新元号「令和」を書いた人は誰?書道家の茂住修身が令和揮毫と判明!

新元号の「令和」が以前から発表されていた通り、
2019年4月1日の11:30頃に、
内閣官房長官の菅義偉さんより発表されました。

発表時の形式は平成が発表されたときと同じように、
「令和」と揮毫された色紙を公開すると同時に
菅義偉さんの口から「れいわ」と口頭でも紹介がありました。

令和とは万葉集の一節である
「初春の令月にして、気淑く風和ぎ」が典拠と紹介されていましたね。

関連ページ:令和の「初春の令月にして、気淑く風和ぎ」は万葉集の何番の誰の歌?令月の意味は?

令和を書いた(揮毫した)のは茂住修身さんと判明!

およそ31年前に小渕恵三官房長官が記者会見で掲げた「平成」の文字を揮毫したのは、
河東純一さんという内閣府大臣官房人事課辞令係の辞令専門官という、
書道に通じている人のみが担当できる役職の方だったそうです。

現在、辞令専門官をしているのは3名いらっしゃるようですが、
そのうちの一人である茂住修身さんとはどんな人なのかというと、
河東純一さんと同じく大東文化大学文学部を卒業しているので、
直系の後輩にあたる方になりますね。

達筆で評判の副総理兼財務相麻生太郎さんや
安倍首相が直々に揮毫するとの憶測もありましたが、
歴史を踏襲した形となりました。

※ということは、何年先になるのかはわかりませんが、
令和の次の元号の発表に関しても、 おそらくは
辞令専門官の型が揮毫したものを公開するんじゃないでしょうか。

茂住修身(もずみおさみ)さんの簡単なプロフィール

現在わかっている範囲での茂住修身さんのプロフィールは下記になります。

出身地:岐阜県飛騨市古川町
生年月日:1956年
年齢:63歳(※誕生日不明のため数え年)
職業:内閣府辞令専門職
出身高校:岐阜県立斐太高等学校(偏差値60)
出身大学:大東文化大学

茂住修身さんが卒業した高校からは、

  • 村尾信尚(ニュースキャスター)
  • 流れ星・ちゅうえい(お笑い芸人)
  • 古池信三(元郵政大臣)
  • たむらぱん(シンガーソングライター)
  • 真崎守(漫画家)
  • 米澤穂信(小説家)

といった有名人・著名人がいます。

大東文化大学といえば、

  • 阿部友和(バスケットボール選手)
  • 佐々木悟(マラソン選手)
  • 小島敏文(衆議院議員)
  • 岩立誠治(プロゴルファー)
  • 飯島誠(アナウンサー)
  • 木下真理子(書家)

といった方や河東純一さんという平成の文字を揮毫した先輩も在籍していた大学です。

ただ、茂住修身さんは学科は経済学科だったようで、
全国的に珍しい書道学科ではなかったようです。

内閣府辞令専門職というのは基本的に
官記、位記、辞令及び表彰状等の作成に従事する役職のことで
茂住修身さんはこれまでに

  • 行政刷新会議事務局
  • 国家戦略室

といった看板を揮毫を揮毫したほか、
地元の岐阜県飛騨市古川町の市長室にかけられている書なども担当したそうです。

書家として、茂住青邨(もずみ せいそん)という号でも活躍しています。

新元号「令和」を考案した人はやはり非公表だったはずが…

平成の元号を誰が考案して誰が決めたのか?については明らかになっていません。

ただ日本テレビが取材を通じて考案者を明記した文書を入手したそうで、
元号が「平成」に改められる数か月も前からすでに
政府内で保管されていたと言われています。

その文書には「平成」のほかに候補として

  • 修文
  • 正化

が記されていて「平成」の考案者としては、
2001年に亡くなった東洋史の研究者の山本達郎氏の名前が明記されていた、
とヤフーニュースでも取り上げられていましたが、
このことが明らかになったのは2019年3月29日です。

令和発表の直前の報道なので、令和に関しても同じように長い間、
考案者が発表されることはないと思われていたものの、
考案者と思しき人たちが次々と明らかになっていますね。汗

文化勲章受章者で国際日本文化研究センター名誉教授の
中西進氏ではないか?という憶測が出ているものの、
真偽がわかるのはやはり数十年は待たないといけないでしょう。

ちなみに、iphoneやパソコンで「れいわ」と入力をしても
まだ「令和」と一発変換されないケースが多いようです。

予測変換の中に「令和」を手動で候補に出さなければいけませんが、
こちらの記事でやり方を詳しく解説しています。

関連ページ:新元号「令和」が予測変換できない?れいわを令和に一発変換するには?

令和を揮毫した色紙はどこに行く?

河東純一さんが「平成」の元号を揮毫した紙は4枚あり、
「平成」と書かれたメモ紙を渡され手から
急いで4つ書き上げたことが知られています。

小渕恵三官房長官が掲げた色紙は、
まだ墨が完全に乾きっていなかったというエピソードも残っているほどです。

「平成」に関しては額縁に入れってテレビで公開したわけですが、
「令和」に関しては光に反射することもあるため額縁に入れるのは見送られました。

4枚のうちどれが採用されたのかは、
河東純一さんが自分でも良い感触だったと実感できた
4枚目が採用されたようです。

その後、4枚の平成の文字がどこに行ったのかというと、
消息不明のようですが、ただテレビタレントのDAIGOさんが、
衝撃的な発言をしたことで話題になっていました。

小渕恵三官房長官は竹下登首相の内閣に所属していたわけですが、
なんと竹下登さんのご自宅に4枚のうちの1枚が保管されていたんだとか。

もし「平成」が揮毫された色紙がヤフオクなどオークションに出品されたら、
それこそものすごい金額で落札されそうですね。

5月1日からは平成から令和への年号変更に注意!

4月31日で平成31年が終わり5月1日からは令和元年となるわけですが、
注意をしなければいけないのは主に官公庁向けの提出物は、
西暦ではなくて和暦を採用していること。

うっかりすると平成と書いてしまいそうなので、
少なくとも今年1年くらいは注意が必要でしょうね。

もちろんパソコンやiphoneの方も平成から令和に変わったほうが良いモノの、
今のところ変更は反映されていないようです。

関連ページ:iphoneカレンダーを令和に変更!西暦から和暦に表示切り替えするには?

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