肉パックのまま冷凍|豚肉冷凍期限はパックのままだと半年?

冷凍庫を開けてみて、冷凍していたことをうっかり忘れていて、
冷凍焼けした肉(豚肉、牛肉、鶏肉、ラム肉…)を発見すると、
なんだか切ない気分になりますよね。汗

冬はキムチ鍋パーティーとかしたり、
夏はバーベキューで肉を焼いたりするものの、
人数が多くなると肉は余ってしまいがち。

独身で一人暮らしだった頃、
豚肉のこま切れ肉(通称、豚こま)を買ってきては、
丁寧に小分けにして冷凍保存。

今は、家族増えたおかげで、小分けにするまでもなく、
1回の調理で使いきることが多くなりましたが^^;

関連ページ:単身赴任の夫に食事送る|冷凍できるおかずや単身赴任中の栄養バランス

牛肉・豚肉・鶏肉など肉を冷凍保存するコツ

牛肉・豚肉・鶏肉にかかわらず、
冷凍して2~3週間くらいなら、
肉の鮮度はそんなに落ちません。

冷凍する際にいくつかコツを守り、
解凍にも気を配れば、1ヶ月くらいであれば、
購入時と同じくらいの鮮度でお肉が食べられます。

1.冷凍のこつ 肉表面の水分を拭き取る

肉に余分な水分が残っていると
冷凍して凍った水が溶ける際に、
うまみも一緒に逃げていきます

通称、ドリップと言われるやつですね。

ドリップを出さないために、
冷凍するまえに水分をよく拭き取っておきましょう。

良きえいな水分が残ることで、
冷凍する際に浸透圧が生まれてしまい、
肉の中のうま味が水分に溶けだしてしまいます。

水分を拭き取るだけでも、
肉のうまみがだいぶ変わってきます。

ちなみに、焼いても固くならずに柔らかい肉がありますが、
それは脂が多いんじゃなくて、水分が多いからです。

値段が高い肉であっても、
水分が抜ければ抜けるほど肉は固くなって行きます。

カリカリに焼いたベーコンや、
お好み焼きによくあるカリカリの豚ばら肉も、
水分がすっかり抜けているわけです。

ローストビーフが半生でもおいしく食べられるのは、
表面をしっかり焼いてドリップが逃げないようにしているからです。

ドリップを肉の中に閉じ込めたうえで、
湯煎でじっくり肉に火を通すことで、牛肉のうまみを引き出すことができます。

2.冷凍する前に肉の味付けする

鶏の胸肉なんかは冷凍するとどうしても、
固くなりがちです。

そこで塩麹につけるようにすると、
解凍しても柔らかさが保ちます。

塩麹のおかげで肉質が変わり、
味わいも追加されるので、よりジューシーに調理できます。

他にも、豚肉を冷凍する際に、塩を少し降るようにすると
うまみを閉じ込めておくことができます。

もしくは、すりおろしたしょうが・にんにく、しょうゆやお酒
などを一緒に入れると、解凍してすぐに生姜焼きにできます

高タンパクなのに低脂肪のヘルシーな鶏胸肉。でもちょっとパサパサが気になる、ということはありませんか?塩麹を使うと鶏胸肉がやわらかくなり旨味もアップ!今回は、定番の唐揚げ、チキン南蛮、塩麹焼き、そのほか炒め物系レシピをご紹介します。
参考サイト:ヘルシーな鶏胸肉は塩麹でおいしさアップ!簡単レシピ15選 – macaroni

肉をパックのまま冷凍は止めたほうが良い

もっともやっちゃいけないのは、
解凍した肉をもう一度冷凍させる
ことじゃないでしょうか?

そのため、買ってきた肉をパックのまま
そのまま冷凍庫へドン!と入れるのはあまりおすすめできません。

使おうと思ったら、パックのまま解凍することになり、
解凍後、使わない分を再度、冷凍しなきゃいけないですからね。

100グラムくらいずつに分けて、
1度に使う分ずつに小分けにするのが、
基本中の基本です。

肉をパックのまま包丁で肉を切るのも一つの手段

肉をいちいち100gくらいに個包装するのが面倒で、
ずぼらに行くのであれば、いっそのこと、パックのまま包丁で切ってしまう、
というのも一つの手段です。

完全に冷凍してしまうと肉はカチコチに硬くなるので、
ある程度まで凍らせた後、包丁で1回の使用量ごとに、
切り分けるようにすれば、少しは手間を省くことができますね。

冷凍肉の解凍のコツ

冷凍したお肉を解凍させるのに、
最も良いのは冷蔵庫で時間をかけて、
ゆっくりと解凍させることです。

半日くらいかかってしまうものの、
冷蔵庫で解凍するのが一番、
肉のうまみを無駄にしません。

次は常温解凍になります。
冷凍庫から室内に出しておいて、
その状態で解凍。

急いでいるときほど、流水解凍したり、
レンジでチンしちゃうものの、
実は肉のうまみをどんどん失います。汗

お肉を急速に解凍させてしまうと、
肉の繊維が壊れてしまい
うまみ(ドリップ)が逃げてしまいます。

美味しいお肉を食べるためには、
きちんと計画をしておいて、
ゆっくり解凍させなきゃいけません。

冷凍肉はいつまで食べられる?消費期限は?

冷凍した豚肉や鶏肉、牛肉などはいつまで食べられるの?というと、
風味を考えると1ヶ月が限界だと思ったほうが良さそうです。

冷凍すれば、確かに菌による腐敗をほぼ防ぐことができます。
※低温でも活動停止しない菌もいるので、完全に腐敗を防ぐことはできません!

ヒマラヤなどの極地では、何百年も前の人間のミイラが、
まるで生きているかのような状態で発見されることがあるように、
冷凍された肉はかなり長期間に渡って状態を保つことはできます。

ただ一番の問題は通称、冷凍やけとも呼ばれる酸化です。

冷凍やけとは主に脂肪分が酸化することによって起きる、
肉の変色や味わいの変化(風味の劣化)です。

脂肪の酸化だけは冷凍しても避けることはできず、
風味をぐんと悪化させることになります。

冷凍焼けしても、食べてまずくない期間がおおよそ1ヶ月なので、
冷凍してから1ヶ月以内に食べきれる量だけ、購入するのが良いでしょう。

野菜の保存にも冷凍庫が使える!

ちなみに冷凍庫で保存できるものと言えば、
肉だけじゃなくて野菜も向いています。

葉物野菜、例えばキャベツや白菜なんかは、
冷凍保存には向いていないものの、

  • トマト
  • 枝豆
  • きのこ類
  • アスパラ

などなど、
冷凍保存にむしろ適した野菜
がいくつもあります。

ちなみに野菜を冷凍保存する際には、
調理する時のことを考えてカットしておく
のが基本です。

ただ、カボチャとかの場合、
冷凍保存ができるものの、カットするなら火を通してから

カットしたカボチャを生のまま冷凍してしまうと、
解凍した後が不味くなりがちです^^;

関連ページ:野菜保存方法|大根、白菜、レタス、キャベツやじゃがいも、カット野菜など。

 冷凍保存できる意外なもの

トマトが実は冷凍保存に向いている!
なんて言うのは、けっこう意外だったんじゃないでしょうか?

他にも、冷凍庫で保存しておくのが
意外にも適しているものなんかも、いくつか紹介していきます。

関連ページ:単身赴任の夫に食事送る|冷凍できるおかずや単身赴任中の栄養バランス

ゆでたパスタ

ゆでて食べれるようにしたパスタも、
実は冷凍保存してもOKです。

オリーブ油やバターをからめた後に
冷凍庫に入れて保存すれば、
解凍した時にすぐに調理に使えますね。

ワインの飲み残し

ワインもその性質上、凍らせても
味や風味が極端に劣化することはありません

おすすめの保存方法は、
いったん、製氷機に入れて、
小口サイズにすることです。

ワインのアイスキューブという、
ちょっとおしゃれなものが出来上がりますww

ワインに氷を入れると薄まってしまうものの、
ワインのアイスキューブであれば、
薄まることなくキンキンに冷えたワインを飲めます。

ゆで卵

ゆで卵も案外、凍らせてから食べても、
そんなに風味が落ちません

殻をむいてから一つずつ
ラップにくるめばOKです。

他にも冷凍保存に向いているものと言えば、
水分のほとんどないものが向いています

  • コーヒー・お茶
  • 納豆
  • チーズ・バター
  • ナッツ
  • 食パン
  • お漬物
  • 和菓子
  • 生クリーム

などなど、冷凍庫を使えば、
賞味期限をぐんと延ばせます

冷凍庫は冷蔵室とは違って、中身を詰め込んだほうが
冷凍効率が上がり電気代節約にもなります

冷凍保存できるものはどんどん、
冷凍庫に突っ込んじゃいましょう☆

クッキーの種・スポンジケーキ

クッキー作りは何が面倒って、
種を作るまでに手間がかかるんですよね。

けれどもクッキーの種というのは冷凍保存ができるので、
クッキーの種を多めに作っておいて余らせるようにすれば、
次は楽にクッキーを作ることができますね。

また、デコレーションする前のスポンジケーキも冷凍保存できちゃうので、
ケーキ屋さんなんかは、9月くらいからクリスマス準備のためにせっせと、
スポンジケーキを冷凍保存するようです。

冷凍するとおいしくなるもの

そのまま食べるんじゃなくて、一度冷凍をしたほうが、
違った味わになる食べ物もあります。

代表的なものが果物です。

  • リンゴ
  • なし
  • さくらんぼ

などなどは、冷凍してものを解凍すると、
細胞組織が破壊されるらしく、
また違った風味に生まれ変わります。

冷蔵庫の節電のこつ

節電の話になったので、冷蔵庫の消費電力を抑えて、
電気代を節約するコツをいくつか紹介します。

1.新しい冷蔵庫へ買い替える

たぶん、これが最も
電気代節約になります^^;

5年もすると、冷蔵庫もかなり進化しています。

機能が進化するだけじゃなくて、
省エネ性能も抜群に良くなります

我が家の場合も、新しい冷蔵庫に変えて、
容量も大きくなったのに、トータルの電気代が逆に半分くらい
に減りました。

そんなことが当たり前のように起きるので、
古い冷蔵庫はいっそのこと買い替えてしまうほうが
お得だったりします。

ちなみに、古い冷蔵庫の処分には、
費用が結構掛かってしまいます。

リサイクル費用ですね。

結構な値段が掛かってしまうのですが、
不用品買取サービスを利用すると、
かなりの安値でもしくは無料で引き取ってくれる
こともあります。

不用品を出すときには、
ぜひ検討してみてください。

2.壁との空間をあけて節電

冷蔵庫周りには熱がこもりがちです。

この熱によって冷蔵庫が温まり、
庫内温度を高くしがちです

そこで、冷蔵庫と壁の間に5cm以上の隙間を空けて
空気の循環が良くなるように気を付けましょう。

冷蔵庫の上に物を置く場合にも、
直接乗せるんじゃなくてすのこを一つ挟んでください。

こうすれば空間が作れるので、
温度が無駄に上がるのを防げます。

3.適正温度を保つ

冷蔵庫・冷凍庫を過剰に冷やすともちろん、
電気をそれだけ使うことになります。

冷蔵室・冷凍室・野菜室、
それぞれの適正温度は、

  • 冷蔵室 1℃~5℃
  • 冷凍室 -18℃~-22℃
  • 野菜室 3℃~7℃

位と言われています。

冷蔵庫自体に節電モードがない場合には、
冷やし過ぎに十分注意しましょう。

4.開閉時間を短くする

冷蔵庫の扉をあけっぱなしにすると、
庫内が当然、温まってしまいます。

庫内温度が上がれば冷蔵庫は、
電気を使って冷風をお越し、冷やそうとします

開閉時間はできるだけ短くすべきではありますがそれともう一つ、
庫内に透明のカーテンを付けるのも、節電につながります。

カーテンによって冷気が外に出るのを防ぐことができますからね。

5.冷蔵庫の庫内は隙間をあける

冷凍室はギューギューに詰めたほうが、
冷凍効率が上がり、電気代節約になります。

しかし冷蔵室はというと、
冷気を循環させなければいけません

冷蔵室にものがあふれてしまうと、
冷気がスムーズに流れにくくなり、
庫内が冷えにくくなります。

そこで、冷蔵室はできるだけスカスカにする
のが電気代節約になります。

電気代節約のことまで考えると、
買い物する際には、

・肉は安い時にまとめ買い!

・野菜はその時安いモノだけを選ぶ!
※根菜類など室温保存できる物を除く

こんなやり方で食材を揃えるのが、ベストになりますね☆

6.冷凍庫は逆にぎちぎちに冷凍品を入れよう

冷凍庫の節電をする場合には、冷蔵庫とは違って、
隙間をあまり開けずにぎちぎちにモノを入れるのが良いです。

冷凍庫のように0度を下回るようになると、
冷凍食品や冷凍した肉や野菜などがお互いに冷やしあうようになるからです。

冷凍食品に限って言えば、賞味期限が半年とか数か月は長持ちするので、
安いときにまとめ買いしておくと良いですね。

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