タイヤ交換の目安@工賃の相場は持込でも高いから自分でやってみよう。

僕が札幌に住んでいたころは
ファンカーゴに乗っていました。

車がそれほど大きくなかったので、
タイヤ交換と保管はそれほど面倒ではなかったのを
よく覚えています。

タイヤのサイズはそれほど大きい方じゃないし、車も軽い方。
楽々とジャッキアップしてタイヤを取り換え、
広々とした物置の隅っこにカバーもかけずに放置していたものでした。

その時は何も考えずに

「これでタイヤが転がったら大変だな。」

という理由だけでタイヤを横置き(寝かせ置き)にして、
積み重ねるように4つ分を縦に置いていました。

こんな風に適当に保管していたんですが、
調べてみるとどうやらタイヤを横置きするのは
正しいタイヤの保管方法だったようです。

タイヤの保管にあたっては、

タイヤの劣化をいかに小さくするか?

がポイントです。

横置きするのも劣化を防ぐのに一役買ってくれるわけですが、
下記にポイントをまとめてみました。

縦置きはタイヤの形をゆがませるのでNG

タイヤを長時間保管するなら、
走行中と同じ状態、つまり縦置きするのが良いのかな?
と考えてしまいがちですよね。

でも実際にはタイヤの形が歪んでしまう可能性があるので、
縦置きはあまり良い保管方法ではないそうです。

横置きの方がタイヤにかかる負担は小さく、
もっと言うとホイールを付けたままにしたほうが
タイヤの形が崩れずにすみます。

というか、わざわざタイヤの保管のために
ホイールを外す人なんていないでしょうね。

屋内でも屋外でも基本的にどっちでもOKだけれど、、、

保管場所は屋内や室内でも、
ベランダなどの屋外でもどこでもOKです。

ただし屋外に保管する場合には雨風にさらされないように
シートなどで覆うようにしましょう。

丁寧にシートをかぶせるようにすれば、
虫が繁殖したり雨がたまってひどい状態になるのを防げるますね。

あと室内に保管する場合、
例えばウォークインクローゼットなどの
スペースが空いている場合には、

タイヤを一つ一つ密封して保管すれば
ゴム臭に悩まされることはありません。

ネットを見てみると「サランラップでくるんだww」
というつわものもいたので、一応紹介しておきます^^;

他には空気圧をちょっと減らしてタイヤの負担を下げるとか、
バッテリーなどオゾンが発生するものからは
遠ざけるようにするなどの細かい注意点はありますが、

先ほど上げた2点に注意をしていれば、
タイヤの寿命を無駄に縮めることなく、
長持ちさせることができます。

関連ページ:タイヤの空気圧は高め?低め?スタッドレスタイヤの空気は?

タイヤの寿命は平均どのくらい?

ちなみにタイヤの寿命は走行距離によって
短くなることはあるものの、おおむね4年がめどになります。

なのでシーズンを4回(タイヤ交換を8回)過ごした場合には、
タイヤを保管するんじゃなくて破棄して、新品に切り替えるようにしましょう。

劣化したタイヤを使い続けても走行性能が落ちていますし、
なによりも燃費が悪くなっています。

関連ページ:車間距離目安|高速道路・雪道・停止時は?空けすぎ車間距離は?

安全は何にも代えが難いものがありますから、
下手に5年6年とタイヤを使い続けるんじゃなくて、
4年経過したらきちんと切り替えるようにしましょう。

走行距離がたとえ0kmでもゴム自体の寿命は4年くらいが目途になります。

スタッドレスで雪道・アイスバーン走行するなら早目のタイヤ交換は必須!

雪道・アイスバーンを安全に走行するには、
スタッドレスタイヤを装着しなければいけません。

実際に関越道では関越トンネルの前後(土樽PA・谷川岳PA)で、
スタッドレスタイヤを装着しているかどうかを目視でチェックしていることがあります。

スタッドレスタイヤは命の安全に直結するので、
タイヤ代をケチって寿命を迎えたスタッドレスタイヤを
無理に履き続けないようにしなければいけません。

関連ページ:スタッドレスでもアイスバーンは滑る|ABSもブラックアイスバーンに無力?

タイヤを新品に交換する目安について

タイヤ交換の目安として4年という使用年数がありますが、
他にもタイヤの状態によって交換すべきかどうかの
ポイントがありますので、紹介すると、

1.タイヤの側面(接地面ではないですよ)に細かいひび割れが起きている場合
2.タイヤ接地面の溝が3.2mm以下にすり減っている場合

といった点があります。

タイヤの使用年数(製造年数)に関して実は、
タイヤの側面を見ると確認することができます。

4桁かもしくは6ケタの数字が書かれているところがあるはずで、
4桁の場合にはその数字そのものが製造年数になります。

6ケタの場合には最初の2ケタが製造された週
その次の下四桁が製造年を示しています。

最初の2ケタが「32」の場合には8月くらい、
下4桁が「2009」の場合には2009年
という意味になります。

つまり「322009」となっていた場合には、
2009年8月くらいに製造されたタイヤ
だということがわかりますよ。

タイヤ交換をするときくらいじゃないと、
タイヤなんて間近で見ることはないと思いますから、
確認してみてはいかがでしょうか??

その際、ついでにタイヤのひび割れが見られないかどうかも
一緒にチェックすると良いですね。

関連ページ:タイヤひび割れ原因と補修・交換時期|側面のひび割れは大丈夫?車検は?

自分でタイヤ交換する際の注意点

冬に備えてスタッドレスタイヤからノーマルタイヤへ、もしくは、
冬が終わって雪が解けてノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに交換する際、
タイヤをしっかり装着するように気を付けましょう。

タイヤの取り付けが中途半端だったり、
ナットの向きが逆だったりすることで、
運転中にタイヤが外れる危険が高くなります。

実際にこんな事例も起きているので、くれぐれも注意をしましょう。

冬タイヤの保管方法と夏タイヤとの燃費比較

北海道にいたころは雪の季節が近づくと「今年もタイヤ交換しなきゃな~~」と思うようになり、初雪が降るタイミングを肌で予想して(肌で感じる気温の低下を感じて)自宅で自分でタイヤ交換したものでした。

冬タイヤ・夏タイヤのタイヤ交換は割と簡単で、車をジャッキアップした後、専用工具でホイールのナットを外し(タイヤ1つにつきナット4つ:合計16個を付けたり外したりします)、タイヤを付け替えるわけですが、

外車とか大型車ではなくて普通の軽自動車・乗用車なら女の人でもタイヤ交換は自分でできるんじゃないかなって思います。

タイヤは重いのは確かですが、何十キロもあるわけじゃないので。

北海道で暮らしていた分、冬道の怖さは身を持って知っていて、東京で雪が降って交通マヒなんかしている
ニュースを見ると「夏タイヤだからしょうがないよね~~」と同情というか憐れみみたいな感覚になります。

雪道を夏タイヤで走ろうとするのは本当に自殺行為に近く、たとえていならばつるつるのスケートリンクを底がつるつるの靴で歩くようなものに近いです。

止まろうにも止まれない、発進しようにも発進できないのは本当に怖いものです。汗

ただちなみに、北海道でも初雪が降ったというニュースがあると、毎年必ずと言ってよいほど車同士の追突のニュースも取り上げられ、その原因は、夏タイヤから冬タイヤへの交換がまだだったせいです^^;

雪が降っていない乾いた道を冬タイヤで走るのは、スタッドレスの突起を無駄に痛めてタイヤの寿命を減らしてしまうので、あまりやりたいものではないですし、何よりも燃費的な心配があります。

一般的に冬タイヤは夏タイヤよりも燃費が悪いと言われているものの、確かに夏よりも冬の方がリッター当たりの走行距離がだいぶ短くなる気がします。

冬道を冬タイヤで走ると、夏道を夏タイヤで走る場合に比べて大体20%くらい燃費が下がるような印象がありましたが、そもそも、北海道にいたころは、エアコンなんてほとんどつけなかったです。

北海道内をドライブする文には交通量も少ないですから、ブレーキやアクセルを踏んだり離したりするのが少ないという、ちょっと特殊な条件下による比較です。

冬タイヤは確かに燃費がちょっと悪くはなりますが、個人的にはどんな運転の仕方をするか?エアコンなどの利用をどれだけ我慢できるか?の方がずっと燃費節約効果があると感じています。

夏タイヤも履き潰してしまえばそれだけ燃費が悪くなりますので、余り古くならないうちにタイヤを新品に交換するほうが良いですね。

燃費以外にも車の維持に関しておカネを節約しようと思ったら、まずは自分でできることはできるだけ自分でやるのが、当たり前なんですが効果的です。

タイヤ交換はオートバックスに頼んだとしても、ワイパー交換・ウォッシャー液の交換なんかは自分で簡単にできます。そんなちまちましたところじゃなくてもっとガツンと維持費を節約するのであれば、車検を自分でやってしまうのも車検費用を大幅に節約できるのでお勧めです。

車検と言えばディーラーさんへ持っていくか、近所で比較的安いところを見つけて頼むが一般的だとは思いますが、最寄りの陸運局へ自分で車を持ち込んで、自分で検査・自分で書類作成をすれば感覚としては通常の半分くらいの費用で済ませることができます。

関連記事:
車検はどこがいい?車検を安く済ませるにはディーラー以外?

特に古い車を乗っている場合、製造から10年が過ぎると車検の頻度が1年に1回になってしまいます。

最近の車の場合だと10年を過ぎても2年に1回の車検で済むようになっていますので、11年、12年、13年と乗り続けた場合、10万円以上もの車検費用を余計に支払うことになります。

車は総走行距離が長くなったり古くなると当然、エンジンが古くなって燃費が悪くなっていきますから、10年をめどに買い替えを検討することをお勧めしますよ。

ちなみに、ネットを使えば自動車買取りの一括見積を手軽にできてしまいます。自動車の買い取り金額は業者によってびっくりするほどの開きが出ることはよく聞く話で、特にその地域で需要があるかないか?が買い取り価格に大きく影響するようです。

つまり、あなたの住んでいる地域だとあなたの乗っている車は人気がなく買い取り価格が安かったとしても、ほかの地域の買い取り業者だとずっとずっと高い価格を提示してくれる可能性がありますので、自動車を買い取ってもらうなら、見積もりを比較するのは欠かせませんよ。

他にも、自動車の維持コストを下げる方法として有効な方法を紹介すると、自動車保険(任意保険)の見直しがあります。

リスク細分型と言って、保険会社は年間実走行距離や使用用途、運転者の年齢など6つの観点から自動車保険の価格を産出するようになっているものの、各社によって評価の方法がバラバラです。

同じ補償内容でも保険料が安いところ・高いところで違いが生まれ、特にネット系と言って店舗を持たずに人件費を節約している保険会社はガクンと保険料が下がることがあります。

同じ補償内容なのに高いお金を払い続けるのは、お金を無駄にしているようなものですし、その保険会社を使い続けていれば、この先もずっと無駄なお金を払い続けることになりますので、自動車保険の見直しもぜひやっておくようにしましょう。

自分の今の保険料が適正なのかどうか?の確認をする意味でも、ネットを使って自動車保険の一括見積をしてみるのをお勧めします。