサイクルを司っている各パーツが適切に動作することで、
エンジンがスムーズに動く仕組みになっているんですが、
最近の車では各パーツの動作を電子制御するようになっています。

たとえばスロットルボディとは、
エンジンに空気を送り込むための装置なんですが、
空気を送る量はバルブの開閉量によってコントロールしています。

ECUに蓄えられている学習データをもとに
バルブをどのタイミングでどのくらい開くのか?閉めるのか?
というのが計算され、バルブの開閉動作を制御しています。

同じようにインジェクターと呼ばれる燃料噴射装置も、
どのタイミングでどのくらいの燃料をエンジンに送り込むか?
というのは、すべてECUの学習データに基づいて制御されています。

ECUが車の状況に応じて学習データをどんどん蓄積させることで、
安定した運転ができるようになるわけですが、
ECUの学習データを維持するためには電力が常に必要で、
電力がゼロになった途端、ECUは学習データを失ってしまうわけです。

パワーウィンドウリセットにも注意

バッテリー交換でECUの学習データが失われると、
アイドリング不安定になるだけじゃなくて様々な動作に
一時的な不具合生じることがありますが、
そのうちの一例としてパワーウィンドウリセットがあります。

窓ガラスが全閉しなくなったり、運転席のマスタースイッチで
運転席以外のパワーウィンドの操作ができなくなることがありますが、
これはパワーウィンドウの挟み込み防止機構がリセットされるからです。

挟み込み防止機構が搭載されている車種(エクストレイルなど)では、
窓ガラスをオートで上げている最中に指や荷物などを挟み込んだ場合、
窓ガラスを5cmほど強制的に下げるようになっています。

ただ、あくまでも機械的に制御されているので、
窓ガラスを全閉したのか?それとも何かを挟んだのかは判断できません。

挟み込み防止機構ではそこで、全閉したときの位置情報をECUが記憶しているわけですが、
バッテリー交換でECUがリセットされれば、もちろん、
全閉したときの位置情報も失われてしまいます。

パワーウィンドウの動作を正常な状態に戻すためには、

1.エンジンを始動させた状態で窓ガラスを全開にする(一番下まで下げる)

2.パワーウィンドウのスイッチを引き上げ、窓ガラスを閉め切った状態にしてさらに1秒以上スイッチを上げ続ける

この手順でパワーウィンドウの機能が復活します。

DIYのバッテリー交換ではバックアップ電源の準備・用意が肝心!

ちなみにECUがリセットされると、
時計やオーディオ・ナビゲーションの設定まで失われるので、
再設定が意外と面倒だったりします。

イエローハットやオートバックスなどのカー用品店や、
ディーラー・中古車修理工場でバッテリー交換した場合、
バッテリー交換をする際にバックアップ電源を用意しているはずなので、
ECUの学習データがリセットされることはあまりありません。

個人がDIYでバッテリー交換をした場合に、
アイドリング不安定が起こりやすいわけですが、
バックアップ電源さえ用意すれば問題解決です。

バックアップ電源にはどんな器材を用意して、
どんな手順でやれば良いのかというと、
実はすごく便利な道具が販売されています。

エーモン メモリーバックアップ 1686

手のひらに収まりそうなほどコンパクトサイズで、
電力は単三乾電池(1.5V)を6本だけ。

約75時間ほどECU学習データ(メモリー)を保護できるので、
バッテリーを外している時間が長くなっても問題はありません。

ハイブリット車はバッテリー交換のECUリセットに要注意

ECUはエンジン始動時のセルモーター・イモビライザーの動作や、
吸排気系統のスロットル開度度や排ガス還元量などなど、
様々な部品の動作を学習データとして蓄えて
部品の動作を制御しています。

ハイブリッド車になるとECUの役割はさらに増え、
電力回生ブレーキや動力モーターの制御や、
ウィンカーやタコメーター、スピードメーターの点灯なども、
ECUによってコントロールしています。

エンジンとモーター間のクラッチ制御や、
ギアの変速比切替(オートマチックトランスミッション)も、
ECUによって制御されているので、
ハイブリッド車のECUがリセットされてしまうと、
運転に支障をきたすレベルの不具合が起きる可能性があります。

ハイブリット車のバッテリー交換を自分でDIYでやる場合、
バックアップ電源は必ず用意したほうが良いですし、
もし不安があれば、ECUリセットされないように、
ディーラーなどでバッテリー交換してもらったほうが良いです。

アイドリングストップ機能車のバッテリー交換注意点

最近の車はアイドリングストップ機能がついている車種も多いですよね。
エクストレイル、セレナ、ヴォクシー、ワゴンR、ステップワゴンなどに、
アイドリングストップ機能が搭載されるようになっていますね。

信号待ちなどでアイドリングストップすることで、
燃費向上・燃料の節約になるほか、排出ガスの抑制になるし、
エコカー認定されて税金も安くなるといったメリットがあります。

ただ、デメリットもいくつかあって、
アイドリングストップ機能車と普通の車では、
バッテリーの種類が違うこと。

アイドリングストップ機能車の場合には、通常より高効率で
価格も通常より高価なバッテリーが使われています。

自動でアイドリングストップするということは、
エンジンを再始動させるときにセルモーターを回すわけですが、
セルモーターを回す際には高い電圧を必要とします。

通常の車とは違ってアイドリングストップ機能車だと、
セルモーターを回す回数がどうしても多くなってしまうため、
強力なバッテリーが必要になってしまうわけです。

アイドリングストップ機能車のバッテリー交換をするには、
アイドリングストップ専用バッテリーに交換するようにしましょう。

軽自動車だと通常のバッテリーとアイドリングストップ専用バッテリーの
サイズが一緒で見分けがつきにくい可能性があるので注意が必要です。

アイドリングストップ専用バッテリーなのか不安があれば、
お店の人に必ず確認を摂りましょう。

アイドリングストップ専用バッテリーには、

  • ATLASBX アイドリングストップ車用 M-42
  • Panasonic (パナソニック) 国産車バッテリー カオス アイドリングストップ車用 N-S115/A3
  • ATLASBX アイドリングストップ車用
  • BOSCH アイドリングストップ車用 HTP-M-42/60B20L
  • GS YUASA バッテリー EL-Q-85/90D23L
  • HITACHI アイドリングストップ車&標準車対応JP Q-85/95D23L
  • HITACHI [ 日立化成株式会社 ] 国産車バッテリー アイドリングストップ車&標準車対応 [ Tuflong Premium ] JP S-95/120D26L
  • Panasonic (パナソニック) 国産車バッテリー カオス アイドリングストップ車 + 標準車対応 N-M55/A2
  • GS YUASA EL-M-42R/55B20R
  • Panasonic アイドリングストップ車 + 標準車対応 N-Q90/A2

といったものがあります。

自動車用バッテリーの容量は「5時間率容量」で確認できるんですが、
アイドリングストップ専用バッテリーはだいたい「30Ah」以上です。

30Ahとは「6アンペアX5時間」といった意味で、
6アンペアの電流を5時間維持できます。

Ahの数字が大きくなるほど、バッテリーの容量も多くなるということです。