バジル水やり頻度は毎日はやりすぎ?タイミングや時間帯は?

バジル栽培では水を欠かすことはできません。

春夏秋にかけて最低1日1回は水やりをしたほうがよくて、
最高気温が35度を超えるような猛暑日で暑い時期は、
土表面の乾き具合を確かめて1日2回~3回水やりをすると良いです。

家庭菜園初心者がバジル栽培で失敗する2大要因としては

  • 水のやりすぎ・水不足
  • 肥料のやりすぎ・肥料不足

なので、季節に応じて
水やりの頻度や水やりの量を調節できるのが望ましいです。

またバジルのように葉を食べる植物に関しては、
水やりをする際に水を土に直接撒くよりも、
葉に水をけるようにすることでハダニなどの害虫を
洗い落とすことができます。

水やり用のジョウロは、慣れていなければ、
ハス口といって小さな穴のたくさん開いたキャップ状の注ぎ口だと、
シャワー状に水が出てくるので水やりをしやすいです。

バジルは湿った環境と日光を好むハーブです

バジル栽培に関してブログ記事をいくつか見てみると

  • バジルは乾燥を好む植物です
  • バジルは湿った環境で育つハーブです

といった感じで、言っていることが真逆だったりするんですが、
より正確な表現をするならば、

ハーブは全般的に乾燥を好むけれど、
ハーブの中でもバジルは水を必要とする

といった風に解釈をすると良いです。

要するにバジル栽培をするにあたっては、
バジルが水枯れしないように小まめの水やりが肝心です。

またバジルを育てるには日光が必要になるものの、
あまり強い日差しを受け続けると、逆にバジルは弱ってしまいます。

バジルは日光を好むとは言っても、
実際には直射日光に当たらない日陰に置いておくのが良いです。

日陰でバジルを育てるにしても、風通しが悪くて湿度が高くなりがちだと、
病気や害虫が発生しやすくなってしまうので、
風通しが良い日陰でバジルを育てるのがベストです。

バジルの水やり頻度は毎日?水やりの量は?

バジルはどのくらいの頻度で水やりをすると良いのかというと、
1日1回が基本です。

1回の水やりでどのくらいの水を使うのかというと、
鉢底から水が流れ出すぐらいが目安です。

ただもちろん、天気の影響もありますから、
前の日に雨が降ってバジルを植えた鉢に
たっぷりと雨水がかかっているようならば、
水やりをする必要はりません。

また、水やりをした後に雨が降りそうになったら、
逆にバジルに必要以上の水を与えすぎないように、
雨の当たらない場所にバジルの鉢を移動をさせるか、
もしくは屋根やシェードで雨よけしたほうが良いです。

水やりのタイミングは土の表面が乾いたとき

バジルの水やりをする目安となるのは、
土の表面が乾いているかどうかです。

もし土の表面が乾いてしまい水が不足気味になると、
バジルは萎れてグッタリとした見た目になるものの、
水やりをするとみるみる復活します。

柔らかいバジルの葉っぱを収穫するには、
土が乾燥した状態を長く続けないことがポイントです。

葉水することでハダニ対策もできる

バジルに水やりをする際、土に直接水をかけても良いですが、
葉水といって葉っぱに水やりすることで、害虫対策にもなります。

単純に水によって害虫を葉っぱから洗い流すことができます。

ただもちろん、葉水をするだけで、
バジルの害虫を全て駆除できるわけではありません。

たとえばバジルによく見られる害虫として
ベニフキノメイガという蛾がいますが、
夜になるとバジルによってきて葉っぱの裏に
透明の卵を産み付けていきます。

葉の裏に潜んでいる害虫を見つけるには、
葉っぱを裏返してみないとわからないので、
水やりの時に葉っぱも裏返してみて観察する必要があります。

バジルの水やり時間帯は朝?夕方?

バジルの水やりをする時間帯に関しては、
朝が良い!という人もいれば夕方にすべき!という人もいます。

朝派の意見としては、
夕方だとまだ日中に温められた土の熱が残っているので、
そんな状態で冷たい水を与えてしまうと根が傷むというもの。

朝の水やりであれば、一晩かけて土の温度が下がっているので、
水温が低くてもバジルの根を傷める心配はありません。

確かに、真夏だと葉の表面温度も上がっていて、
温まった葉っぱに急に冷たい水をかけるてしまうと、
柔らかい葉は傷んでしまうことがあります。

朝派に対して夕方派の意見は、
朝に水やりをしても結局、
日中の日差しですぐ土が乾いてしまうから、というもの。

その点、夕方に水やりをすれば、土からの水分蒸発が少ない分、
バジルにゆっくり水を吸わせることができます。

朝派と夕方派のどちらの意見にもそれなりの合理性があるんですが、
白黒はっきりさせるのは難しいものがあります。

どっちが正解でどっちが間違いとは言い切れない部分があるので、
バジルの水やりは朝か夕方のどちらか自分のやりやすい方で構いません。

どちらかというと、できるだけ時間に余裕があるタイミングで、
丁寧にバジルの観察をするのが良いです。

真夏は朝夕1日2回で水不足防止

猛暑日が続くような暑い日が続いている場合は、
朝とか夕方とかそんなことは気にせずに、
朝夕1日2回の水やりをするようにしましょう。

朝に水やりをしても強烈な日差しによって土の水分がドンドン蒸発してしまい、
夕方にはバジルの鉢が水不足になっている可能性があります。

土の表面の乾き具合を確かめつつ、
猛暑が予想される日は朝のうちに水やりをして、
必要であれば夕方にも水やりをしましょう。

水のやりすぎは根腐れして枯れる原因に

バジルは水を好むハーブではあるものの、
だからと言って水のやりすぎは禁物です。

たとえば、ビニールプールを出しておうちプールをした後、
プールの残り水を家庭菜園に撒いて再利用するのも良いですが、
バジルを含めてハーブ類にはあまり水をかけないほうが良いです。

いつも湿っている環境だと
バジルもわざわざ根を伸ばそうと頑張る必要がありません。

土から上の地上部のバジルは大きく育っていたとしても根は少ないままだと、
急に乾いた時に一気に萎れてしまいがちです。

初心者がバジル栽培に失敗してしまう原因の一つが水のやりすぎなので、
土表面の乾き具合を確かめつつ、
できれば毎日同じタイミングで水やりするのがベストです。

バジルは室内で水耕栽培でも育てやすい

バジル栽培をしたいけれど1日1回キチンと水やりできるか不安。。。

というのであれば、バジルを水耕栽培する方法もあります。

バジルを育てるには、必ずしも土は必要はなくて、
液体肥料を加えて水につけるだけでも
生命力の強いバジルは育ってくれます。

水耕栽培であれば、
ペットボトル容器などを使って簡単に始めることができるし、
室内で手軽に管理・観察もできるので、
家庭菜園初心者にはオススメです。

種まき・発芽時のバジルの水やりは?

バジルを種から育てる場合でも発芽した苗からバジルを育てる場合でも、
種まき・植えつけした直後はたっぷりと水を与えてあげましょう。

新しく用意した土には、基本的には水分はほとんど含まれていないので、
土づくりをするような感覚で水やりをする必要があります。

少なくとも鉢底から水があふれるまでは、
2回でも3回でも水やりをするようにしましょう。

ジョウロはハス口が水やりしやすい

ホースを伸ばしてバジルの水やりができればよいですが、
ジョウロを使って水やりをするのであれば、
口の形はハス口にするのが良いです。

ハス口だとシャワー状に水が出ていくので、
バジル全体にまんべんなく水をかけることができます。

細長い口のジョーロでも良いんですが、
慣れないと一か所に水がドバドバと流れてしまい、
土をえぐってしまうことがあります。

まだ種や苗を植えたばかりだと、根が掘り返されてしまって、
バジルの成長を妨げることになります。

旅行で留守中のバジルの水やりは?

旅行などで家を数日留守にするような場合、
バジルに水やりをすることができなくなりますよね。

そんな時にはペットボトルを使って
バジルに水やりをする方法が便利です。

簡単にやり方を説明をすると、空のペットボトルに水を入れ、
蓋に小さな穴を空けておきます。

蓋を下にしてバジルの土の上にさしておくだけで、
ペットボトルから徐々に水が流れ出ていくので、
留守中の水不足対策ができます。

バジルに適した土の選び方

バジルを植える鉢やプランターは、
土が乾かないよう受け皿に水をためるようにしましょう。

バジル栽培の土に関しても、ハーブ用土というのも売られていますが、
バジルを育てるには肥料が入っていて水もちが良い
一般的な「花と野菜の培養土」の方が適しています。

もし自分でゼロからバジルの土も用意するのであれば、
赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜて作ると良いです。

さらにバジルは弱アルカリ性を好むので、
苦土石灰を少し混ぜてアルカリ性に調整できるとベストです。

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