バジルとトマトの寄せ植え相性は?シソ(大葉)、ミント、パセリは?

バジルと寄せ植えされる植物(ハーブ)には、

  • トマト
  • シソ(大葉)
  • パセリ
  • ミント

といったものがあり、特にトマトとバジルを寄せ植えする人が多いです。

トマトとバジルとと言えば料理の相性も良いですし、
コンパニオンプランツと言って栽培時の相性も良いので、
寄せ植えには持ってこいの組み合わせです。

バジルとトマトならわざわざ、
鉢・プランターを別々にせず一緒に植えることができます。

それに対して、シソ・パセリ・ミントなどとバジルを寄せ植えする場合、
鉢・プランターは分けたほうが良いです。

寄せ植えを成功させるには、お互いの成長を邪魔させないように
植物の特徴をよく理解しておく必要があるからです。

たとえば、ミントは害虫の嫌う香りを持っているので、
虫除け効果が期待できるものの、
ミントはバジルよりもさらに生命力が強いハーブなので
バジルと一緒に植えてしまうとバジルを枯れさせる危険があります。

最適なバランスに仕上げるのは難しいものがあるので、
別々の鉢・プランターに植えて近くに並べる程度の寄せ植えにするのが良いですよ。

バジルの寄せ換えはしないほうが良い?鉢を分ける?

植物同士には「相性」があり、相性の良い植物を一緒に植えると、
お互いの弱点を補いつつ、長所を伸ばすことができるので成長を促すことができます。

植物の相性を考えて一緒に植えて育てることを「寄せ植え」というわけですが、
バジルと寄せ植えされる植物(ハーブ)には、

  • トマト
  • シソ(大葉)
  • パセリ
  • ミント

といったものがあり、特に人気があるのはトマトですね。

後で詳しく説明をしますがバジルとトマトはコンパニオンプランツと言って、
非常に相性の良い寄せ植えパターンです。

ベランダ菜園初心者でもバジルとトマトの寄せ植えなら失敗することはないでしょうが、
逆に言うと、その他の植物とバジルを寄せ植えするのは、難しいと思ったほうが良いです。

相性が良い植物があるということは、逆に相性が悪い植物というものがあり、
それぞれの性格を考えて寄せ植えをしないと育てにくくなります。

お互いの成長を干渉し合ってしまい、枯れてしまうこともあり得るので、
バジルとトマトのような代表的な組み合わせ以外の寄せ植えは、あまり試さないようが賢明です。

同じプランターで土に仕切りを入れて寄せ植えする

ただ、ミントのように虫除け効果がある植物と寄せ植えできたら、
天然の害虫対策になります。

寄せ植えをしたいのであれば、一緒の鉢・プランターに植えるんじゃなくて、
鉢・プランターを別々にして植えて、近くに寄せる程度にするのが良いです。

もしくは、同じ鉢・プランターで育てるにしても、
土に仕切りを入れてお互いの干渉をできるだけ抑えるようにすれば、
寄せ植えで失敗する確率を減らすことができます。

バジルとトマトは寄せ換えの相性抜群!

バジルと寄せ植えする野菜はトマトを選べば、
まず失敗することはないでしょう。

バジルはハーブの中では比較的乾燥を好む方なのに対して、
トマトは多くの水分を必要とするため、バジルとトマトを一緒に植えると
水分バランスを保ちやすくなります。

バジルとトマトと言えばパスタやピザの定番中の定番で、
料理の相性も良いので、収穫するとすぐに消費することもできます。

どちらかというとヨーロッパでバジルとトマトを使った料理レシピが多いのは、
バジルとトマトを一緒に植えることが多かったからだと思われます。

バジルとトマトの寄せ植え方法

バジルとトマトの寄せ植えするなら、トマトの苗を中心にして、
その株元にバジルを植えると良いです。

あまり近づけすぎるとバジルとトマトの根が絡まりあってしまいそうですが、
トマトとバジルの根の長さを比べると、トマトの方が圧倒的に深く伸びるため、
根っこが絡まったり競合することがないので、枯れることはありません

トマトは水分を好むとはいっても、水分を上げてもいけないんですが、
バジルと寄せ植えをすると余分な水分をバジルが吸収してくれるので、
トマトの成長を促すことができます。

コンパニオンプランツとは?

コンパニオンプランツとは、
すぐそばに植えることで、生長促進や病気予防など、
お互いに良い影響を与えあう植物の組み合わせのことです。

共生植物とも呼ばれますが、バジルとトマトを寄せ植えすることで、

  • 水分調整
  • 害虫駆除

といった効果が期待できます。

トマトは害虫が発生しやすく、病気にもなりやすいものの、
バジルと寄せ植えすることでトマトから発せられる害虫が好む臭いが拡散され、
害虫が寄り付きにくくなります。

共生植物にはいろいろは組み合わせがありますが、
効果については、まだ科学的な裏付けがないケースが多いようです。

また、化学肥料や農薬などの化学薬品のように劇的な効果が期待できるわけでもないので、
バジルとトマトを寄せ植えしたからといって、
害虫が絶対によってこないわけでないので注意が必要です。

シソ(大葉)もバジルの寄せ換えの相性良し

シソ(大葉)もバジルも同じシソ科に属する植物なので、
寄せ植えに適した組み合わせです。

シソもバジルと同じくらい生命力が高いので手入れも簡単で、
あまり手をかけなくてもどんどん増えてくれます。

シソもバジルと同じように直射日光にあてるんじゃなくて、
日陰で育てると葉が柔らかくなるので、料理に使いやすくなります。

ただ注意点としては、同じシソ科の近縁の植物なので
バジルとシソは交雑してしまう可能性が高いこと。

花を咲かせて種も収穫して翌年もバジルとシソを育てるつもりだった場合、
バジルとシソの合わさった雑種ができる可能性があります。

最終的にはバジル・シソの両方の特徴を失って、
単なる雑草と化してしまうものの、種を収穫して再利用するつもりがなければ、
交雑の心配はないので、バジルとシソを寄せ植えしても問題はありません。

シソの香りを逃がさない収穫方法

シソと言えば、あの香りを期待して育てるんじゃないかと思いますが、
実際に育ててみるとそれほどシソの香りはしないかもしれません。

どうやらスーパーなどで売られている大葉というのは、
品種改良を重ねて味や香りが強化された販売用の種子から作られていて、
一般には流通していないようだからです。

シソは手軽に栽培できるので、
農家としても品種改良された種が流通してしまうと、
商売が成り立たなくなりますからね。

では、できるだけシソの香りを逃がさすに収穫するにはどうすれば良いのかというと、
シソの葉っぱの裏側のつぶつぶに気を付けます。

シソのあの香りの正体は、腺鱗(せんりん)といって、
金色の小さいつぶつぶの中に詰まっている香りの原因物質です。

せんりんは簡単に潰れてしまうので、
葉を摘んだ際に知らないうちにシソの香りが揮発し、
香りはすぐに逃げてしまうことがあります。

シソを収穫する際は葉っぱに触れないように
葉っぱの根元の方を切って収穫するとよいです。

料理に使う際もできるだけ葉っぱには触れないように気を付けると、
より香りを味わえるようになります。

シソジュースの作り方

しそが旬を迎えるのは5月頃から7月頃までなので、
ちょうど梅酒や梅シロップを作る時期と重なります。

そこで梅シロップや梅酒を作るついでに、
シソジュースも作ってみると良いんじゃないでしょうか。

シソジュース作りは非常に簡単で、
赤しそ・レモン汁(クエン酸)・砂糖を水に溶かして煮るだけ。

  • 赤しそ 300g
  • 砂糖 600g
  • レモン汁 100ml
  • 水 2000ml

といった感じで、赤シソの2倍の砂糖を用意して、
レモン汁は味を見ながら加えても構いません。

だいたい最初の半分くらいの量まで煮詰めたらシソジュースの完成です。

シソジュースは日持ちするので賞味期限(消費期限)は長く、
ペットボトルに入れて冷蔵庫に入れておけば1年くらいは飲み続けられます。

シソと大葉の違い

シソと大葉は、同じ植物のことを指して言われることが多いですが、
正式には、大葉は青紫蘇、葉が赤い赤シソがシソのようです。

アオジソ(大葉)とアカジソを両方植えれば、
お互いの生長を助ける働きもあります。

バジルとパセリは同じ鉢で育てられる

バジルとパセリはお互いがよく似た性格を持っているので、
同じ鉢・プランターで育てることができます。

どちらも明るい日陰と水はけのよい用土を好みます。

バジルもパセリも1年を通して栽培可能な1年草で、
平均気温20度くらいの環境で良く成長します。

水やりや追肥の頻度や量もバジルとパセリは同じような感じだし、
バジルによって来る病害虫(キアゲハなど)もパセリと一緒なので、
害虫駆除も同じようなやり方で済みます。

パセリの間引き・収穫について

パセリの収穫量を増やしたいと思ったら、
双葉が開いたら元気そうなもの2本だけを残して摘心をします。

その後、本葉が4~5枚に増えたら大きな茎を残して、
一本にすると良いです。

種から植えるとだいたい70日くらいでで収穫できるようになりますが、
収穫する際の目安は、本葉が12~13枚になっているかどうかです。

外葉から摘み取るようにして、最低でも10枚くらいの葉っぱを残すようにすれば、
株が衰えて枯れる心配もありません。

また長く収穫を続けるためには、花芽はつぼみのうちに摘み取って、
結実しないようにしましょう。

バジルとミントの寄せ植えは鉢を分けること

バジルに限らずミントを寄せ植えする場合、
鉢・プランターは絶対に沸けるようにしましょう。

ミントは地下茎で育つハーブなので、
放っておくと一緒に植えた植物の根を侵食してしまい、
しまいには枯れさせてしまうほど。

地表から見えるミント根っこだけを刈り取っても、
ミントの侵食をわずかに遅らせることしかできないので、
いつかは地面の中を通って他のところからミントが生えてきてしまいます。

一冬を超えてもミントは地下深くでしぶとく生き続け、
春になるとミントが乱れ座くようなことになりかねません。

ただ病害虫はミントの香りを嫌がるので害虫忌避の効果がありますから、
別の鉢に植えるようにして寄せ植えの隣に置くのがベストです。

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