[パワステ故障]車ハンドルが重い原因|重いハンドル修理代は?

 [投稿日]2017/10/16[最終更新日]2018/11/19

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タイヤは重い車体を支えているわけですから、本来であれば、
そう簡単に左右の向きを変えられるものじゃありません。

ハンドル(パワステ)を回すだけでタイヤの向きを変えられるのは、
油圧や電気の力を借りることで、ハンドルの回転操作を、
何倍ものパワーに倍増させているからです。

これがパワーステアリング(パワステ)という機能になります。

パワステハンドルの電動式・油圧式の見分け方

油圧式では、エンジン出力利用して、
オイル(パワステフルード)の油圧を取り出し、
ハンドルを軽い力で動かせるようにしています。

ハンドルを左右に回転させる際、エンジン出力によって、
油圧の圧力を高めると、パスカルの原理によって、
車体を支えるタイヤのような重たいものも動かせるようになります。

油圧式の場合、エンジン停止中は全く機能しないのが特徴で、
主にラック&ピニオン式とボールネジ式の2種類があります。

電動式ではモータを動かして操舵力を補助します。

エンジン出力を使用しないため、
ガソリンの無駄遣いを減らすことができ
燃費が良くなります。

ステアリング機構のどの部分を補助するかによって、

  • コラムアシスト型
  • ピニオンアシスト型
  • ラックアシスト型

の3種類に分類されます。

電動式・油圧式のパワステ見分け方

自分の車が電動式・油圧式を見分けるには、
エンジンを起動させずに電気系統だけをONにした状態で、
パワステハンドルを動かしてみるとわかります。

この状態でパワステハンドルを軽く動かせるなら電動式、
重くて動かせないようなら油圧式です。

もしくは、ボンネットを開けてエンジンルームを覗いたときに、
パワステフルード用があるかないかで、判断することもできます。

ちなみに、電動式パワステハンドルの故障が起きている場合には、
運転席のPS警告灯が点灯しているはずななので、
それで判断することもできます。

内蔵のコンピューターに履歴が残るので、
車を売るときには、ごまかしは利きません。

ではここから、
パワステハンドルが重くなる原因について、
油圧式・電動式・共通の3パターンに分けて、
紹介していきます。

油圧式

  • パワステポンプの故障
  • パワステフルード漏れ
  • パワステベルト劣化・破損
  • 連結部分の劣化・故障

電動式

  • 電動モーターの故障
  • コンピューターの故障
  • トルクセンサーの故障
  • 減速機の故障

共通

  • パワステギアボックスの故障
  • タイヤの空気圧不足・寿命

パワステポンプの故障

エンジン出力から油圧を取り出すのが、
パワステポンプの役目です。

このポンプに何らかの不具合が生じていると、
油圧が逃げてしまい、パワステハンドルが重くなります。

※油圧とはごく簡単に言うと、てこの原理を使って、
より小さい力で大きな力を生み出す仕組みのことです。

パワステポンプを交換するとなると、
パワステオイルを抜いたり、
次で説明するパワステフルード漏れも起きていた場合、
周辺部品を掃除しなければいけません。

部品自体の価格も高めなので、
修理費用も高くなりがちです。

パワステフルード漏れ

油圧をパワステハンドルに伝えたり、
ステアリンボックス内で潤滑油として
使われるのがパワステフルードです。

パワステフルードが格納されている
タンクやパイプに亀裂が入っていたり、
破損見られる場合、オイルが漏れてしまい、
油圧が逃げてしまいます。

「ウォーン」とか「ウィーン」といった
異音がすることも多く、車種によっては、
漏れた部分だけを修理するんじゃなく、
パイプ一式の交換が必要になることもあります。

修理範囲が広くなればなるほど、
修理費用もやはり高くなってしまいます。

パワステベルト劣化・破損

エンジン出力をパワステポンプへ伝えるのが、
パワステベルトの役割です。

ゴム製なので、パワステベルトが劣化していたり、
摩耗・破損が見られる場合には、
「キュルキュル」という音が鳴るのが特徴です。

もしくは、パワステベルトが緩んでいるせいで、
エンジン出力がパワステポンプまで
スムーズに伝わっていない可能性もあります。

車のゴム部品というのは、
経年劣化してひび割れたり破損しやすいので、

ある程度、長い距離を走ったり、
購入から10年くらい経過していた場合、
定期点検で変えたほうが良い部品です。

電動モーターの故障

電動モーターは、3つのタイプ別に
それぞれ特徴があります。

得意・不得意の特徴がはっきりしていて、
コラムアシスト型は車内のハンドルの根元に
モーターが設置されています。

ステアリングシャフトそのものをアシストするため、
大きな力を出しにくく、小型車に向きです。

ピニオンアシスト型は、ステアリングギヤのラック部分に
モーターが設置されていて、ピニオンギヤを介して
ハンドル操作をアシスト。

ラックアシスト型はボールネジを使って、
ステアリングラック自体をアシストするので、
大きな力を出しやすく、大型車で採用されることが多いです。

いずれにしても、モーターの交換が必要になり、
部品もかなり高額なため、修理費用も高くなりがちです。

どんなに安くても10万円以上は見ておいたほうが良いです。

コンピューターの故障

ドライバーのハンドル操作を、
ECU(エンジン・コントロール・ユニット)
というコンピューターを使って、
アシストしてくれています。

最近だと、ECUのおかげで、
「レーン補正」と言って、
走行レーンから外れそうになったら、
自動で軌道修正してくれる車種もあります。

ECUに何らかの不具合が起きたときにも、
電気信号がうまく伝わらなくなって、
パワステ操作が重くなってしまう
可能性があります。

たとえば、ECU部分に水が入ったりして、
電圧が下がると、電気切れに近い状態となり、
パワステ機構が上手く動いてくれなくなります。

トルクセンサーの故障

トルクセンサーとは、
ハンドルを左右にどれだけ回したのか?
を計測しているセンサーです。

計測したデータをECUへと送信することで、
スムーズに車の進行方向を変えるには、

あとどのくらい回したほうが良いのか?
あるいは、もう回さないほうが良いのか?
といった判断をしてくれます。

センサーが故障することで、
パワステハンドルのまわり具合をECUに正常にデータ送信できなくなり、
パワステハンドルが重くなる可能性があります。

パワステギアボックスの故障

パワステギアボックスとは、
ハンドル操作をタイヤに伝える部品です。

ラック&ピニオン式と、
ボール&ナット式というのがあるんですが、
主流なのは、構造がシンプルで低コストな
ラック&ピニオン式のほう。

片面に歯が刻まれた板状のラックギアが、
ステアリングシャフト先端についている
ピニオンギアを噛みあいます。

ステアリング(ハンドル)を回す動きを、
車輪の向きを左右に変える動きに変えてくれます。

油圧式の場合には、
このラック部分に油圧ピストンがあり、
ステアリング操作をアシストしてくれます。

ラックギアとピニオンギアが、
摩耗や破損をしていたり、

油圧式の場合には、
ピストン内のオイルが漏れないためのゴム部品<シール)
が劣化して、オイル漏れが起きている可能性があります。

タイヤの空気圧不足・寿命

タイヤの空気圧が減り過ぎていたり、
タイヤが寿命を迎えていて、
ゴムがカチカチになっている場合、
地面との設置面積が増えます。

摩擦がそれだけ強く働きますから、
パワステを重く感じるようになります。

関連ページ:タイヤの空気圧は高め?低め?スタッドレスタイヤの空気は?

連結部分の劣化・故障

パワステは様々な部品から構成されていますが、
これらの部品の連結部分に異常が見られる場合も、
やはりパワステが重くなることがあります。

部品が摩耗して噛み合わせが甘くなっていたり、
物理的に部品の位置がずれてしまって、
かみ合いにくくなっている可能性があります。

重くなったハンドルの修理費用

パワステが重くなると、
ハンドル操作に苦労はするものの、
とりあえず車が走らなくなったわけじゃありません。

ただ、金属部品が摩耗していたり破損していた場合、
いきなりハンドルが全く効かなくなる危険はあります。

もしくは油圧式の場合、オイルが完全になくなると、
金属部品が直接こすれあうことによって、摩耗が悪化。

本来ならば、部品洗浄で安上がりで済んだはずなのに、
部品交換もする羽目になって、修理費用が高くついてしまう
こともあり得ます。

では、重くなったパワステを修理するには、
いったいどのくらいの費用が掛かるのかといえば、
目安は↓のような感じです。

  • パワステオイル 4,000~10,000円(1,000~2,000円)
  • パワステギアボックス 150,000~300,000円(70,000~120,000円)
  • パワステポンプ 60,000~10,000円(30,000~50,000円)
  • パワステコンピューター 100,000~200,000円(70,000~80,000円)

※カッコ内は部品価格の目安です。

複数個所で問題が発生している場合には、
修理費用がさらに高くなってしまうので、
パワステを交換すべきか?それとも、
ここで売ってしまうのか?
よく考えたほうが良いですよ。

「パワステが壊れた車なんて、高く売れないだろ?」
と思うかもしれませんが、自社工場を持っていて、
部品も豊富に持っている場合には、
修理の手間もお金もほとんどかかりません。

自分たちが売りやすい車であれば、
意外と良い値段で買い取ってもらえる可能性があるんですよ。

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