バジルの追肥・間引きタイミングは?バジルの収穫タイミングは摘心?

バジル栽培で悩んでしまいがちなタイミング、

  • 間引き
  • 摘心
  • 追肥
  • 収穫

といった手入れはいつするのが良いんでしょうか?

間引きは基本的に、バジルの葉っぱがだいぶ増えてきて、
葉っぱ同士が重なり合うようになったら、
内側の葉っぱにも日光が当たるように
外側の葉っぱを収穫していけばOKです。

間引きをすることでバジルの内側まで風通しがよくなり、
害虫や病気の発生を防ぐことができます。

バジルの収穫量を増やす摘心は、
種や苗から植えた場合の1回目は、
葉っぱの数が8枚を超えたタイミングで行います。

脇芽が生えている先の茎を根元から刈り取って、
脇芽のように栄養やエネルギーが行き渡るようにします。

2回目の摘心も同じように脇芽の間から伸びる茎を刈り取ればOKです。

追肥は葉っぱの色を目安にすると良いです。

バジルの下のほうにある葉っぱの色が、
栄養不足で黄色っぽくなってきたら、
追肥する良いタイミングと言えます。

収穫に関しては、特にベストなタイミングというのはなくて、
間引きを兼ねて収穫をしていくのが良いです。

バジルの間引きタイミングは葉が重なったら

バジルの間引きはいつどんなタイミングですれば良いのかというと、
バジルの葉っぱがお互いに重なったときです。

バジルをなぜ間引きするのかというと、
一つは不要な茎に栄養が流れてしまうことを防ぐことです。

バジルから伸びる茎ごとに成長にはばらつきがみられるようになり、
太い茎もあれば細い茎も見られるようになるので、
細くひょろひょろとした茎からは、弱々しい葉っぱしか生えてきません。

病気になりやすかったり害虫にやられやすいので、
重いきって弱い茎はどんどん間引きをしていき、
太い茎に集中的に栄養分が行き渡るようにすることで、
みずみずしいバジルの葉っぱを収穫できるようになります。

バジルの間引きで大切なことはもう一つ、
バジルの内側の方まで風通しを良くすることです。

バジルは湿った環境を好むハーブではあるものの、
湿気が高すぎると害虫や病気の発生リスクも高くなってしまいます。

また内側の方の葉っぱが日光を浴びにくくなってしまうので、
バジルの外側の葉っぱを中心に重なり合った葉っぱを間引きしていきましょう。

バジルの摘心タイミング目安は葉が8枚以上

摘心と間引きは余計な茎や葉っぱを刈り取るという点では同じですが、
間引きはすでに伸びている茎や葉っぱの成長を促すのに対して、
摘心では脇芽の成長を促してバジルの収穫量を増やす目的があります。

バジルが順調に育っていくと、バジルの茎の節の部分から、
脇芽が2つ出てくるようになります。

この脇芽が茎へと成長していくので、脇芽の間から伸びている茎は、
根元からバッサリと刈り取って、脇芽が茎の先端に来るようにします。

摘心をして脇芽の方に栄養やエネルギーを供給することで、
単純に茎の数が2倍になり、バジルの収穫量2二倍に増やすことができます。

・1回目で摘心するバジルの量の目安は半分

脇芽が生えてきたらすぐにバジルの摘心をするわけじゃなくて、
少なくとも葉っぱが8枚を超えたあたりのタイミングにしたほうが良いです。

葉っぱの数がまだそれほど多くない状態だと、
根っこもまだ十分に育っていないと考えられます。

脇芽を育てようと思っても根っこの発育が不十分なので、
脇芽が思ったほど成長せず、摘心に失敗してしまうことがあります。

1回目の摘心では、もったいないですが
バジルの量を半分に減らすくらいバッサリと刈り取ったほうが、
後々の収穫量を増やすことができます。

1回目で摘心は根っこまで引き抜かないように注意

1回目の摘心ではバジルがまだそれほど大きく育っていないので、
勢い余って根っこまで引き抜かないように十分に気を付けましょう。

ただ、茎もそれほど太くはないので、
軽い力を引っ張るだけで根っこも抜けてしまいがちです。

1回目の摘心に関しては、手でちぎるように刈り取るんじゃなくて、
ハサミを使って丁寧に摘心をするのが良いです。

バジルはいつ2回目の摘心する?

バジルは摘心をするたびに収穫量を増やすことができます。

1回目の摘心が終わったら、
基本的に脇芽を発見次第、摘心をして構いません。

普段の手入れでは間引きと摘心と同時にやっていくような感じになります。

理想としては間引きと摘心を繰り返していって、
バジルを横から眺めたときに逆三角形になるような形に仕上げることです。

バジルは生命力が強くて成長も早いので、
摘心するとみるみる大きくなっていくんですが、
面白くなって摘心をやりすぎないように気を付けましょう。

収穫量が増えるのはうれしいことですが、
葉っぱの数が多くなればなるほどバジルの内側で日光不足や
湿気による病害虫の被害が起こりやすくなってしまいます。

バジル追肥のタイミングは葉の色が目安

園芸用品店で良く売られている
バジルを育てるための土には、
あらかじめ必要な肥料が含まれています。

  • ハーブの培養土
  • 花と野菜の培養土
  • 野菜の培養土

こうした土でバジルを育てるようにすれば、
土自体もきれいなので病気や害虫も発生しにくいですし、
しばらくは肥料を上げる必要もありません。

ただいつかは肥料が切れてしまうので、追肥をしなければいけませんが、
いつどんなタイミングで追肥するのかというと葉の色を目安にします。

特にバジルの内側の下の方にある葉の色が黄色っぽくなってきたら、
肥料不足が起こっているサインと考えられます。

液肥の追肥しすぎに注意

バジルを追肥するのであれば、
ハイポネックスなど液体肥料(液肥)を使うのが良いです。

固形粒の肥料に比べると根っこから吸収されるのが早いので、
すぐに肥料不足を補うことができます。

液肥の与え方はバジルの葉っぱにかけるんじゃなくて、
バジルを植えた鉢やプランターの土の表面に撒くようにしましょう。

葉っぱに撒いてしまうと、
水分だけが蒸発して濃度の高い液肥だけが葉っぱに残留してしまい、
葉や花にシミが出たり、葉っぱが傷んで収穫できなくなることがあります。

また雨の日や雨上がりに追肥をしてしまうと、
雨水と一緒に液肥が流れてしまって効果が薄れるので、
晴れた日に追肥するようにしましょう。

逆に気を付けなければいけないのは、
液肥を追肥しすぎることです。

バジルが栄養過多になってしまうと、
根が傷んで成長が鈍くなってしまうし、
土も傷んでしまいます。

バジル栽培初心者は特に、
肥料のやりすぎと肥料不足の両方に
気を付けなければいけません。

固形肥料で追肥する場合

葉っぱの色が黄色くなるのを待たずに追肥する場合、
固形肥料を使うと良いです。

バジルの背丈がだいたい15cmくらいまで伸びてきたら
1回目の追肥をします。

バジルの根元付近に

  • 化成肥料
  • 油かす

などの緩効性肥料を一掴み程度、
パラパラと撒く程度で良いです。

その後、バジルを植えてから1ヶ月もすると肥料不足が起こり始めるので、
月に1回のタイミングで固形肥料を追肥すると良いですよ。

葉を食べるバジルの追肥はN(窒素)を多めに

家庭菜園用に販売されている肥料にはたいてい、
窒素(N)・リン(P)・カリウム(K)
の割合が表記されています。

植物によって特に必要とする栄養が異なるので、
窒素・リン・カリウムの割合を変えることで、
特定の植物の成長を促すことができます。

葉っぱを収穫するバジルに関しては、
窒素が葉を育てる効果を持っているので、
窒素の割合が多い肥料を選ぶと良いです。

具体的には、

レインボー薬品 住友液肥1号 葉もの用 800mlだと、
N(窒素):P(リン酸):K(カリ)の比率が15-8-8と、
かなり窒素の量が多くなっています。

間引き・摘心のタイミングで追肥する場合

追肥をするタイミングは間引き・摘心をする際に、
葉っぱの色も確かめるようにすると良いです。

ただ、あまりバジルの手入れに時間をとれない場合、
間引き・摘心をするときに一緒に追肥しても構いません。

間引き・摘心の度に追肥するのであれば、
肥料のやり過ぎに気を付けなければいけないので、
液肥は薄めて与えるようにしましょう。

バジルの収穫タイミングは摘心・間引きと一緒に

バジルの成長が最も活発になるのは7月がピークで
6月~8にかけてぐんぐんと茎がのびて葉っぱも増えていきます。

基本的に摘心・間引きしたバジルがそのまま収穫となるので、
特にバジルの収穫に適したタイミングというのはありません。

バジルの苗が育ち始めたら実はバジルはいつでも収穫可能なんです。

ただ逆にバジルを大きく成長させすぎて収穫量が増えると、
収穫漏れの葉っぱが出てきがちです。

バジルの葉っぱは日光を浴びすぎると硬くなってしまうので、
柔らかい葉っぱを収穫したい場合には、
早目に刈り取ったほうが良いですよ。

収穫したバジルの保存方法(冷凍や乾燥)

収穫したバジルは、

  • 冷蔵
  • 冷凍
  • 乾燥して常温

といった方法でそれぞれ保存ができます。

バジルを冷蔵保存する場合、
湿らせたクッキングペーパーにくるんでポリ袋に入れて密封すれば、
バジルが黒ずんでしまうのを防ぐことができます。
保存期間は2~3週間が目安です。

バジルを冷凍保存するのであれば、
バジルの水気をふき取ってタッパーなどに入れておけばOK。

保存期間は2~4週間ですが、
空気に触れたり、解凍するとすぐに黒ずんでしまうので、
料理に使う際は冷凍したまま使うと良いです。

保存期間が最も名が亡くなるのは乾燥保存するやり方で、
1年くらいはバジルが長持ちします。

バジルを3,4日くらい天日干しにするか、
600Wの電子レンジで1分ほど温めれば、
保存できる乾燥状態にできます。

スポンサードリンク

シェアする

フォローする