雪道に強い車|外車はアウディ?北海道で雪道に強い車の定番は?

雪国に住むのであれば、
まず間違いなく車が生活必需品となります。

東京みたいな大都市とは違って、
公共交通機関だけで生活を完結させるのが難しいです。

僕も太っ腹なおばあちゃんに
新車のファンカーゴを買ってもらい、
乗り回していたんですが、
FFだから良くまぁ滑ること。汗

そのうえ、車体も随分と軽い方なので、
深夜であまり車がいない時には、
わざと急ブレーキ・急ハンドルをして、
滑り具合を楽しんだこともありました。

危険なのでやめましょう。。!!

関連ページ:マイナス10度の服装@マイナス8度以下マイナス15度の防寒対策

雪道に強い車を選ぶなら4WD一択!FF・FRは滑ること必須

ちなみに、僕の高校の友人に峠を攻める人がいたんですが、
彼の車はロードスター、RX-7といったFRタイプ。

一度、雪道で乗らせてもらったことがあるんですが、
ものの見事に滑りまくっていました。

北海道にいるときは、
他にもいろんな車に乗らせてもらったんですが、
やっぱり4WDの安定感は抜群です。

4輪駆動になると全然滑らない。
そして車体が大きければ大きいほど安定感も増します。

そういう意味では、
トヨタのランドクルーザーやハイラックスサーフは、
抜群の安定感があります。

雪道というのは、意外にでこぼこしているもので、
特にマンホール付近には結構大きな陥没ができたりします。

僕もファンカードで一度、陥没にはまってしまい、
なかなか抜け出せず泣きそうになりましたが、
4WDであれば、そういったシーンでも心強いですね。

というわけで、雪国で一冬を安全に過ごしたいのであれば、
4WDがおすすめなのですが、もう少し具体的に、
どんな車種が良いのか?っていう話をしていきます。

ただどんな車に乗ろうと、スタッドレスタイヤを履くことが大前提です。

また、雪が降ると車内に雪が入り込みやすく、
フロントガラスが曇りがちです。

曇り止めスイッチを押せばフロントガラスの曇りをなくしてくれるはずですが、
デフロスターという部品が故障していた場合、
フロントガラスの曇りが取れなくなってしまいます。

関連ページ:デフロスター効かない|車曇り止めボタンが効かない原因と対策

雪道を走る前にできればデフロスターも機能するかどうかを確かめておきましょう。

また、地味な所だと、雪が車に積もる前に、
ワイパーは立てておくのが雪国の常識になっています。

ワイパーを寝かせたままだとワイパーの劣化を速めてしまうので、
雪が降る中で車を長時間駐車しなければいけない場合には、
ワイパーを上げるようにしましょう。

関連ページ:ワイパーが動かない原因はナット?ヒューズ?修理方法は?

1.スズキのジムニーやエスクード

あまり予算がないのであれば、
ジムニーエスクードでも、
雪道はかなり安定して走ることができます。

ジムニーといえば、
アウトドア好きの人に好まれる車種で、
愛好家が存在するほどです。

現在は新車を注文しても納車まで、
数か月くらい待たされるほどの人気ぶり。

車体がそれほど大きくはないため、
車高をあげるといった改造をしなければ、
積雪自体にはあまり強くはないですね。汗

一晩で数十センチ単位で雪が積もることがあるんですが、
車を出せる状態になるまで雪かきする必要があります。

そんな日に限って寝坊した日には、
余計に時間がかかってしまい、イライラが募ります。。

2.トヨタのパジェロ

サーフとかランクルなんかも良いんですが、
価格的な手の届きやすさで言えば
パジェロが雪道走行には強いです。

友達がパジェロミニに乗っていたものの、
それでも、車に乗せてもらったときには、
ファンカーゴとは比べ物にならないほど、
安定した走りをしていました。

3.スバルのレガシー、フォレスター

スバルは雪道には定評がある車が多いですね。

北海道にいたころは、
レガシーフォレスターもよく見かけました。

ツーリングワゴンタイプで雪道に強い車を探すなら、
スバルで選ぶのははずれがないと思います。

アクティブトルクスプリットAWD
というシステムを搭載していて、
車の滑り具合を察知しつつ、
タイヤの回転をコントロールしてくれるんだとか。

雪道になると特に
発進するときにタイヤが空転することが多いものの、
前後のタイヤへうまくエンジンのパワーを分散させ、
スムーズな発進となるようにサポートしてくれます。

4.アウディのクアトロ4wdシリーズ

貧乏人が多い(?)北海道では
ほとんど見かけなかったのですが、
アウディも雪国には強い車メーカーらしいですね。

予算もありセダンタイプの4WDを選ぶのであれば、
アウディのクアトロシリーズがおすすめです。

スバルと同じように独自の4WDシステム「クアトロ」
を備えていて、タイヤの空転をリアルタイムで検知し、
最適な回転となるようにプログラム制御してくれます。

スバルのアクティブトルクスプリットAWDと
それほど変わらないという意見も見かけますが、
ESPというスリップ防止システムも備わっている分、
アウディに軍配が上がると感じています。

ただアウディのクアトロのデメリットは、
とにかく価格が高いこと。

少なくとも400万円くらいの予算
覚悟しなきゃいけません。

ということで、
車選びは使い方だけじゃなくて、
予算や割引とも深いかかわりがありますから、
自分のライフスタイルにはまりやすいタイプを選びましょう。

フルタイム4WD VS パートタイム4WD

4WDはFFとかFRに比べて
雪道では滑りにくいのは間違いありません。

FF・FRだと発進に苦労するような路面でも、
4WDならすぅーっと発進できたりします。

燃費こそ落ちるものの、パートタイム4WDみたいに、
二輪駆動と四輪駆動を切り替えられるタイプもあります。

夏場のように4WDである必要がない路面では、
確かにパートタイム4WDは重宝して、燃費節約になるものの、
雪道で油断して二輪駆動で発進してしまった結果、
タイヤが空転してツルツル路面をさらに磨くことがありえます。

なので、パートタイム4WDよりも、個人的には、
フルタイム4WDが良いように思います。

もしくは、パートタイム4WDにするにしても、
冬場は常にフルタイム4WDにしておくと良いですね。

4WDでも滑るときは滑る!

4WDは雪道で本当に心強いものがありますが、
結局のところ、どんな運転をするか?
の影響がものすごく大きいです。

4WDであっても、下手な運転をしてしまうと、
簡単に車は滑り始めるので、雪道走行で覚えておきたい、
滑らない運転のコツをいくつか紹介していきます。

1.急ブレーキ・急発進・急ハンドルをしない。

当たり前ですね^^;
急がつくことは雪道では避けましょう。

あらかじめ、車が滑ることを見越して、
信号が変わりそうなときには早目に減速しておく必要があるし、
車間距離も十分に空けておくべきです。

雪道に慣れている人だと、(特にタクシーだと)
車間を詰められることがありますが、
決して!真似しちゃいけません。

関連ページ:車間距離目安|高速道路・雪道・停止時は?空けすぎ車間距離は?

ちなみに、止まった状態から走り出す際に、
タイヤが滑って空転してしまう場合には、
タイヤをそぉ~~っと回転させるようにゆっくりと指導させましょう。

高校の物理で習ったように、
動摩擦力よりも静止摩擦力の方が大きいので、
タイヤをゆっくり回したほうが雪道を噛みやすくなります。

ちなみに、ブレーキの制動距離は
タイヤの状態にも左右されます。

タイヤの側面がひび割れているような状態だと、
タイヤのゴムの劣化がかなり進んでいる証拠なので、
早目に交換をしたほうが良いです。

関連ページ:タイヤひび割れ原因と補修・交換時期|側面のひび割れは大丈夫?車検は?

タイヤにひび割れが見られなかったとしても、
タイヤの空気圧も適正値に保っておくことが大切です。

タイヤの空気圧が下がってしまうとブレーキの制動距離が長くなってしまったり、
燃費が悪くなる直接的な原因となります。

タイヤの空気圧ならガソリンスタンドでも無料で点検してくれるものなので、
給油のついでにチェックしてみると良いですよ。

関連ページ:タイヤの空気圧は高め?低め?スタッドレスタイヤの空気は?

ただタイヤを購入してからすでに4年くらい経過しているような場合、
タイヤのゴムはかなり劣化をしているはずなので、
早めにタイヤ交換をすることをおすすめします。

関連ページ:タイヤ交換の目安@工賃の相場は持込でも高いから自分でやってみよう。

2.ハンドルを曲げている最中にブレーキをかけない。

例えば山道でコーナーを曲がっている最中、
ブレーキを踏んでしまうと、
絶望的な結果になる危険があります。

めちゃくちゃ簡単にドリフト走行状態になります。

山道のカーブで谷の方向へ滑ったり、
対向車線にはみ出したり。

ABSも、こうした滑り方にはかなり弱いので、
ハンドルを曲げているときにはブレーキは踏まない
ようにしましょう。

どうしても減速したいときには、
エンジンブレーキを使ってください。

山の雪道を下るときにも、直線のうちにしっかり減速しておいて、
十分に速度を落とした状態でカーブを曲がるようにしましょう。

関連ページ:スタッドレスでもアイスバーンは滑る|ABSもブラックアイスバーンに無力?

3.轍(わだち)に逆らわない

雪道には、かなりはっきりとしたができます。

この轍というのがけっこう厄介な路面で、
むやみに抜け出そうとすると、
なぜか車の向きが大きく変わったりします。

意図せず、ドリフト走行することがあるので、
無理に轍を抜け出すのは危険です。

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轍ができている路面では、
轍に逆らわないように、素直に走行しましょう。

4.できるだけ車線の真ん中を走る

車線の歩道側、左車線の歩道側には、
雪の壁がうず高く出来上がっていることがあります。

この時、雪壁と路面との境目は、
直角になっているわけじゃなく曲線を描くように、
湾曲しています。

この湾曲が曲者で、不用意に雪壁に近づくと、
やはり、湾曲に乗り上げてつるっと滑ります。

なので、車線のできるだけ真ん中を走るようにしましょうね。

もし轍に逆らったせいで車が横滑りし始めたような場合には、
後輪側が滑っているときはハンドルを滑っている方向に切らなければいけません。

5.エンジンブレーキを使う

通常のフットブレーキに加えて、
エンジンブレーキも活用すると良いです。

車の仕組み上、フットブレーキだと車は滑りやすいものの、
エンジンブレーキは非常に滑りにくいので、
滑りやすい雪道・アイスバーンではかなり重宝します。

関連ページ:エンジンブレーキの使い方・燃費|坂道・雪道だと?

4WDだろうが滑るときは滑ることを踏まえて

日によっては、とにかく何をやっても滑る、
そんなときがあります。

こういった路面はマジでおっかなくて、
車同士でゴッチンコしないかヒヤヒヤするんですが、
どうしても滑ってしまうとき。

このままだと前の車とかにぶつかりそうになった場合、
最終手段として残されているのは、

雪壁に突っ込む

です。

壁と言っても雪ですから、
車がへこんでしまう可能性は極めて低いです。

気を付けなければいけないのは、
というか、気を付けようがないのですが、
雪壁の中に何があるのかはわからないところww

思わぬ構造物があったりする可能性があるものの、
車や人にぶつかるよりは、雪壁にぶつけたほうが、
リスクが低いのは間違いありません^^;